森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

数日前のテレビ番組『世界まる見え!テレビ特捜部』で、日本が世界に誇る逸品というようなコーナーで、『100万円の木のステッキ』というのが登場しました。画面にアップで映ったのは、ほんの1,2秒の事でしたが、あれは絶対に『スネークウッド』に間違いないと思います!何の資料も見ていないので、もしかしたら間違っているかも・・・いや、いや、あの木目は『スネークウッド』以外には考えられません!あれだけ特徴的な柄は、まず他にはないです。その名前通り、スネーク=蛇の縞柄が全身に現れています。超個性的!一般的に流通する事はないので、この名前を知っている人は多くても、実際に手にして見たことのある人はそうはいないと思います。

『スネークウッド』は、レナな希少材という事もあり、僅かな材でも高価で安易に入手出来るものではありません。また大きな材が取れるという事もありません。とても建築材や家具材に使える代物ではなく、そのほとんどが工芸品やアクセサリー、ステッキ、ナイフの柄など細かな細工物に使われます。材は緻密で結構な重さがあり、手触りはとても滑らかです。

それほど珍しい木ですが、なんとこの木も新発売の【森のかけら・プレミア36】の中に含まれているのです!これは価値がありますよ。愛媛の材木店で、この木を直接見ることが出来る店はまずないと思います。それぐらい希少な、これが『スネークウッド』です!

e382b9e3838de383bce382afe382a6e38383e38389

分かりにくいかもしれませんが、全身に蛇の縞模様のような柄が入っているのが見えると思います。いくらスネークといっても、木の柄ですからリアルな蛇柄を想像されると辛いですが、最初に命名した人は、見た時の第一印象でスネークしか思い浮かばなかったのでしょう。その気持ちはよく分かります。これを加工して、【森のかけら】のワンピースに仕上げると、こんな感じになります。

cak0ibqf

ca0e4pqf

この方が分かりやすいかも。画像で見るのと、実際に見るのとでは感動が違います。よくぞ自然界でこういう柄が生まれた物だと感心しますよ。さすがにこういう木は、端材といえども待っていては永久に手に入りません。唐木の専門会社、兵庫県の『ダイキン』からご購入させていただきました。高価な物はとても手が出ませんので、端材をいただきました。『ダイキン』さんのホームページでは、こういう貴重な木の端材もネット販売されています。興味のある方は是非、ホームページをご覧下さい。




昨日もお客さんと一緒に、和室の床材(とこざい)を見に行きました。行き先は、愛媛県では唯一の銘木専門店である久万銘木㈱さんです。よく「久万銘木さんに行きましょう」と言うと、「今から久万高原町まで?」とよく怪訝な顔をされますが、母体となったのが久万高原町というだけで、場所は松山市三津浜の海の近くにあります。詳しい場所は㈱久万銘木さんのホームページをご覧下さい。銘木がズラリと居並びます!

cadr3gna

近頃、銘木離れが叫ばれています。その大きな理由は、生活スタイルの変化による洋風化です。畳の間が削られ、続きの和室がなくなり、まず欄間が使われなくなりました。スペースの関係で広縁がなくなり、書院もなくなりました。本格的な床の間が減り、重厚な床材が要らなくなりました。床柱もシンプルな物になり、付随する床材も錬り付けになりました。畳のない家も珍しくなくなりました。銘木どころか、無垢の木材さえ使われなくなってきました・・・と、ここまでが一般的に言われる『銘木不況論』です。

実際に銘木業界が置かれている状況は、確かにその通りです。では、みんなが銘木を使うことに関心がなくなっているのでしょうか。そうではないと思います。ほとんどの人は、使えるものなら銘木や無垢を使ってみたい、いや使えるものなら是非使いたいと思っているのではないでしょうか。ただ家を建てようと思う時、誰が銘木を勧めてくれるのでしょう?余程木の好きな設計士さんならともかく、提案した銘木の値段を問い返されて、それでも情熱を持って銘木を勧められる設計士さんは多くないと思います。

どのコストを削るかという時に、一番最初に落とされるのが銘木です。値段の曖昧さも理由のひとつではありますが、これは色合いや風合い、杢目、育ち、趣き、ワビ、サビを価値観とする銘木の判断基準になるものですから仕方ない部分です。かつては『目が利く』施主は、それだけで尊敬の対象となったものです。この辺りにも、昔は『目の利く頑固親父』という人がいて、よく講釈を聞かされました。

