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今回の作業は自分でやり抜こうと決めたものの、改めて4000個近い数を貼っていくとなると、体力というよりは時間の方が問題。決められたバランスで小さなパーツを作り、それを幾つか集めて大きなパーツを作る作業の繰り返しなのですが、さすがに作れども作れども終わらず。単純作業ながら並べる順番とかも微妙なので集中しておかないと、すぐに配列がバラバラになってしまうので、電話などで作業が中断してしまう昼間は作業を断念して、夜自宅ですることに・・・。
【森のかけら】のように多品種のモノでランダムに何かを作るという事であればまだしも、樹種数が少ないうえに色合いも似たような木なので、つい手元も狂ってしまいます。そもそも一定の規則に従って順番に配置するという事が苦手なので悪戦苦闘。夜な夜な、子供たちのアシストも受けて(並べたストックの山から番号順に私に手渡す等)およそ10日間ほどかかってようやく完成。といってもアートパネルのベースが出来ただけのことで、この後専門の業者さんが絵を描きます。
そして絵が描かれ、店舗の壁面に実際に取り付けられた様子がこちら。およそ4000個の九州産の木で作られたアートパネル。弊社からはパーツで出荷したのですが、全部組み合わせると結構な重さになります。無事に取り付けられたようでひと安心。完成した実物を見たわけではないのですが、機会がればぜひ実物を見に、九州に行ってみたいものです。木の凹凸が結構あるので、光の反射具合で陰影が生まれて、写真で見ると何が描かれているのか分かりにくいかもしれません。
画像をできるだけアップにして、見えやすいように加工してみると少しは分かるかもしれません。農夫がコーヒーを求めてジャングルの中の道を進んでいる姿が分かるでしょうか?たぶん、実物を観る場合も少し離れた所から観るとか、観る角度によるなど多少コツがいるのかもしれませんが。今回はこういう形でカフェと関わらせていただきましたが、最近いろいろな形で県内外のカフェとお仕事をさせていただく機会が増えていて、そろそろ『違いの分かる男』にならねば・・・。
昨日ご紹介した『スターバックス・福岡大濠公園店』さんの内装の一部に木材を使っていただいた件の続編です。店内の壁面の一部に、【森のかけら】のような小さなキューブを張り付けて、その上から絵を描く(印刷する?)というアートパネルを作らせていただく事になりました。環境に配慮したグリーンストアづくりを徹底されていて、そこで使う木材も地元九州の木を使うという事が前提状家でしたので、弊社でストックのある九州産材の端材の中から幾つかの木をご提案。
木を張り付けた後で絵を描くので、生地の色目の濃いものは避けて、なるべく淡い色合いのもので、しかもこのために大きな木を加工するのではなく、端材で揃えられるものという事で、九州産のアカマツ、クスノキ、モミ、イチョウ、キリシマアカマツ、キリシマツガなどをご提案。これらの樹種を縦横35×35㎜で、厚みが12~28㎜まで数タイプのサイズに加工。これをおよそ4000個ほど使って、隣合う木の高さが揃わないように凹凸をつけて並べていきます。
ベニヤに張り付けていくのですが、慎重にカットしたとはいえ、数千個も並べていくと僅かな誤差が大きな隙間になってくるので、全体をいくつかのパーツに分けて、小さなパネルをいくつも作って、それを集合させて1つのパネルにする事にしました。通常、家具などを作る場合は、流れがしっかり出来上がっているので、図面が出来たら後は職人さんにお任せするというパターンなのですが、今回は初めての試みで方法を考えながら作る必要もあったので自分でする事に。
最初はかなり戸惑いもあって、どういう形で作るのが効率がいいのか、どうすれば精度が出るのかいろいろ悩んで試行錯誤の連続でしたが、いくつかの失敗を乗り越えると、形が出来てきて、そこから先は同じパターンの繰り返しという事で時間との勝負。とにかくそれぞれのサイズを揃えると、後は機械的な作業の繰り返しになるのですが、こういう事って実は嫌いではないのです。マンションとかの納品でも、膨大な数の木材が少しずつ減っていく時の快感に似て・・・。更に明日に続く。
すっかりアップするのが遅れてしまって、今年の夏の話で恐縮なのですが・・・。ある夏の日、スターバックスさんから突然ご連絡があり、お店の内装の一部に【森のかけら】を使いたいとの相談。以前に松山市内のカフェ『SOL ET LUNA(ソール・エト・ルーナ)』さんで289個の【森のかけら】をフレームに納めて壁に掲げるという事をさせていただきましたが、それのもっと大掛かりなイメージで、壁面に木を使ってアートな演出をしたいというご要望でした。
お仕事をいただいていながら大変恐縮なのですが、スターバックスでゆったりとコーヒーを飲なんて暮らしとはほとんど無縁の人間なので、最近のスターバックスがこんな取り組みをしていたなんて知りませんでした。全国のすべての店舗いというわけではないのですが、特に九州では環境に配慮した店づくりがされていて、内外装に木材をふんだんに使われています。しかもありきたりに内壁に木を使うなんてものだけでなくて、かなりぶっ飛んだアーティスティックな使われ方も!
