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話が脱線したついでにもう少し脱線して
ジャッキー・ロビンソンの話をもう少し・・・・彼はさまざまな障害や偏見に立ち向かい、有色人種にその後の道を切り拓いた偉大なる先人で、その偉業を称えるためにメジャーリーグでは1年に一度全員が42の背番号をつけてプレーします。
42は全球団共通の永久欠番となっています。今多くの日本人選手がメジャーリーグで活躍していますが、それもこの偉大なる先人の挑戦がなければ道は閉ざされていたままだったかもしれないのです。

相当激しいバッシングや偏見があったことでしょうが、それに屈することなく堂々と立ち向かい、ナショナルリーグのMVP、新人王、首位打者、盗塁王などに輝き名実ともに一流選手の仲間入りを果たしたのです。どの業界でも新しい事をやろうと思えば激しい波風が立つもの。そういう意味では
川上君も生き馬の目を抜く店舗業界で、大胆とも無謀ともいえるような挑戦を続けていて、いろいろ偏見や敵も多いのかもしれませんが、そんな事を気にするタマでもないでしょうから今後も更なる大暴れを期待しています。

さて、その『
Philly’s』で話をしているとオモシロイものを発見!巨大な鉛筆、当然木製。木製といっても
スギの原木を丸々1本使って作った『
原木鉛筆』!ようやくペンシルシーダーの話につながりました(汗)。長さ2m、直径100mm程度の原木を少しカットして先を鉛筆削りで削ったっぽく削り(当然これが削れる巨大鉛筆削りなんてありませんので、電動カンンナでそれっぽく削ったそうですが、それが8面あるので結構大変だそう)、色を塗っているのでかなり鉛筆っぽく見えるのです。

これがどれぐらい大きいのかいうと、実際に川上君に原木鉛筆を持って字を描く真似をしてもらいましたがご覧の通り!これはオモシロイ~!何がどういうわけとか、これをどう使うとかいうわけではないのですが、その馬鹿馬鹿しさがただただオモシロイ!!これで文字なんて描けませんし、実用的でもありませんし、その労力を考えればこれを作って一体どうするの?なんてシロモノかもしれませんが、こういう発想を実際にやってみるその行動力こそが彼の持ち味にして最大の魅力!

