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「240も種類があってよく混同しませんね」とよく言われます。いくら木のプロと言えどもいきなり240種類のかけらサイズの木を並べられて、全ての名前を正確に当てろと言われたら、全問正解できる人はほとんどいないと思います。さらにそれがオイル塗装前の状態であれば、ほぼ不可能だと断言してもいいでしょう。【森のかけら】は、植物性オイルを塗っていますが、そうすることによってオイルが材に浸透し、本来持っていた木の色彩感が鮮やかに浮き上ってきてくるのですが、無塗装だとどれもこれも似たり寄ったりの色合い。
オイルを塗ると、オイルの香りが強くて木の香りが楽しめなくなるので、無塗装のモノが欲しいという問い合わせも時々いただくのですが、私は香りよりも色合いの方に重心を置いて【森のかけら】を作り始めましたので、今のところは無塗装バージョンはお断りしています。また、上述した通り、塗っていないかけらは恐ろしいくらいに地味なのです!そもそも世界のかけらに比べると、日本のかけらの方がかなり地味ですが、無塗装だと更に個体差が分からないほどに地味になり、華やかさが欠けてかなり物寂しい感じになってしまうので私的にはNG。
木をどういう視線で捉えるかは人それぞれですので、いや私はどうしても香りを楽しみたいという方は、それでいいと思います、ただ私的には香りよりも木の色の方に強く惹かれるという事。香りについてはまた別の形で商品化するつもりでいます。それと、イメージ的にかけらを鼻に近づけると爽やかな木の香りが鼻腔をくすぐると思われている人も多いのですが、多くのひとの手を経て商品化される【森のかけら】は、無塗装であっても実際そこまで香りの強いものはごくわずかなのです。青森ヒバ、クスノキ、ハードサイプレス等々。
しかもその香りの源は赤身部分にあるので、カットした部位によればクスノキでも香りに希薄なものもあります。なので香りを楽しみたい〜という目的で購入されるとガッカリされるかもしれません。日頃から木に囲まれた環境で仕事をしていると、いいなあなんて仰っていただく香りフェチの方もいらして、改めて自然素材で飯を食わせてもらっているという自分の置かれた環境のありがたさを感じることもあります。ところが長年そういう環境にいると香りに麻痺してしまって、一般の方ほどに木の香りに気づかなくなってしまうものなんです。
クスノキなどの香りの強い、いや強烈なものを製材したり加工する時は、匂いとの戦いですし、自宅に帰っても子どもに「臭~い」なんて言われるほどに体に匂いが染みつきます。またローズウッドなどバラ科の木を削る時などは、甘いバラの香り・・・なんて感傷は吹っ飛ぶほど!ドギツイ大量の香水を浴びながら加工しているような感じになって、メガネをしているとレンズが曇るのが嫌でマスクなしで作業するのですが、長時間していると悪酔いしそうに。他にもタモやケヤキ、ラボアなど心構えの必要な木は多数あります。
毎年のことなのですが3月になると年度内予算を消化したりする都合もあるのかもしれませんが、学校などの公共施設から【森のかけら】への注文が増加する傾向があります。どういう事情であれこちらにとってはありがたいことなので、おとなの事情を詮索するつもりはありませんが、想定以上に急に注文が増えるともともと品薄の『かけら』について欠品が発生して大変ご迷惑をお掛けする事になってしまうので、それがとっても心苦しいのです。
先日も東北地方からのご注文が重なったため、品薄だった『秋田杉』に欠品が発生!東北だけに限らず、それぞれ地元の木が含まれているのであればそれはキープしたいのは心情。【森のかけら】は、240種の中から在庫のある100種または36種をセレクトして桐箱に詰めるという商品ですが、『自分で好きな木を選ぶコース』か、こちらにすべての選択を委ねていただく『お任せコース』の2通りがあります。圧倒的に自分で選ぶ方が多いです。
