当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。
| 言い伝えによると、徳川三代将軍家光の時代に、大洲地方を収めていた大洲藩主加藤泰興が江戸への参勤交代の際に、中山町で採れたクリを献上し喜ばれたとされています。そういえば、実家付近にある「栗田」や「栗の木」などの地名も栗栽培と関わりがあるのかもしれません。しかし、京都の丹波栗や高知の栗焼酎『ダバダ火振り』などと比べても知名度は低く、PR下手はもはや愛媛のお家芸。ならばせめて愛媛のクリを「食」ではなく「材」の立場から応援してみると・・・。 | ![]() |
![]() |
数年前から取り組んでいる愛媛の広葉樹への取り組みですが、初期に引いた材がすっかり乾燥してようやく使えるレベルになってきました。樹種や個体差もありますが、原木を耳付きのまま挽いて3、4年じっくり天然乾燥で寝かせてから使う予定でいたので、思惑よりも1年ぐらい早いのですが比較的材が、小さいのと風通しのいい場所に保管していたこともあって使用に際して問題ない状態です。樹種としてはケヤキ、サクラ、クルミ、ミズキ、クリなど。ナラはもう少し寝かせます。 |
| クリといえば、弊社の敷地に植えたクリの木にも青い実がついていました。まだまだ食用になるようなレベルではありませんが、直径100ミリにも満たない小さな木にもしっかり実がついている様子は何とも健気で可愛らしいものです。数年前から実がつき始めたようですが、『桃栗3年柿8年』の言葉通り3年ぐらいかかるもの。気にしていなければあっという間の3年も、まだかまだかと期待して待っていれば長い年月。事務所側に植えたトチには今年も実がつかず・・・。 | ![]() |
![]() |
クリの花が咲いたり、クリの実がつくのは6月頃なので、クリの花は夏の季語とされていますが、クリの実は秋の季語とされています。それで弊社としては、秋の味覚としてより身近でクリを感じられる秋、10月をクリの誕生月に設定しました。つい最近まで白いクリの花が咲いていたと思っていたのにもう実がついていて、木とのつき合いは長いようで短く、短いようで長いものです。まあ、いくらこのクリが大きくなっても伐採して床材にしようとは思いませんが。 |
| 中川原商店さんの土場に積み上げられていた大きなクリの原木を思い出すと、弊社のクリの木のなんとつつましいことか!そこで思うのが、クリの木言葉。いくつかあって代表的なものは『公平』ですが、一方で逆説的な『贅沢、豪奢、満足』などの言葉もあります。恐らくそれは、クリのように大きく立派になる木(贅沢、豪奢)は、そこに集まる鳥や虫や周辺の木々たちにも公平であれという意味があるのではないかと思うのです。それは木だけでなくひとの世界でも同じこと | ![]() |
先日、オープンして間もない久万高原町の道の駅『天空の郷(さと)さんさん』に行く機会がありました。早朝から久万への木材の配達の途中で立ち寄ったのですが、開業してまだ数日ということもあって朝の開店直後にも関わらず、駐車場はもとより店内にも沢山のお客さんの方がいらっしゃいました。久万高原町は愛媛県内有数の林産地で、弊社でも国産材の多くをこの町から仕入れています。弊社からこの道の駅までおよそ38キロほどありますが、トンネルも開通して、随分と時間も短縮されました。
この道の駅建設に関して、弊社が建物の部材を納品したとかそういう直接的な関わりはないのですが、その名の通り国道33号線沿いにあるので、早朝の配達を終わらせちょっと覗いてみました。地元の特産品や農産物の販売の他にも、地域食材を使ったレストランやパン工房、災害時の活動拠点となる防災センターなどが整備されています。木材基地を標榜するだけあって、久万で建てられる公共の大型物件に関しては木造なのですが、この道の駅も地元産材を使った大型木造施設となっています。
