森のかけら | 大五木材


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さて、話を『もく遊りん』さんに戻します。ずっと前から気になっていて、いつか訪れてみたいと思っていましたが、ようやく念願が叶いました。先日書いたように、獅子吼高原の傾斜地を利用した建物で、店内が階段状になっているのですが、それが階段を上がるたびにスペースの商品構成が切り替わっていて、次々と別の木に関するお店に入っていくような感覚で実に新鮮でした。縦の動線に配慮し、地の利を生かした造りにまず感動。

 

 

 

敷地には大きくふたつの建物が建っていて、正面玄関から入って右の建物がテーブルや木工品など木にまつわるモノを扱う『木工房』、向かって左の建物がピザのお店『食工房』となっています。実はこの旅で後日再びこちらをお邪魔することになるので、食工房については改めてその時にご紹介するとして、ここでは『木工房』について。傾斜地に建っているので入口もこんな風に勾配を利用して滑車式の扉になっていて遊び心満載でワクワクさせます!

 

 

 

広い店内にズラリと木に関する商品が並べられているのですが、その充実ぶりが半端ではありません。弊社も『木のもの屋・森羅』で、全国の木工クラフト品を扱わせていただいているので、馴染みのある商品もありますが、地域の作家さんの手によるオリジナリティ溢れる商品も沢山あって飽きません。こういうのを見てしまうと、抑えていた自分の中の「あれも欲しいこれも欲しい虫」が目を覚ましてまたぞろ動き出してきそうで怖いのです・・・。

 

 

 

弊社の猫の額ほどの狭いスペースでは展示できる商品数も限定され、肩をぶつけながら買い物するような窮屈さで、ゆったりと通路も確保できるこんな空間に憧れてしまうのは無いのもねだりと己を諫めます。これだけの建物を建てるためにかかる費用、施設の維持管理費、商品説明のできるスタッフの教育と人材の確保、商品管理等々、気の遠くなるような問題をひとつひとつ解決したからこその今の姿。ムラモト、鳳至木材、もく遊りん、と石川の材木屋いずこも恐るべし!続く・・・




石川県の木の話から大きく脱線しますが、源義朝の名前が出たので、本日は源義朝と木にまつわる話を。歴史好きの人には知られた話でしょうが、一応ご説明します。源の頼朝、義経の父親である義朝は、平安時代の末期に起こった京都の平治の乱で、平清盛に敗れ裸足で尾張国野間(現愛知県知多郡美浜町)に敗走。家臣の家人、長田忠致の元に身を寄せたのですが、恩賞目当ての長田親子の裏切りにあい、入浴中に襲撃を受け殺されてしまいます。享年38歳。

 

 

 

その義朝公が眠るのが、美浜町にある野間大坊(のまだいぼう)の名前で知られている鶴林山大御堂寺。私自身行ったことはないので、本とネットからの情報ですが、天武天皇(673年~686年)の時代に建立されたという歴史ある名刹です。その境内には義朝の墓があるのですが、それが異様な光景!入浴中、油断した時に襲われたことから、良朝は最期に「我れに木太刀の一本なりともあれば!」と叫んだといわれ、それにちなんで多数の小太刀が供えられています。

 

 

 

歴史あるあるで、義朝公が本当にそう言って亡くなったのかその真偽はともかく、これだけ小太刀があれば義朝公も応戦できたでしょう。ところで材木屋として気になるのは、その小太刀が何の木で誰が作っているのかというところ。こういう場合はほとんどヒノキなど木柄のスッキリした針葉樹だと思うのですが、弊社でも時々『護摩木』の注文が入ったりするので、こういうところでももっと『森の出口』を広げられないものかと常にアンテナの感度を磨いているところです。

 

 

 

ついつい悪い癖で、不謹慎ながら『義朝の小太刀』とか商品のこと考えてしまうのです・・・。しかも折角なら長田親子に戦い負けしないように、『シラカシ』とか『アサダ』などの硬めの木を使おうか、いや攻撃力よりも地域性のことを考えて知多市の木『ヤマモモ』にしようか、もっと絞って美浜町の木『クロマツ』にした方がいいか。源氏の旗印の白にちなんで、色目の白い木がいいか、そしたら平家の赤い小太刀も作れないかと、妄想が止まらなくなってしまうのです。

