森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20131225 1昨日の続きで、サンプルの本体が無くなってサンプルが用をなさなくなるという話です。存在意義を失ったサンプルの末路は悲しいものです・・・もはやそこに存在すること自体が罪でもあるかのような冷たい視線を浴び、最後は焼却炉の灰となる、塵となる。そんな非情な現実に耐えられなくなって考案したのが、様々な種類のカットサンプルから円形に切り出して磨いた「円(まる)い森」という商品でした。コースター?いえいえ、コースターではなく「円い森」です!

 

 

Exif_JPEG_PICTUREもちろんコースターにも使えますが、わざわざ自ら用途の可能性を狭めるようなネーミングをつける必要はありません。コースターに見える人にはコースターでしょうが、それ以外のものに見える方にはそれが円い森の真の姿です。当初は厚みすら薄くするのがもったいなくて、裏面にある反り止めの溝(バックシール)が無くなるギリギリの厚み(およそ12㎜)で作っていましたが、さすがに素材先行でバランスも悪く使いづらかったので、その後厚みは7㎜まで薄くしました。

 

 

20131225 3カットサンプルと言っても、数10種類のフローリングのそれがあるわけですから、単純な円形のものでも種類が増えるだけで何だか面白いと思ったのは私だけではなかったようで、お陰で焼却炉の灰となってしまうはずだったサンプルたちが随分とその命を救われました。それですっかり気をよくして、シンドラーのリストのような気分で次々とサンプルたちを救ったことで、事務所には世界各地の「かつてのサンプル」たちが溢れ返ることになってしまったのです・・・。

 

 

20131225 4加工して姿かたちを変えて「脱出」させることが目的ではなく、あくまでも次の目標、使命を与えことが目的でしたので、誰の手にも届かず事務所の片隅で眠ってしまったのでは、焼却炉が事務所に変わっただけの事。それはわが本意ではありません。しかし、本来の意味での必要が無くなった樹種を素材とするため、多くの種類を均等に揃えることも難しく、木のテクスチャーを学ぶための素材としては物足りなさ感が出てしまい、思った以上に用途が広がりませんでした。

 

 

20131225 5これに限らず弊社のクラフト商品のコンセプトが、いまそこにある素材を無駄にするのがモッタイナイので、それを余すことなく骨までしゃぶりたいという、骨の髄まで貧乏人根性が染み込んだ発想なものですから、素材の切れ目が縁の切れ目という現実があります。それは材木屋としての視点として変えるつもりはないのですが、どうしても素材供給面での不安もつきまとうので、端材(サンプル)ベースからの脱却もはかり、堂々と本丸から踏み込む商品開発も来年の課題




Exif_JPEG_PICTURE年末の大掃除で脳裏に浮かぶのは悲しい思い出・・・このブログでは触れる機会が決して多くはないのですが、弊社の主力商品のひとつに無垢のフローリングがあります。基本的に取り扱っているのは、ソリッド(長さ方向に継手のない1枚ものという意味)、UNI/FJ(ユニ・フィンガージョイント/長さ方向に3〜5枚のピースで繫いであるもの。継手の形状が指を交差したように見えることからこう呼ばれる)の2タイプで、単板を貼った複合フローリングの取り扱いはありません。

 

 

20131224 2私が入社した当時は、売れるものであれば何でも扱うというダボハゼのような何でも屋でなければ、会社の理念の信条もなかった頃なので仕方なかったのですが、今は私が扱いたいものを扱うという超ワガママな信条に基づき、取扱いアイテムを決めています。それによって商売の幅を狭めているという人もいますが、私にとっては自分が納得できないものを扱う方が、商品説明にも力も思いも入らずフラストレーションが溜まってしまい何だか非常に窮屈に感じてしまうのです

 

 

20131224 3それにもほどほどのバランスは必要だと思うのですが・・・。さて、そのフローリングですが、商取引を決める際に欠かせないのが「カットサンプル」。最近では、施主さん自らが弊社まで足を運んでいただき、もうすっかり経年変化で元の色すら分からなくなった実際に施工してある床の見本を見ながら決めて下さるケースや、私に代わって十分に無垢材の特性をしっかりご説明していただけるお得意先が増えたので、以前に比べるとカットサンプルが活躍する場は随分減りました。

 

 