店内には、木材の産地らしく木のモノが溢れていました。こちらは井部健太郎君が手掛けている『ほめ×3』の杉板の黒板。新商品開発というと、何か今までになかった斬新なものを作らねばという強迫観念を持ってしまいがちですが、原点回帰すれば昔は暮らしに関わる多くのものは『木製』でしたので、それを少しだけ現在風にアレンジすれば抵抗なく受け入れてもらえる事は多いもの。弊社の『誕生木の出口商品』もなるべく既存の「使われ方」をブラッシュアップするよう心掛けています。
ただ個人的には世界の広葉樹に関心が強い天邪鬼なので、世間に国産材や県産材の風が吹けば吹くほどに、逆に向かって歩こうとするのは悲しき性・・・。そういう材木屋が1軒ぐらいあったって構わないでしょう。皆と同じことをしていては小さな会社は生き残ってはいけません。多様な樹種を孕んだ森が健全であるように、多様な企業があったほうが世の中もオモシロイもの。今は清々しい表情を浮かべるこのスギやヒノキたちも、数年後にはまったく別の表情を見せてくれている事でしょう。
先日、子供たちの卒業式が続けてありました。長女は中学校を卒業して、どうにか希望の高校へ進学することが出来ました。下の双子も元気に揃って無事小学校を卒業して、春からは同じ中学校へ進むことに。今年は小学校と中学校で同時に区切りの年となったこともあり、いつも以上に「卒業」という言葉が身近に感じられました。子育てや学校関係の行事はほとんど家内に任せっきりですので、言えた義理ではないのですが・・・ひとつの大きな区切りがついた気分。
小学校の卒業式の朝、制服に身を包んだランドセル姿の双子をカメラに収めたかったのですが、次女はそれを察して友達とさっさと行ってしまいました。うちは自宅と会社が歩いて数十秒の距離なので、出社後に子供たちの背中をこうして見送ることも多かったのですが、中学生になると通学路の関係で朝はここを通らなくなるので、朝のこの姿もこれで見納め。まだまだ背は低いものの、『ランドセルに背負われていた』小さな背中も随分と大きくなりました。
毎年退職者や新入社員を迎えるような大企業でもないと、新年度という実感が希薄で、今は子供たちの学校行事で季節感を感じているといってもいいほど。折り目折り目のこういうセレモニーの大切さを年々痛感します。滅多に卒業式などに顔を出すこともないので、今の流れなのかどうかは分かりませんが、校長先生や来賓の挨拶、送辞や答辞も挨拶も、昔のような紋切型ではなく自分の言葉を織り込んだオリジナリティのあるものが多かったように感じました。
小学校の卒業式は、中学や高校と違って、友達もほぼ全員同じ中学に進学するため涙の無い笑顔の卒業式でした。それが中学になると、人生の最初の大きな岐路に立つという事もあって、かなり感情も揺さぶられます。わずか三年でひとはいかに成長するものかを実感。さて、双子は別々のクラスという事もあり、家内が娘のクラスへ、私が息子のクラスへと分かれて卒業式後の教室へ。そこでも子供たちには涙は無く、皆笑顔で同級生たちともしばしのお別れを満喫。
最後は卒業生と親が手をつないで正門までの道を歩き、在校生と先生方が両側に立って送り迎えをしていただくというセレモニー。これでいよいよ小学校ともお別れ、小学生の保護者という役割も終わりです。校長先生の挨拶の中に、「人生に別れはつきものですが、別れにはその後の人生を変えるほどの感動はない。しかしこれから沢山経験するであろう新しい出会いは、その後の人生を大きく変えるほどの大きな感動がある。多くの新たな出会いを経験して下さい。」との趣旨の言葉がありました。子供たちよ、人生至る所に青山あり!
