森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20141011 1 およそ1年前に、同じ『松山』という名前を持つ2つの都市の間で友好調印式が開かれ、愛媛県松山市台湾の松山を結ぶチャーター便が就航し、愛媛県松山市の特産品などを台湾の消費者に販売するオンラインショッピングサイト「酷松山購買網」が開設されたという内容の事をご紹介させていただきました。その後も二都市間の『松山』交流は継続されていて、今回は台湾の台北松山駅構内で、同駅と愛媛のJR松山駅との姉妹駅提携一周年を記念したイベントが開催されました。

 

20141011 210月9日~19日までの期間、両都市の特産品などの販売や、ゆるキャラの「みきゃん」と「松山城よしあきくん」なども駆けつけ、さまざまな催しが行われました。弊社の「森のしるし/家紋」も台湾へ連れて行ってもらうことになりました。今回は駅構内のイベントの一環という事で、10月9日から13日までの期間限定での販売という事ではあったのですが、聞くところによりますと初日から愛媛松山から持ち込んだ商品の多くが売り切れてしまうほどの盛況ぶりだったそうです。

 

20141011 3インターネットでの販売だと、どうしても質感が伝わりづらいのと、配送の経費やお届けまでの日数を考えると、いくら安価なものでも案外気軽には買いにくいものですが、目の前に実物がありそのまま購入後持ち帰れるとなると、ついつい珍しさから手が出てしまう事もあり、愛媛松山のものが好意的に受け入れていただけたようです。今まで自社商品については、価格帯の面からも商品特性からもこういうイベントには不向きでしたが、少しずつ拡がりを持たせれるようになりました。

 

20141011 4今回は出品しませんでしたが、『誕生木ストラップ』など商品背景となる日本独特の木の物語や木の文化などにも興味を持っていただければ嬉しいです。ただの『木のモノ』商品の中に埋没してしまわないように、ひと癖もふた癖もある変な木のモノとして、台湾にもいらっしゃるであろう偏執的な木のファンの方に気に入っていただけるようPRしていくつもりです。そのためにもまだまだ埋もれた木の物語を堀り起こし磨かねばなりません。嗚呼、『今日のかけら』も急がねば〜!!!

 




20141006 1南米ペルーの標高2400mの高地に築かれたインカ帝国最後の都市『マチュピチュ』をご存知でしょうか?15~16世紀にかけて南アメリカ・アンデス地方に栄えた国家・インカ帝国。その最後の皇帝が持ち去った莫大な黄金が、ペルー南部のアンデス山中に眠っているという黄金伝説。1911年にアメリカの探検家ハイラム・ビンガムによって発見されるまで幻であるとされてきた天空都市は、人を拒むような標高の切り立った山のくぼみにひっそりと作られていました。

 

20141006 2UMA(未確認動物)やUFO、超古代文明、オーパーツなどが大好きで、子どもの頃から『ムー』を愛読していた私にとって、『失われた幻の帝国』などという響きは、未知なるもの未開なるものに夢を馳せた少年時代への郷愁を覚えるのです。そんな私のDNAを引き継いだのか、それとも多くの男子が体験する通過儀礼であるのか、わが息子もしっかりと未知の領域世界に興味を抱き始めました。血は争えないという喜びはあるものの、盲目的にのめり込まないでとは馬鹿な親心・・・

 

20141006 3ところで、ビンガムが発見した天空都市は黄金都市ではなく、草木に埋もれた石の廃墟でした。その後、調査研究が進められ、広大な石の遺跡の中心に王宮や神殿、住居などがあり、周囲には堅牢な城壁が張り巡らされ、周囲の斜面には水路まで整備された段々畑が無数に並び、自給自足の生活が営まれ、およそ1000人もの人々が暮らしていたのではないかと推論されています。更にインカ帝国ではインカ道という帝国全土を結ぶ交通網が整備され繋がっていた事も分かっています。

 

20141006 4残念ながら、そんな天空都市マチュピチュは私にとって本の中、ネットの中の存在なのですが、超古代文明に浪漫を抱く同世代の方の中には、実際にかの地をお訪ねになる素晴らしい熱狂人もいらっしゃいます。その中にたまたま『森のかけら世界制覇計画』の使命感に燃えるひとりの男が!!以前に『ゼブラウッド』の果敢なコレクターとしてご紹介させていただいた東京の佐藤築司さんです。佐藤さんもまた古代文明に謎熱に侵されていた『未だ夢覚めやらぬ素敵なおとな』だったのです。