20131224 4それでも、最後の最後の確認等には必用な場面があるので、欠かせない営業ツールではあるのですが、年末になるとその大切なツールにも、時代の変化という荒波が容赦なく押し寄せてくるのです。工場の生産停止、品番変更、仕様変更、取り扱い停止、塗料の変更・・・それは、今あるサンプルたちにとっての厳しい「戦力外通告」!つまりサンプルはあれども肝心の本体はなくなりますよという最後通牒なのです。そうなると、サンプルの意味はなくなってしまうことになります。

 

 




20130331 1昨日に続いてドイツからの便りの話しです。今回、大成かけら大使サンシン暖炉社長)の手はずで、ドイツから愛媛に届いたのは、桧の『木言葉書(きことなのはがき)』です。大人の事情で、厚みが10㎜ある旧バージョンを託したのですが、無事にドイツの香りを届けてくれました。恐らく今回もドイツの郵便局で物議を醸した事でしょうが、自分が作ったものがこうして海外からきちんと届くと何だか世間に認めてもらえたような気分になってしまうのです。

 

20130331 2

それにしても海外から木言葉書が届くたびに感じるのですが、海外の切手の美しいこと!今回も美しい切手が3枚、とりわけ地と水と火と風という万物を構成する四つの元素をモチーフにした構図の、葉っぱの上の水滴のアップと思われる1枚は芸術性も高くて、そのままポストカードやポスターにしてもいいぐらいの素敵さ。日本ではなかなかお目にかかれません。きっとこれ4枚綴りで構図がつながっている企画モノの切手ではないでしょうか?

 

20130331 3

こういう美しい切手を見ていると、また切手収集にも火がついてしまいそうです。それほど熱は入っていなくなったといっても、会社に届く郵便物の切手は必ず確認して、面白いモノは切り取って収集してはおります。しかしそれらと見比べてみても、海外の切手とは根本的な意識の差が感じられます。OO記念切手とかいうのは、未だに中学校の図工の教科書に出てくる見本のような、標語ポスターのようなトリミングで、デザイン性よりもメッセージ性が強く出すぎて、何だか重たく感じてしまうのです。

 

20130331  4

その点、海外の切手はドイツに限らず、絵や写真の構図の美しさへの配慮や敬意が感じられます。こういう事を考えると、『木のモノ』もただ機能性やコストパフォーマンスだけではなく、デザインや色彩の美しさなどを、商品購入の判断基準にされている人は結構多いと思うのです。特に弊社の【森のかけら】のような使用目的不明のような商品に興味を示される方は、その傾向が強いと思うのです。海外から届くものはただの木のハガキではなく、『モノを考えるヒント』が詰まった、奮起と希望の素!




20130330  1過日のコペンハーゲンに続いて、また海の向こうから便りが届きました!【森のかけら】のファン、マニアを世界に広めて、もっともっと木を楽しんで好きになろうという野望『森のかけら世界戦略』。この野望達成の命運は、それぞれの大陸担当の敏腕『かけら大使』にかかっています。今回のプロジェクトを遂行してくれたのは、森のかけらヨーロッパ担当特派員・サンシン暖炉の和製マルカーノ大成郁生君。大成特派員は以前にもベルギーにかけらを広めてくれました。今度の舞台は、ドイツ! 

 

20130330  2私の浅い知識にあるドイツのイメージは、ビールワイン、ベンツ、ゾーリンゲン(ナイフ)、ナチス、ライン川石ノ森章太郎の漫画サイボーグ009の004ことアルベルト・ハインリヒのエピソードの影響、子供の頃の私の中のドイツ人のイメージもこの004の刷り込みによるもの)、ツァラトゥストラはかく語りき(映画2001年宇宙の旅の影響から)、ニーチェ、皇帝ベッケンバウアー(子供の頃のサッカーのスーパースター、妙にその名前が記憶に)などなど、古い昔の関連性もとりとめもないものばかり。

 

20130330  3遠い異国の話しながら、実は日々の仕事で身近に接している「ドイツ」がありました。それは日頃から塗装に使っている植物性オイル、オスモカラー。ドイツは環境大国といして有名ですが、ドイツは環境安全面に対する基準が非常に厳しく、幼児向けの玩具の塗装などには非常に厳格な基準が設定されています。そういう環境の中で生まれたのが、再生可能な自然の植物油(ひまわり油、大豆油、アザミ油)と植物ワックスをベースにした自然塗料・オスモカラーです。

 