 

 

 

 

また、その首を洗ったといわれる「血の池」もあって、その池の水は国に異変があると赤く染まるというおどろおどろしい伝説があるとか。更に、義朝の息子である頼朝が忙殺された亡父のためにこの地を訪れて、長田親子を磔にしたという松の木『磔(はりつけ)の松もある(枯れてしまって幹の一部が保存されている状態ですが)など、歴史ロマン溢れる場所で、最近ではパワースポットとしても観光客に人気だそうです。私もいつか訪れてみたいと思っています。




私の大好物の木のひとつ、ブラックウォールナット(BW)。その魅力のひとつに挙げられるのがチョコレート色の濃密なグラデーション。黒、こげ茶、茶褐色、赤茶など何色もの色が重層的に絡みあって生まれる独特の色合いは、この木の最大の特徴であり、決して他の木には真似ができないところです。世に「〇〇・ウォールナット」の名が冠せられる木は多いものの、いくら名前を真似ようとも似て非なるどころか、本家の足元にも決定的な違い。その個性的な魅力を引き立てるのに一役買っているのが白い辺材とのコントラスト。大抵の木の場合、辺材部分は白いのは当然ではありますが、ブラック・ウォールナットは心材部分が茶~黒なので、その差がより鮮明で、その白さゆえに一層濃厚なグラデーションが際立つのです。

そんな辺材と心材の差がくっきりしたコントラストの強いブラック・ウォールナットのフローリングをご紹介。普通のフローリングは白太(辺材)が混じっていたとしても、その割合は1、2割程度といったところですが、こちらは4~5割ぐらいは白太が混じっていて、普段よく知るブラック・ウォールナットとはまったく別の木に見えてしまうぐらい白太率の多い商品となっています。これは『ナチュラルグレード』といって、敢えてこういうグレーディングにしているわけです。

だからといってフローリングに加工された辺材部分が極端に軟らかくて弱いとか脆いというわけではありません。強度的には心材の黒味部分と変わりませんし、植物性オイル塗装後に#600の耐水ペーパーで磨き仕上げしているので滑らかさも遜色ありません。通常のブラック・ウォールナットのフローリングを見慣れた方には少し違和感を覚える商品かもしれませんが、ある意味で「個性的」な一品です。ただし、既にこのグレードの商品は数年前に廃盤となってしまいました。

なので、現在弊社の倉庫にある70ケース前後の限定品となってしまいます。昔ならば、癖が強すぎるかもしれないので商業店舗などがお薦めですなんて弱気な事を言っていましたが、昨今の若い施主さんはこれぐらいの癖の強さも個性の一つとして十分に受け入れ可能だと思いますので、ちょっと他人とは違ったものをお探しの方にお薦めさせていただきます。なお実物を確かめたいという方は、オイル塗装した現品を弊社でご覧いただけます。営業時間を確認のうえご来店下さい。

なお、塗装中の写真は倉庫の水銀灯の下で撮影しているため、実物よりもやや色味が変わって見えます。外部の自然光で撮影したのが右の写真です。このブログの1枚目の写真(縦)も現場の照明のもとで撮影しており、光の当たり具合によって色合いが淡茶だったり、濃いこげ茶に見えることがあります。もともとのフローリングも材の部位によって様々な色調のものが混在していますので、写真はイメージとしてお考えください。白身の混入バランスについては、1枚目の施工写真よりはかなり多いです。



ブラック・ウォールナット ナチュラルグレード 1820X130X15mm 1束=7枚(1.53㎡) 植物性オイル塗装品 限定70ケース




20160328 1雨が降る日に気になるものは雲の大きさばかりだけど♪・・・ウッドデッキの事も気にかかります。弊社ではウッドデッキに、アイアンウッドの別名もある高耐朽性木材をお薦めしています。その中でも、いちばん力を入れているのがブラジル産の『マニルカラ』。今や「アマゾンジャラ」の俗称の方が有名になってしまいましたが。ブラジルで伐採後、ウッドデッキサイズに加工され日本に輸入されるのですが、その時の色合いは表面の汚れもあってくすんだ淡赤暗褐といったところ。