今回、弊社が関わらせていただいたのはそんな面白いお店が多い福岡の県営大濠公園内にある『福岡大濠公園店』。私は行った事はないのですが、外観も個性的で、内装にも木の家具をはじめ、九州産の木材がたあっぷりと使われています。公園の景観の維持に合わせてデザインし、周辺環境にも配慮したグリーンストアと言うそうです。コーヒーを煎れた後に残る豆粕と公園の落ち葉でたい肥を作り、公園の緑づくりに役立てているなど、その取り組みぶりも徹底されています。
また、コーヒー抽出後の豆粕を間伐材と混ぜ合わせて形成したオリジナルボードを、店内の一部のテーブル天板に使用されています。そういうコンセプトなので、弊社の端材を捨てるのがモッタイナイという考え方と合致して、お声をかけていただいたようです。使用する材は当然九州産の木材という事ですが、こういう時に趣味と実益を兼ねた『世界中の木を集めたい』という妄想&暴走が役に立ちます!ええ、たっぷりとありますとも九州産材!!続く・・・
さて、本日も木材市の話ですが、値付だけをして、『買いつなぎ』をお願いするというのは、スポーツの試合を録画で見るというぐらい臨場感の乏しいものです。それでも、それをお願いできる仲間がいるという事はとても心強い事ですし、そういう仲間がこそがいざという時に材を融通させてくれる大切なネットワーク。回転率が悪い事では自身のある弊社としては、生材を仕入れて、その仕入を忘れるぐらいまで天乾で乾かして売るため、買った材のデビューは早くても1年後。
遅いものだと5年、10年というのも珍しくないため、非常に経済効率は悪いのですが、その間にまずは自分がその材を味見出来るという役得もあったりするのです。今回の市で、初めて『シンガポール・マホガニー』(以後SPM)という木に遭遇。平野木材の社長にお聞きするところによると、文字通りシンガポール産の木で、特徴はアフリカ産の『アフリカンマホガニー』によく似ていているものの、安定的な供給が可能との事。マホガニーとの関係性はこれから調べます。
世界三大銘木に数えられるマホガニーですが(本来その冠を付けられる中年米産の『ホンジュラスマホガニー』はワシントン条約で保護されています)、実は私はあまりマホガニーに対しては強い思い入れがあるわけではありません。上品で整った杢目よりも、ゼブラウッドのような猛々しい荒い木目に惹かれるので。そうはいっても世界中の木を見てみたいと思う木材樹種フェチとしては抑えておかなければならない一族。それで割と幅が狭くて手頃な値段で買えそうな材を幾つかリストアップ。
そもそもマホガニーって言っても、本家本元の中南米原産の『ホンジュラスマホガニー』を筆頭に、『アフリカンマホガニー』(コートジボアール産Krala)や、それとは別に『サペリ』をアメリカンマホガニーと呼ぶこともあるし、『チャイニーズマホガニー』(チャンチン)や『ソロモンマホガニー』など商業名としてマホガニーの名前を冠された木が多数あって私も混乱していて、プロでもその見極めは容易ではありません。とりあえずSPM、いかなるものかまずは自分で味わってみます。個別の樹種の紹介は後日改めて。
木材市の話の続きです。市の当日は早朝からのスタートで、そのスピードも速く、いちいち迷っていては勝負になりません。市というものは、とりあえずの大まかな相場といううものはあるものの、あくまでもその日の価格を決めるのは需要と供給のバランス。その日に、その材を欲しいと思う人が多く集まれば、必然的に競り上げられて相場以上の値段になってしまいすし、たまたまその材を狙っている人がいなければ、思惑以下の値段で仕入れる事も出来ます。それが市の醍醐味。
平野木材さんでは世界中からいろいろな樹種を集められているので、買う買わない別にその材を見たり触れたりする事が出来るので、私にとっては非常にありがたく貴重な場です。挽いた板材と合わせて、その板の元の姿である原木の競りも行われるため、土場には大きな原木も沢山横たわっていますが、板と原木『親子』の姿を同時に見る事が出来るのも大変ありがたく、『今日のかけら』で世界中の木の画像を集めているカメラ小僧としては桃源郷のような場所なのです。
倉庫の方には、決して私のような零細材木屋が手を出せない高級高価な超特大サイズの耳付きの一枚板が鎮座(いや、屹立)ましましていらっしゃいます。全国に名だたる大手の材木屋のバイヤーの皆様が競り合われるスペシャルゾーンですが、身の丈と金庫の中身を知る私としては、ここまでくると興味も関心もすっかり薄れてしまいます。ほお~っ、こんなサイズがこれだけの価格で取引されるのかと参考にはなるものの、その後これらの板は様々な人の手を介在して世に出ます。
なので最終的な小売価格はどれぐらいになってしまうのか?そこからる類推して自分の小売価格がどれぐらい適性なのかを考えるひとつの物差しとかにはなったりするものの、マーケットが違い過ぎて遠目で眺めるばかり。私は、自分だったらこれぐらいの値段で売れるという自信がある価格から逆算して仕入れ価格を弾き出しているので、ある意味相場はあまり関係ないといえば関係なくて、世間では低評価でなんでそんな木を買うのか?と思われる木でも買う事は結構あります。
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