20130330  4弊社では、オスモカラーと国内で配合された植物性オイルを、素材や用途に合わせて使い分けています。そんな環境大国ドイツでは、いち早く脱原発を掲げて、再生可能エネルギーへ転換に舵を切った事から、家庭の電気代が大幅に値上げになる事が話題にもなりましたが、それこそドイツにおける再生可能エネルギーに対する意識の高さを物語っています。さて現在、ドイツで供給されている再生可能エネルギーのおよそ半分近くは、熱利用の木質バイオマスという事だそうですが、そのひとつに身近な天然資源を原料とする薪ストーブやペレットストーブがあります。今回、『大成かけら大使』が向かった目的は、【森のかけら】の世界啓蒙活動とドイツの蓄熱式電気暖房機の製造販売の大手・オルスバーグ社の視察。同社は設立から400年以上の歴史を持つ老舗企業だそうです。左がオルスバーグ社の社長、中央が大成大使。その手には日独友好の『木言葉書』が燦然と!




20121008 1これも少し前の話になるのですが、昨日の『森のかけらギフトカード』と同じく、地域の小さなものづくりに対していつも温かいご理解とご声援をかけていただく地域の皆さんとの話。弊社があるのは、松山市平田町といって、旧松山市で言えば北部の端の方です。このブログでも何度も登場してきた『オレンジ会は、そのふた隣町にある堀江町を基点とした二代目、三代目の異業種交流会です。弊社は堀江町内ではありませんが、いろいろな経緯があり会の創立より名を連ねさせていただいております。

 

20121008 2その『オレンジ会』のメンバーは20~50代前半ですが、その親世代が作られているゴルフコンペが『掘江会』です。2つの会を掛け持ちされている方もいらっしゃいますが、いずれも地元・堀江地区の経営者の方が主なメンバーです。その「掘江会」は歴史も古く、この夏で500回を迎える事になりました。そこで500回を記念して、メンバー全員で何か記念品を作ろうという事になり、なるべくなら身近な人が作っているモノをという事になり弊社にお声をかけていただいた次第。ありがたい事です。こういう地域や地元とのつながりがものづくりに活気を与えてくれます。特に身近な人から、その仕事を認めてもらい注文をいただくという事は殊更嬉しいものです。

 

20121008 3「面白いモノ作っているね」と声をかけていただく事と、実際にご注文をいただく事の間は天地ほどの隔たりがあります。それは商売として成り立つかどうかの分水嶺でもあります。声をかけていただいたい応援していただく事も当然ありがたい事なのですが、実際にお金を払って購入していただく事で初めて商売が成立します。商品を見て感じる「いいね」感が、購買意欲にまで達した時に、モノづくりの思いは結実するのです。「いいもの、面白いモノを作っていたのにね」で語られてしまうものづくりでは、決して存続はありません。ファンを増やす事の目標の先には、「沢山のファンに喜んで楽しんで買っていただくモノを作る」というゴールがあってこそ。なので、今回身近な方から大切な記念の品として弊社にお声をかけていただいた事はとても嬉しく感慨深いものとなったのです。それで選んでいただいたのがこちらのネームプレート

 

20121008 4ブラック・チェリーの『円い森』に穴を開けて、500回記念の日付とメンバーそれぞれの名前をレーザーで彫らせていただきました。ゴルフのキャリーバッグに付けるネームプレートです。文字は深めに三度彫りし、チェリーの赤身にレーザーの焦げ目が一段と映えます。屋外での耐候性を考え前面ウレタン塗装しています。ブラック・チェリーは日本のサクラにあたりますが、サクラの木言葉は『微笑』。生憎私はゴルフはしませんが、この中でどなたが栄冠の微笑を手にされる事でしょうか。

 

20121008 5実は以前からゴルフ関連でも『木のモノ』を取り込めないものかと思慮しておりましが、自身がゴルフをしないのでリアルな発想が湧いてきませんでした。それが今回の件で少し道が見えたような気持ちです。仕上げ磨きはいつもの清風園」さんにしていただいていますが、地域の方のちょっとした心遣いが根っこでいろいろな人の仕事や暮らしに結びついています。。折角買うなら地元で、どうせなら知っている人から、そんな温かい眼差しが我々零細企業に生きる道を開いてくれるのです。

※ 『円い森』のオリジナル仕様は別途加工賃が必要となります。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2020年8月
« 4月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  
Scroll Up