森のかけら | 大五木材


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 弊社の月刊通信誌『適材適所』で以前に書いた文章ですが一部を加筆・引用して、外部でも防腐剤不使用で使えるサーモアッシュをご紹介します。『極力防腐剤などを使わないで「外部でも使える木」ということで、非常に硬くてタフなブラジル産の超高耐久木材・マニルカラ(俗称アマゾンジャラ)を取り扱ってきましたが、サイズや重量、加工性、コスト等の問題などから、外壁などにも使える木として現在力を入れているのが、サーモウッド!この通信でも何度か取り上げてきました。

 

今回そのサーモウッドがいろいろな形に姿を変えて外部で実際に使われた事例を幾つかご紹介します。そもそもサーモウッドとは、エコロジーな処理による耐久性の向上も目指して2001年に北欧で開発された技術で、水と熱だけを使って高熱乾燥させた木材で、海外ではいろいろな樹種によるサーモ処理が進んでいます。弊社では今までにイエローポプラホワイトアッシュの2種類のサーモウッドを取り扱ってきました。サーモ処理させることで、耐久性や防腐性、防虫性は飛躍的に向上!

 

20160405 3しかし、それぞれの樹種の持つ本来の特徴までもが根本的に変化するわけではないのと、サーモ処理させたことで現れるいくつかの問題もありますので、その特徴をよく理解したうえでお使い下さい。まず、インパクトのビットも折ってしまうほどに硬質なアイアンウッドに比べて施工は容易である反面、加工すると切り粉が非常に細かいので喉や目を傷めやすく防塵マスク等を着用するなど注意が必要になります。粉塵は砂のようにサラサラしていてちょっと不思議な感覚があります。

 

また、サーモ処理によって木の糖分が変化して酸性になっているので、鉄の釘を使うと錆びてしまうので必ずステンレスの釘をお使いください。またそげらがポキンと折れて刺さりやすくなっていたりと、木本来の粘りや弾力、しなやかさについては少なくなっているように感じます。ウッドデッキとしてご使用になる場合は、根太のピッチなどに配慮が必要です。力がかかる構造的な部分での使用はお控えください。』更に明日は、サーモウッドのプラス面についてご紹介します。




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