木材関係の仕事をされている方でもなければ、名前を聞いた事も無い木が多いでしょうから、お任せいただく場合もあるのですが、その際でも「これとこれとこれは入れて欲しい」という指定が入る場合があります。特に『ご当地』の木については必ず入れて欲しいという特記が付きます。四国からであれば四国の木、長野であれば長野の木、北海道であれば北海道の木という具合。入荷見込みの無い場合は心を鬼にして諦めていただくしかないのですが・・・
なるべく欠品を解消したいのはやまやまでして、今回も欠品した『秋田杉』も何とかせねばという事でついに禁じ手の封印を解く事に!そう、少し大きめの板の端っこを、気づかれないうちにそっといただくのです。牛のお尻の肉を少しいただいてステーキにするなんて漫画のような話。別に堂々といただければいいのでしょうが、端材を基本原料としているため大きな板からおすそ分けをいただくなんて事はどうしても気が引けるのです。
そんな中で、せめて少しでも本体に負担の少ない手術をすることは命題ですので、なるべく丸味があるものとか傷や割れのあるものを探し出します。不謹慎ながら、そういう時は「どうにかもうこれならおすそ分けをいただいても仕方がない」と諦めのつくような材が現れますようになんて祈ってしまうのです。たまたま丸味付きの秋田杉が出て来てくれましたので、そっとそお〜と、端っこの方を少しだけおすそ分けさせていただきました、感謝!
先日のブログで、年度末に向けて倉庫の整理をしている事を書きましたが、自分ではかなり頑張っているつもりでもなかなか他人には成果が見えないようで、ただヨコにあったモノをタテにしただけとしか映っていないことにショック。これではいかんと成果を目に見える形にする事にしました。もしモザイクボードよりも小さなサイズの商品が完成していたらこの整理も出来てはいなかったのですが、幸か不幸か今はまだその出口は開通しておらず。
小さすぎる端材はもう断腸の思いで「見なかったことにする」しかありません。そういう時に三国志好きとしては、『泣いて馬謖を斬る』の言葉が頭をよぎるのです。モザイクボードにもなれない更に小さな小さな端材は溜まる一方になるので廃棄せざるをえません。そんな時の気分は諸葛亮孔明。廃棄される端材に向かい「すまぬがお前だけを見逃してやるわけにはいかんのだ。それでは他の者への示しがつかんのだ!」涙を拭きながら焼却炉に投下・・・
毎度毎度そんな事をしていたら仕事にもなりませんが、気持ち的にはそんなところです。まあ焼却処分するのは本当に加工するのも危ないぐらいのきれっぱしかペラペラの薄板で、まあ同業者から見れば残した端材だって廃棄扱いされるぐらいのものでしょうが。そんな葛藤の末わずかなスペースを切り拓き、毎月の目玉商品を展示するコーナーを設置。平素から一般の方が端材をお求めにやって来られますが、常に一緒に倉庫内を案内でするというわけにいきませんので、50円とか100円の格安の端材コーナーも設置。とりあえず徐々にではありますが倉庫の大改造のための始めの一歩を踏み出してみました。いつまでこの状態が続くのか、それがもっとも危ぶまれる事ではありますが・・・。
今月は、国産のクリの耳付き板。表面をサンダーで磨いて植物性オイルを塗装しています。長さ2m、幅およそ500mm、厚み50mm程度の小さなカウンターサイズですが、家具としてだけでなく木工細工にも使っていただければと思います。端の方に軽微な虫食い穴が数か所ありますがご興味のある方は実物にてご確認ください。非常に木目の面白い板です。思惑通り売れていけば順々にスペースも拡大して順次特価品を展示していくつもりです。
昨年末にフルーツウッドの神さまからいただいたフルーツ系の木はまだ乾燥中ですが、同時期に欠品していた幾つかの樹種の補充も出来ましたので、年明けから【森のかけら】の仕上げ塗装にお励んでおります。数回に分けて加工していた樹種がまとめて仕上がってきたので、結構な数が事務所内にところ狭しと並べられています。少しは欠品も解消されてきたものの、まだ幾つかの樹種が慢性的品不足状態で、大変ご迷惑をお掛けしております。