昨晩の地震は驚きましたが、幸いなことに自宅・会社共に一切被害はなく安堵しました。しかし、地震が発生した際に脳裏をよぎったのは、倉庫に木材が散乱した修羅場!2001年に発生した芸予地震の際には、倉庫に立て掛けてあった4mの材が両壁から折り重なるように倒れてしまい、動かそうにも容易には動かせず、特に集成の造作材などは傷まみれになり使い物にならなくなってしまったという辛い過去がありましたので、今回も・・・と不安になったのです。
しかも間が悪い事に、その日の夕方から加工場において乱尺のフローリングの塗装をしていたので、倉庫の中には短尺のフローリングが二本の桟の上にタイトロープ状態でズラリと並んでいました。乱尺というのは、文字通り長さが不揃いという意味で、最低450㎜から1000㎜程度の長さまで数種類に分かれていて(1箱にはおよそ半坪分入っています)材の四方に本実加工がしてあり、現場で1枚1枚の木柄や色合いを調整しながら貼っていくタイプのものです。
一般的には、工場で短いものをつなぎ合わせて一定の長さに仕上げたユニフィンガージョイントが一般的です。乱尺のフローリングは非常に手間暇はかかるものの、針葉樹のように通直に成長しない広葉樹においては、材を有効に活用できるだけではなく、施工する大工さんの感覚でバランスの調整がされることで、より無垢材の味わいが強調されます。それぞれのパーツに強い個性があるので、貼り方ひとつで雰囲気も随分変わってきます。特に幅広サイズに有効です。
その乱尺のフローリングを工場一杯に広げて塗装し乾かせていたので、絶対に散乱して傷まみれになって使い物にならなくなっていると愕然とした気持ちで、翌朝倉庫の扉を開けてみると・・・!なんと1枚も落ちてはいなかったのです。120㎜幅のオークの乱尺フローリングでしたが、よくぞ耐えてくれたものです。安堵しました。施主さんがこだわって選んでいただいた商品が、喜んで使っていただけるか、廃棄しなければならなくなるかの大きな境目でした。
しかし、改めて見直せば倉庫には高く積みあがった商品のタワーがあり、一歩間違えばすべて使い物にならなくなるところでした。場所が狭いのでついつい上へ上へ積み上げてとしまうのですが、今回の事を踏まえてもう少し低く積み直そうと決意。多少の傷がついても削り直せる無垢材ならまだしも、フローリングなどはわずかな傷が致命傷となりかねません。直せるものは直してつかうがモットーですが、まずはそうならない事をせねば。皆さん、ご心配おかけしました。
Category
- 1. 今日のかけら
- 2. 木のはなし・森のはなし
- 3. 木の仕事
- 4. 草と虫と鳥と獣と人と
- 5. 木と映画と舞台とテレビ
- 6. ひと・人
- 7. イベント・講演会
- 8. 気になるお店
- 9. ちょこっと端材
- WOODENTAG& 日本百樹札
- 「森のかけら」舞台裏
- えひめイズム
- おとなの部活動
- お酒にまつわる話
- かけら世界紀行
- かけら日本紀行
- アート&デザインのかけら
- オフセット・クレジット
- オンラインショップ
- キッズデザイン&ウッドデザイン
- スポーツと木
- ハードウッドとウッドデッキ
- パプアニューギニアL.M.H
- フルーツウッド
- メディアあれこれ
- モクコレ WOOD COLLECTION
- モザイクタイル
- モザイクボード
- 一枚板を見せていこう!
- 円い森・円き箱・木言葉書
- 媛すぎ・媛ひのき
- 愛媛のこと
- 愛媛木青協のこと
- 木と本
- 木のものあれこれ
- 木のものづくり+α
- 木のもの屋・森羅
- 木の家具
- 木の玉プール
- 木育のこと
- 未分類
- 森と生きものたちの記録
- 森のかけら玉
- 森のかけら36・森のかけら100
- 森のこだま/森のたまご
- 森のしるし
- 森のめぐみ
- 森のりんご
- 森の出口
- 森の砂・森の粉・森の羽
- 森の5かけら
- 無垢の家具
- 異業種&産官学
- 端材のこと
- 誕生木・12の樹の物語
- 道後温泉とかけら屋
- 都市林業とビーバー雑木隊
- Loopto in Ehime
Archive
Calendar
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 | |









