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| 松山市堀江町にオープンした『遊食 晴』さんの話。店主の山口日出晴さんは以前は道後のホテルで料理長を務められていただけあって、出てくる料理にも品があって美味!白いモミのカウンターも料理の味を引き立てるのに少しは貢献出来ていたのではないかと思います。『目で味わう』ってありますから、やはりこういう和食でカウンターが黒かったり赤かったりしたらちょっと興醒めでは。まあものにはバラスンというものがありますから、あえてそれを外してバランスを整えるという技もありますが。 |
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オープンしてすぐに駆け付けたかったものの仕事の関係で近いのになかなか行けずに、オープン後1,2週間ぐらいしてから伺いました。場所的には弊社よりも数キロ北部になり、飲食店をするにはご苦労されるのではと内心心配していたものの、行ってみるとそれもすっかり杞憂に終わりました。結構早い時間にお邪魔したつもりでしたが既に店内には数人のお客さんがいらして5人席のカウンターも3席埋まっていました。座敷も他のテーブルもまだ空きはあったものの、やはりここはカウンターに座らねばなるまいっ! |
| 山口さんと親しそうにお話しされていたのでご友人だと思いましたが、割り込む形でお隣に席を取らせていただきました。既に日本酒と美味しそうな刺身を食されていたのですが、次のお酒に『城川郷 尾根越えて』を頼まれたことから、「こちらも同じものを」と横から話に加わらせていただきました。このお酒は、私の故郷・西予市野村町の隣町の城川町で造られているもので、すっきりした味わいのある銘酒です。隣町の人間としてはお隣でこれを飲まれてほおっておくわけにはいきません。 |
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そんな事でお話しするようになって、お酒も入ったので図々しくあれこれ聞いていたら、山口さんが務められていたホテルで一緒に働かれていたお仲間の方たちで、今日はそのお祝いに駆け付けられたということでした。素晴らしき職場愛!そこで専門の方から、私が漠然と感じていた山口さんの料理の品などについての専門的な料理の解説をしていただきました。プロが頼む料理を真似てこちらも同じものをオーダーして解説付きで味わうという僥倖も味合わせていただきました。 |
| そうこうしてる間にも次々とお客さんがやって来られます。中には、地元と思われる方が来週何かの会の打ち上げで使いたいので予約したいのだけれどと団体の申し込みに来られたり、予約の電話も入ったりと商売ご繁盛の様子。それもこうして前職のご友人の方々から聞いた山口さんのお人柄と絶品の料理があれば当然かと。少しでも関わらせていただいた店には繁盛していただきたいものですが、心配ないどころか次はカウンターに座れるのかそれが心配・・・ご商売繁盛を祈念しております! |
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※ 『遊食 晴』 松山市堀江町甲640-2 定休日:火曜日 営業時間:17:30~23:00
電話:089-909-8667
| モミ(樅)はマツ科の針葉樹で決して堅い木ではありませんが、通直で長尺の幅広の一枚板が取れます。クリスマスツリーや卒塔婆、蒲鉾板などに利用されるため軽くて軟らかい木というイメージがあるかもしれませんが、しっかり乾燥すれば堅く締まり強度が増します。そのため容易には釘が打てないことから、一度錐(キリ)で下穴を開けなければならず、「キリでも揉む」の「揉む」が「揉み」→「モミ」に転化したのが名前の由来とする説もあるほどです(半島から来た言葉が語源という説など諸説あります)。 |
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カウンターの板を決める際に傷がつくのを心配されて必要以上に「堅さ」を重視する方がいらっしゃいます。お気持ちは分かるものの、あまりに堅さを求められると、材全体が重たくなってしまいます。一概には言えませんが、軟らかい材は軽く、堅い材は重たいというのが一般的な傾向です。また堅く重たい木ほど、反ったり暴れたりしやすいので、反り止めや補強、脚材の工夫等が必要になってきます。高いお金を払って傷がつくのは耐えられないという気持ちは分かるものの、全体のバランスを考えることも大切です。 |
| 『遊食 晴』さんは和食のお店という事で、カウンターも和風で軟らかく明るめの木ということで、モミをご提案したところ気に入ってくださいました。施工中の様子は見ていたものの、こうしてお店がオープンされて見るのは初めてでした。久しぶりのご対面でしたが、提案が間違っていなかったことを確信しました。モミは同じマツ科の木や通直に伸びる針葉樹のスギやヒノキと比べて大きく異なる特徴は、赤身が出にくい、少ないという点で、ほぼ全体が白身で純白の板が取れます。 |
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経年変化でやや灰褐色にやけてきますが、それでも白身の世界の中にくっきりした年輪がまるで地図の等高線のように際立ちます。早速少し傷がついちゃいましたと山口さんが苦笑われていましたが、大切に使っていただいていることはすぐに分かりました。やがて沢山の傷や輪染みも出来てくることでしょうが、それもお店の勲章です。森で成長したのと同じぐらいの長い時間をかけて、『遊食 晴』さんの顔となれるように頑張って欲しいと思います。肝心のお料理とお酒の話は明日・・・。 |