年明け早々から【森のかけら】へのご注文をいただいておりますが、最近多いのは大学や高校などの学校関係や、地方の独立行政法人や公共機関などですが、その使い道として多いのは、木のテクスチャーを確認する樹種サンプルにするのと、イベント等で参加者に触ってもらう、楽しんでもらうためという2通りに大別出来るようです。昨年から、学校関係・行政関係の皆様向けに、商品納品後のお支払対応もさせていただいております。
全国の代理店さんからもご注文をいただいているのですべて使い道の確認をしているわけではありませんが、イベントなどで参加者に楽しんでもらえたなんて報告をいただくとありがたいものです。先日も、千葉県で自然素材住宅を手掛けられている㈱ヤワタホームさんから追加でもう1セットご注文をいただき、開催された自社のイベントで展示され、お客さん達に触っていただき好評だったとのお便りをいただきました。
お陰様で発売開始から6年が経ち、【森のかけら】も北海道から沖縄まで全国各地に巣立っていかせていただきました。何のつながりもなかったところから、かけらのご縁でつながりが出来てその後交流が続いているケースもあり、本当にありがたい限りです。ただの木のキューブの集合体ではありますが、沢山揃うとこれほど人を惹きつけて止まないのは、もっと知りたい、見たい、学びたいという人間の本能なのかもしれないと思うのです。
うちから巣立った『かけら』たちが全国でどういう風に使われたり、利用されているのかはいつも気になるところですが、マニアックな個人ファンはシャイな方が多くて、なかなかその実態を知ることが出来なかったのですが、こうしてその様子を教えていただけると励みになります。こういう出会いが、こどもたちの『木に興味が湧く』きっかけにでもなれば嬉しいです。さあ、今年も1つでも多く『かけらの種』を播けるよう頑張ります!
今年も1年間、「モッタイナイ、モッタイナイ」と御題目を唱えながら端材を捨てずに商品化したりと大切に扱ってきた材木屋の親父の日々のマニアックな仕事ぶりを天界からそっとご覧になっていた雑木の神さまがいらしたようで、先日その神様から素敵なプレゼントが届きました。木を大きく分類すると広葉樹と針葉樹に分類されますが、建築用材として常に光やスポットライトが当たるのはスギやヒノキなどの針葉樹です。広葉樹は統計などでも『雑木』とひとくくりにされるほど冷遇されています。
それは針葉樹と広葉樹の蓄積量の圧倒的な差があることや活用範囲の広域性などから考えれば仕方のないことではあるものの、世の中には常にひねくれ者がいて(またそういう者がいるからこそ世の中は多様で活力もあり面白いのだとも思うのですが)、冷遇される雑木をこよなく愛すマニアックな一派がいます。またその雑木と呼ばれるグループの中にも、ケヤキやサクラ、ナラ、タモなどのようにエース級のものもいれば、クロガネモチなどの街路樹系や公園樹系、灌木、庭木など細かく分類されます。
さらにもっとマニアックなものとしては、材よりも実の方に圧倒的価値のあるリンゴやブドウ、カキ、ナシなどフルーツウッド系の木があります。これらの木は収穫を効率化させるために枝を上へではなく横に水平に広げるよう剪定されるため、幹や枝が曲がりくねる事が多く、大きくなるための栄養を実に回してしまったため決して大木となる事はなく、材としては非常に取り扱いにくいもの、恐ろしいほどに緻密で滑らかなフルーツウッドに強く惹かれるひねくれ者は沢山いて、私もそのひとりです・・・。
話が横に逸れてしまいましたが、雑木の神さまから届いたプレゼントは、リョウブ、フジキ、ユズリハ、ハゼノキなどの広葉樹で、偶然というかピンポイントで狙ったかのように【森のかけら】で長らく欠品が続いていたものや、ストックが少なかったモノばかり。他にもナシやカキなどのフルーツウッドの木も含まれていました。嗚呼、神さまはしっかり見守ってくれていたのだ・・・この嬉しすぎる雑木の神さまからのプレゼントの中身については、年明けに改めてご紹介させていただきます。
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