 

Exif_JPEG_PICTUREこのマニルカラに関わらず、海外で加工され日本に輸入されるディメンションランバーのほとんどは、S4S・E4Eといって4面プレーナー加工+4方面取り加工されています。なので、ウッドデッキにする場合にも、輸入されたサイズをそのまま施工するケースが一般的です。ですから施工後も、無塗装仕上げの場合であれば色調は輸入されてきた時と同じくくすんだ淡赤暗褐色のまま(まあ、どういう色調で言語化するかは個人差がありますので、表現についてはご容赦下さい)。

 

20160328 3それがこのようにひとたび雨に濡れようものなら、思わず「ウソ~!嘘だと言ってよ、ジョー!」などと叫びたくなるほどに劇的な変化を遂げます。更に、乾燥して材に付着していた樹液が溶け出し、シャンプーをかけたかと思えるほど大量の泡が放出されます。ただしそれは雨に濡れた後、デッキブラシなどで磨いた場合で、雨に濡れても何もしなければここまで泡が出ることはありません。また泡が出たからといっても、この状態が永遠に続くわけではなく、一度流れ出れば終わりです。

 

20160328 4今までにもこのことは何度も書いてきましたし、使っていただく場合にはご説明もさせていただいておりますが、いくら話を聞いていたとしても実際にこれだけ大量の泡が噴き出すのを目の当たりにすると驚かれる場合があるので、何度も取り上げさせていただいております。ここまで泡が出なくとも、樹液がコンクリートを汚したりするケースもあります。高い耐朽性を誇るアイアンウッドですが、木は決して人間の役に立つために生まれてきたわけではありませんので材の特性をよくご理解下さい




1年のうち何度か突然に全国から問い合わせが集中する木があります。それが、『シガーボックスシーダー』の別名を持つブラジル産のセンダン科の広葉樹・『セドロ(CEDRO)』。その別名からも分かる通り、高級葉巻ケースとして愛煙家から強い支持を受けています。害虫への対抗性が強く、収納した葉巻に対する香りづけの効果もあること、またこの木の持つ調湿性が葉巻に絶妙の湿り気を与えるなどの点から、葉巻ケースには最適の木材として、セドロの代表的な用途の1つとされています。

私は煙草を吸わないのですが、愛煙家向けの雑誌やメディアで時々葉巻特集などが組まれた時に、合わせて葉巻箱も紹介され、そこでセドロの名前が取り上げられるのだと思います。それで、腕に覚えのあるクラフトマンの方々が、では自分で葉巻箱を作ってみようかということになって、ネットなどでセドロがどこかで売ってないかと調べられるのでしょうが、全国にあまたある材木屋の中でも、セドロ材を扱っているところは決して多くはありません。それで弊社に辿り着かれるという流れ。

弊社も大量にセドロ材を在庫しているわけではないのですが、厚み35㎜の挽き板がまだ幾らか残っているので、それであれば一般の方にも直接小売販売させていただいております。趣味で葉巻箱を作られるような個人のクラフトマンの方だと、2mサイズの板が1、2枚もあれば充分ということで、少量の販売でも対応できる弊社にお声を掛けていただくことになるのです。それで年に数回時を合わせたように全国各地からセドロ材への問い合わせ、ご注文が殺到することになるのです。

 

それは1年だけのことではなく、この数年間毎年のように降って湧いたセドロブームが起きるのです。それだけセドロという材が希少だということと、1枚から小売りしてくれる材木屋が少ないということなのだと思うのですが、こういう形で注文が重なる木って非常に珍しいのです。そんなセドロにこの間もご注文が舞い込み、また数枚が全国各地に散っていきました。葉巻箱に使うような薄い板だけでなく、カウンターサイズの大きなセドロもありますので、葉巻箱以外の出口も募集中!




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