 

20141006 5マチュピチュの天空都市を眼下に臨む高台に置かれた『ゼブラのたまご』。佐藤さんがわざわざペルーまで懐に携え持ち運んでいただいたのです!堅牢で精巧な石組みの建築物に使われている巨石は、600mも下の険しい渓谷の中にある事から、実はもともと平地に建てられた都市が、太古の地殻変動で大洪水が発生し周辺の山々が沈み、隆起したのだという説まであるほど謎に包まれた天空都市。『森のかけら』を愛してくださる皆様の手を通じ、かけらの魂今天空都市に足跡を刻む!!




Exif_JPEG_PICTURE先月号の『適材適所』でも触れましたが、ブラジル(日本語表記の正式名称はブラジル連邦共和国)の国名は木の名前に由来しています。ワールドカップ・ネタでいろいろなところでも紹介されたと思いますが、かつては染料にも使われていた『パウ・ブラジル(ブラジルの木)』という木がそれにあたります。弊社ではマニルカラをはじめ、ウリンやセドロ、イタウバ、イぺサッチーネなど幾つかのブラジル産の木材を扱っていますが、残念ながらブラジルに行った事はありません。

 

20140715 2なので、すべて現地取引のある商社や流通業者を通しての耳学問や文献、ネットなどの情報に拠るものばかりで、いつか自分の目でブラジルの木を見てみたいと思っています。今回は、ミスターZと『かけら』が私の目となってブラジルを見て来てくれましたが、やはり最後は自分が行かねば!ブラジルだけでなく、東南アジアの原生林やアフリカ、ヨーロッパの森なども見てみたいのですが・・・歳を取ってリタイアしてしまってからのんびり行ったのでは『伝える』に間に合わない。

 

20140715 3本来材木屋というものは、自社で扱っている木の産地に足を運んで、現地の空気をしっかり吸い込んできて、その木の生い立ちから環境、名前の由来や用途などその木にまつわる様々なエピソードなども伝えて、ただのモノ売りとしてではなく、その木を使う事の意味や意義をしっかり伝え、木に対する愛着や畏怖の気持ちがより一層高まるようなお手伝いをする、森からのメッセンジャー的な役割も果たすべきだと考えているだけに、実践できていない自分が恥ずかしくもどかしい。

 

20140715 4ところで、ブラジルの木についてですが、この木はかつてアマゾン河口から海岸地方の産地に分布していて、現地の人達は赤色染料を採取するのに利用していました。その後16~17世紀にかけて、この地にやって来たポルトガル人が乱伐してしまい、わずか100年足らずで激減しました。ところがそのブラジルの木については、皮肉な話があって、本当は伐られなくても済んだかもしれず、もしかしたら国名が変わっていたかもしれないという裏話があるのです。明日に続く・・・




20140714 12014年のブラジルワールドカップにおいて、日本は残念ながら予選リーグ敗退という結果に終わってしまいましたが、世界を巻き込んだ熱狂の中で密かに【森のかけら】はその足跡をブラジルの地にもしっかりと刻んできたのです。後に『ミネイロンの悲劇』と呼ばれるようになるドイツVSブラジル戦の試合当日、『かけら』はミネイロンスタジアムで歴史の目撃者となったのです!これは、世界中に張り巡らせた『森のかけら世界征服プロジェクトチーム・ブラジル支部』の魂の記録です。

 

20140714 2白熱のブラジルから秘密裏にこの記録を送ってくれた彼の未に危険が及ぶ可能性があるため、その素性等実名は公表できません。仮にここでは彼の名前をミスターZとしておきましょう。『森のかけら』をさり気なく世界各地で起こる歴にに残るビッグイベントの隅にさり気なく登場させるという、ウッディ・アレンの映画のような壮大なプランを決行してくれたミスターZの勇気ある勇気と決断には敬意を払うばかりです。まさかあんな大差でブラジルが負けるとは・・・!