私はむしろ、銘木が低迷した原因は、値段よりもその価値をきちんと伝えてこなかった事に起因するのでなないかと思っています。なぜこの木を使うのか、なぜこの木ではいけないのか、床柱や落とし掛けの相性は、銘木の由来は、銘木が楽しめる要素は無限にあります。話しても話しても話しが尽きないのが銘木の魅力です。ベテランの銘木マンたちが姿を消しつつあるいまこそ、銘木の魅力をきちんと語るべき時期であり、伝えて残していくことこそが若き銘木マンの使命でしょう。目利きの銘木屋がいなくては、目利きの施主は増えていきません。目利きの施主を育てていくことこそが、銘木業界が苦境を脱する最善の策だと考えます。

先日は、設計士さん達とモダンな床の間の床柱などを選びに来ました。スタンダードな、京都北山の天然絞り丸太も落ち着きがあっていいですが、今回は趣向を凝らした変木を考えられています。いろいろ見られて、コブシ、アカマツ、椿などが候補になりました。下の画像は、両端がコブシ、中央がアカマツの床柱です。

ca0ar1k61 casv24qw

おっ、アップでよく見ると左のコブシの柱の中にこんなものが!

ca626f7f

かなり苦しいですが、竪穴式時代の壁に刻まれた動物の落書き?二匹の獣が戦っている姿に見えませんか?手前の獣の尾っぽのような物が・・・く、苦しいですが・・・。表皮をそのまま使う銘木ならではの発見だと思います。コブや節の具合が動物の姿などに見えるのも一興かと思います。木に遊び心を見出せなくなったとき、銘木という文化は本当に死んでしまうと思います。裏を返せば、銘木ほど遊び心に溢れた世界はないということです。恐るべし銘木であり、かつ楽しむべき銘木です!

銘木の世界をちょっとでも覗いてみようという方は、4月25日(土),26日(日)に久万銘木さんで開催される『銘木まつり』に是非行ってみて下さい。いろいろな銘木が一堂に顔を揃えます。弊社もちょこっとお手伝いさせていただきます。詳しくはまた後日。




昨日の続き。敷地内を移動するのですが、それだけでもかなりの距離があります。行く先々で目にする物が、これまたでかい!まるで漫画のようなスケール感に思わず笑ってしまいます。一日に大量の原木を消費するのですから、ちょこちょこ運んでいたのでは間に合わないのでしょう。それにしてもデカイ!

20090308e38080e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a2

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a4

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a5

比較するものを写しこんでいないと、大きさが伝わらないかもしれませんが他の画像から推し量ってもらえれば想像は裏切らない大きさです。ただ、1本1本の原木がとてつもなく大きいというわけではありません。数本まとめて掴んだりするので巨大な車輌や機械が要るということです。原木1本の大きさでいうと、見た目では大きい物でも直径400~500㎜ぐらいまでではないでしょうか。アフリカ材のような、直径1000㎜を超えるようなものではありません。それにしても原木の山々・・・。ため息が出ます。

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d909

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a3

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291ab

何もかもがあまりに規格外の巨大さで、いつ巨人・ガリヴァーが姿を現わすのかと思うほど異次元空間に迷い込んだような感覚で、時差ボケならぬ尺度ボケしそうになりました。この原木を製材した製品も大量に積み上げられていました。ここからいろいろなルートで全国に配送されていきますが、どこが住宅業界不況なの?と思わずにはいられません。

中四国の役員会もこれで、今年度は最後となりました。来年は、ここ㈱中国木材の弘中京一郎さんが会長を務められます。中四国は、国内でも有数の製材工場が居並ぶ激戦区ではありますが、仕事と木青協活動とは割り切って友好的な活動が行われています。今年もお陰でいろいろな工場を見学させていただき、多くの新しい友とも出会えました。小さな会社も巨大企業も、膝を交えて盃を交えることの出来る中四国木青協には素晴らしい友が集います。友がいれば険しい道もなんのその!素晴らしき我が中四国木青協に栄光あれ!