 

20140714 3なにせ本来の目的は、ドイツに勝って熱狂する底抜けに明るいブラジル人に、笑顔で『のしるし/だいごちゃんバージョン』を掲げてもらおうという趣旨だったのですから・・・。会場周辺からして銃を携帯した屈強な警備の軍人さん(?)の姿が見られるほど物々しい雰囲気!そこまで熱心なサッカーファンではない私にとっては、信じられないような高額の入場券でしたが、その数倍の値段で交渉するダフ屋も沢山いて、まさに4年に一度の祭典にサッカー狂が世界から集結。

 

 

20140714 4入場の持ち物検査で危険物と判断されたらどうしようとい不安の中、持ち物検査に望んだミスターZでしたが、木のモノは世界共通のメッセージツール。ブラジルに日本の木の良さを広めに来たのだという無言のアピールが通じたかどうか分かりませんが、怪しまれることもなく入場に成功。この時点ではまだこの後悪夢のような結末がスタジアムの空気を凍らせるなどとは誰ひとり想像する者はいません。今にして思えば、試合前に数々の足跡を残したのはミスターZの賢明な決断であったのです。




20140314 1本日は、愛媛大学にて14、15日の2日間にわたって開催される一般社団法人日本木材学会の『第64回日本木材学会大会』に参加させていただきました。日本木材学会は、1955年に設立され、木材に関する基礎および応用研究の推進と社会への研究成果の普及を行っている歴史と権威あるアカデミックな会です。弊社は会員でもありませんがお声を掛けていただき、会場の一部で行われる木材に関する企業展示コーナーへの出展をさせていただく事になりました。

 

20140314 2この大会は毎年全国を持ち回りで開催されていて、昨年は盛岡、来年は東京の予定だそうです。全国組織で会員数も多く、今回の松山大会にも1000人近い会員さんが参加されているそうです。という事は、「木」に携わることを生業とされている方、「木」を研究されている方、「木」を学ばれている方、「木」でご飯を食べられている方々が、つまり『木が好きでたまらない人』が全国から集まってくるイベントなのです。これは今までにない完全ホームグラウンド!

 

Exif_JPEG_PICTURE異業種の方と組むと、直接木のファンが集まらないアウェイでの戦いでしたが、今回はこれ以上あり得ない完全ホーム!常日頃、かき氷は南極では売れないと言っているだけに、もはやここで売れなければ売れる場所は他に無い!と言ってもいいぐらいアドバンテージのある舞台です。今までに多くの大学や高校、行政機関などに木材標本としてご購入いただいた実績はあるものの、あくまでも『材木屋視点の標本のようなもの』というご理解あってのもの。商売として市場で流通している名前や分類によるものですから、植物学的な分類とは合致しない点があるところに一抹の不安はあるものの、そこは補う『口』があるわけですから語ってご理解していただくのみ。

 

 

20140314 4そう思って油断していたらいきなり世界の洗礼を受けました!全国から先生や研究者の方が集まって発表されたり会議されるとは思っていましたが、海外からも来られるとは思ってもいませんでした。こちらは中国からお越しの先生。こちらは中国からお越しになった先生。【かけら】に大変興味を示していただきました。購入もかなり真剣に検討していただきました。うまくいくと【森のかけら】、いよいよ中国大陸へ届きそうです!

 

Exif_JPEG_PICTURE その後の中国や台湾から来られた方が何人もお見えになったのですが、当然日本語は分かると思っていたら・・・なんと、発表が英語でのスピーチもあるそうで、ほとんど日本語の通用しない外国人の方も多数お見えになりました。片言の英語でも情熱があれば(いや、興味があればと言った方が正確かも)思いは伝わるものです!そんな説明で『森のりんご』をご購入いただきました。嗚呼、こんなことなら英語版と中国語版の解説書を持ってくるんだった~。

 

20140314 6またブース前に設置した『木の玉プール』も大好評で、子供さんはいないので展示だけに終始すると思っていましたが、「遠慮せずにどうぞ入ってください」のお誘いに素直に従われる研究者の先生方続出!今回は狭いサークルに少量のたまごでしたが、がっつりと中に入っていただき五感で木を楽しんでいただけたようです。材木屋の主が決してアカデミックな立ち位置に立って戦ってはいけません。あくまでもこちらの土俵に上がっていただかねば勝機はない

 

※ 英語版の販売サイトはこちら→「Loop to」 loopto is a shopping mall and web magazine network that gathers up the best from all across Japan

※台湾向けの中国語サイトはこちら→「酷松山販売」我們是一個可直接向日本松山市訂購當地商品,並隸屬於日本松山市公所的專屬網




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
Scroll Up