週末に木青連の中四国地区の役員会が広島県の呉市でありました。ここ数年来の中四国の役員会は、会議の前に工場見学や勉強会をしていますが、今回は中国木材㈱さんのバイオマス工場見学です。今年度の中四国地区の地区長である愛媛の實田貴史さん(㈱瓜守材木店・代表取締役)の最後の役員会という事もあり、愛媛からも精鋭4人が参加しました。松山と呉は、スーパージェットでわずか1時間足らずの距離です。この移動時間が大切です。この移動中にいろいろ経営の相談やら、情報交換をします。今回はあっという間に着いてしまいましたが・・・。

さてその視察先の中国木材さんですが、木材業界の人間で、中国木材を知らない人間はまずいないでしょう。中四国などというレベルではなく、日本で最大の米松製材工場です。そのスケールは圧倒的で、比較のしようもありません。生産量や工場の規模などを詳しい数字で並べるよりは、まずは百聞は一見にしかず。画像をみてもらえれば分かると思います。すべての設備や車両が桁違いで巨大です!ガリバーの国に迷い込んだ小人のごとき心境です!

20090308e38080e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a0

 

 

 

 

 

 

 20090308e38080e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291aa3 

20090308e38080e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a17

左の青い外壁の建物は、製材したオガ屑を貯めておく超巨大なサイロです。それを右のプラントに贈り燃焼させます。サイロには約11,000立方平方㍍の原料がストック出来るそうですが、それもピンときません。数字が大き過ぎます!右の建物の内部の画像がこれです。天井から巨大なアームが吊ってあり、それですくうのですが、ひとすくい10tです!まさに巨人・ガリバーが遊ぶ超巨大UFOキャッチャーです!

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a62

20090308-e4b8ade59bbde69ca8e69d90e291a71

右の画像は、建物の最上階から見下ろしたものですが、文字通り人間が豆粒並みです。少し風もつよく、あまりの高さに足がすくみました!なんでしょうか、このスケール感は!これだけのオガ屑が出るだけの製品が日々生産されていて、それが消費されているのが信じられません。私の知る製材工場と呼ぶべき規模ではありません。まさにいつガリバーが現れるのを待つ、小人の国の住人の気分を味わった一日でした・・・この項、もう少し続きます。




先日、松のダイニングテーブルを納品させていただきました。長さは約2mで、幅は約900㎜にならんとする立派な1枚板です。松は今でも大きな木が出てきますが、このサイズは珍しいと思います。ただし、立木の時に虫にやられていて、辺材の白太部分は結構な数の虫穴が開いています。それを一個一個丁寧に埋めました!さすがにもう虫はいませんでしたが・・・根気のいる作業となりました。でも全て埋め終わった後は、えもいわれぬ充実感に心が満たされ、軽い達成感がありました!松のように樹液を多く抱える木や、栗や胡桃などおいしい実をつける木は、虫に食されるのは宿命です。人間の物ではないのですから、そこは寛容な気持ちで受け入れていただきたいと思います。

脚材も貫材も全て、油脂分をたっぷり含んだラオス松で作りました。脚部だけでもかなりの重さがあります。脚部は、大きな材を割るのではなく、60x120㎜の敷居サイズの物から作ります。これだけ脂分があ多いと加工も大変です。今回の加工も、㈲白菊木材工作所の太田菊則さんにお願いしました。さすがです!脂との格闘もものともしません。

caamkodi

 

 

 

 

 

 

caqdiv07

 

 

 

 

 

 

これに天板をアンカーボルトで接合します。堂々たる姿です。この辺りでは、国産の松という意味で『地松』と呼びます。そのほとんどがアカマツです。以前は瀬戸内海周辺にも立派なクロマツがあったようですが、マツクイムシなどの影響で今はほぼ壊滅状態です。その事について詳しくは、『クロマツ』の項の時に書かせてもらいます。

cai74o7e1

 

 

 

 

 

 

ca1hsz09

 

 

 

 

 

 

撮影した時に日差しが強かったので、少し白っぽく写っていますが、現品は赤身と白身の差が明瞭で、赤身は鮮やかな色合いです。木目もしっかり詰まっていて結構な重さがあり、天板だけでも大人一人で持ち上げるのは難しいほどです。マツの家具は使用していると材内の油脂分が少しずつ表面に滲み出て、多少ざらつきが出たり、染みになることもありますが、使い込んだ独特の光沢は素晴らしいものがあります。このダイニングテーブルもそうして使い込んでいただければありがたいと思います。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2009年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
Scroll Up