実は以前、ネットでこれと同じような馬鹿馬鹿しい事をやっている人を発見。どこの国だったか忘れましたが、それがこちらの草原に横たわるカラフルな原木の色鉛筆!まあ、ここまでやり切ってしまえばもうアートなのでしょうが、削り具合の繊細さを見れば川上君の方に軍配が上がると思います。これこそまさに嘘偽りのない本物の『
ペンシルシーダー』!世間にはきっとこれを面白がって買う人っているものです。
ただしコレクター魂に火を点けるためにはせめて12色は揃えておかないと・・・ガンバレ~!!
| さて、そんな木のまな板の中で弊社が取り扱う機会が多いのは、圧倒的に『イチョウ(銀杏)とホオ(朴)』です。一応ヤナギ(バッコウヤナギ)も在庫にはあるのですが、まな板にするにはあまりに大振りで、高価なまな板になり過ぎるため断念されます。イチョウとホオについては、まな板にちょうどいいぐらいのサイズの小幅な板がお手頃な値段であるために、そちらを選択される方が多いのです。稀に、『青森ヒバ』とか『ヒノキ』で作って欲しいという樹種指定のケースもありますが基本はおまかせ。 |
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サイズにもよりますが、一般家庭で使われるぐらいのサイズであれば、イチョウかホオで充分対応可能。先日は、ご自宅で使われるまな板のご注文をいただきました。在庫しているホオの中で、家庭用のまな板に手頃なのがこちらのホオの耳付き板。長さが2m前後で、幅が180〜280mm程度、厚みが30mm。業務用のまな板を取るには幅も足らず薄すぎますが、長さ400〜500mmぐらいの薄手のものでよければ、この中で赤身の張ったものを探し出して加工して仕上げていきます。 |
| 荒材で見ると結構大きく見えるものですが、実際に木取りして丸味やダメージのある部分をカットすると、案外狭いものしか取れなくなったりして、あと数センチ幅が足りない〜なんてこともしばしば。わずか数センチとはいえ、ご依頼のサイズが取れなければ意味がありません。極力白太部分を外して赤身で木取たいのですが、幅250mmぐらいをご所望されるとこの材で赤身だけというのは難しくなります。それで結局、更に大振りなホオの板を製材して作らせていただいたのがこちら。 |
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光の加減で色合いがとぼけていますが、実物は赤身(緑)の張ったもので、ご依頼主にも満足していただきました。昨日も書きましたが、なぜ木のまな板を使うのか?回らない寿司屋さんに行って、プラスチックのまな板を使っていたとしたらどう思うでしょうか?それはただ衛生的とか価格のことといった点からではなく、まずもって雰囲気が台無しになってしまうでしょう。それは寿司という食文化を昔から支えてきた調理道具のひとつとしてまな板が文字通り切っても切れない関係にあるからだと思います。 |
| 暖簾をくずれば、清潔感のある白木のカウンターと新鮮なネタが並び、その奥に白衣をまとった大将がいて、柳包丁に木のまな板がある光景というのが、多くの日本人が抱く寿司屋さんのイメージではないでしょうか。食は目で味わうともいいますが、寿司はまさに雰囲気や風情も料理の味付けにおいて重要な隠し味のひとつだと思います。そう考えれば、木のまな板は必要不可欠であり、五感で味わう寿司という食文化を構成する大切なひとつの要素なのだと思うのです。たかがまな板、されどまな板。 |
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| まな板の話の続き・・・まな板の御三家としてよく知られているのが『イチョウ、ホオ、ヤナギ』の3樹種です。これらの樹種がなぜまな板に適しているのかというと、刃あたりが良くて刃を痛めない事、軽軟で扱いやすい事、赤味を使うと比較的水にもよく耐える事、また刃物による木屑が出にくい事などが挙げられると思います。よく、プラスチックのまな板にするか、木にするか迷っているという方がいらしゃいますが、私は根本的に比べるようなものではないと考えています。 |
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木のまな板がいいという人は、何か特別な理由を持って選択されているのではないように思います、私を含めて。昔から家で普通に木のまな板を使っていたからとか、そもそもまな板って木しかありえないでしょ、というようなある種本能的な感覚で木のまな板を選ばれているように思えるのです。理由などないというのが理由のような。一方、プラスチックにしようか迷っている方は、例えば木の黒ずみが気になるとか、手入れが面倒とか、値段が高いとか、耐用年数が長いとか機能性や衛生面。 |
| 私はそういう方を説得して木のまな板に変えてもらおうとは思っていません。まな板に限らず、木の素材はその扱い方やお手入れ方法について手間暇がかかります。プラスチックのような抗菌処理もしていません。木は決して万能な素材ではありません。ですが、その作法にのっとり、手間暇かけても大切に使えば長持ちもするし、機能的なものも以上のものも与えてくれると信じています。それを煩わしいとか面倒だとか思うようであれば、最初から木の素材なんて使わなければいいし、また使う資格もないのです。 |
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あまり木に過信しすぎると、折角木を使ってもマイナス面ばかりに気を取られてしまい、本来の木の良さを見失ってしまいかねません。プラスチックにもプラスチックの良さはあるのです。それぞれの素材の良さをうまく活用すればいいのであって、異素材を異常に批判したり盲目的に過信せずに向き合えばいいと思うのです。木のまな板の上で調理した方が断然美味しく思える、と感じれば木のまな板を使っていただければいいのだし、私もそう思っているからこそ木のまな板をお勧めているだけの事。更に明日へ・・・ |
| なぜだか急に特定の商品に注文が集中するという事はよくあることですが、先日から不思議に集中しているのが『まな板』。新品の注文から、削り直しまで数日の間に、全然関わりのないところから4、5件続けてお問い合わせをいただきました。個人用から業務用まで、サイズもそれぞれですが、樹種についてはお任せのケースがほとんどで、削り直しの場合はヒノキがほとんど。いずれにしてもプラスチックや合成ゴムのまな板が氾濫する中で、木のまな板にこだわっていただくのはありがたい事です。 |
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現在一般家庭に置いてどれぐらいの割合で「木のまな板」が使われているのか分かりませんが、私の周辺では木のまな板率が多く、異業種のイベントなどに出展しても、年齢を問わず広い世代から「材木屋さんだから木のまな板あるんでしょ~」的な問い合わせを多くいただきます。正直こちらとしては、今更木のまな板なんて売れないだろ~と高をくくって持っていくことがほとんどなかったので、その反省から『ホオのカッティングボード』を作った経緯もあるぐらい木のまな板の頻度高いのです。 |
| さて、こちらが1年ぐらい使用したヒノキのまな板。一般家庭のものではありません(事務所のキッチン)。毎日の調理の際に使われていたわけではありませんが、それでもかなりの刃跡、焦げ跡などが見られます。考えてみれば、住宅の外壁も日々紫外線に晒され、雨風や台風、吹雪などにも耐えなければならないという過酷な条件での耐朽性を求められるわけですが、まな板だってほぼ毎日鋭い刃物を己の体で受け止めて、滝行のように冷たい水や熱湯に浴びるという修羅場に耐えているわけです。 |
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あまり気持ちが入ってしまうと明日から包丁を持つ手が震えてしまいそうですが・・・さて、そのヒノキのまな板をひと削りしてみると、こんなに美しい木肌が現れました。もともとはこんなに鮮やかなピンク色のヒノキだったのです。このように何度でも削り直すことができることこそが木のまな板の最大の特徴であり醍醐味であります。失われていたヒノキの香りも再再登場。食いしん坊の事務所のスタッフの皆さんの胃袋をこれからも末永く支えてくれることでしょう。更にまな板の話、明日に続く・・・ |
弊社の2階では、無垢のフローリングや木製家具などを展示販売しておりますが、隣のスペースでは木のおもちゃなどをはじめ木のクラフト商品を展示販売しています。外観からでは想像も出来ないと思いますので、来られた方のみ知る人ぞ知る世界です。そちらは家内が担当していて、『木のもの屋・森羅(しんら)』という名前で、『木の玉プール』の管理なども行っています。全国の作家さんが作られた数々の商品群の中に、弊社の端材から生まれた変な木のモノたちも紛れ込んでいます。
上の変なものの正体は、【森のかけら】になる夢叶わず、『夢のかけら』にもなれなかった『かけら』から生まれた『クギ人間』です!不本意ながら傷や割れ、虫喰い、欠損、収縮などなどによりA品たる【森のかけら】に含める事が出来ないモノが発生してしまいます。それらを『夢のかけら』として30個セットで廉価で販売させていただいています。B品とはいえ、そこにもそれなりの一線がありまして、B扱いもどうかなというレベルのかけらが時々出来る事があるのです。
しかしその「かけら」だって、モッタイナイの素(もと)から生まれしモノ。そのまま焼却炉へ入れるなどという人でなしのような事は出来ません。ですが商品としては相当に厳しいものがありますので、彼らの活かし方は子供たちの手に委ねる事に。「かけら」に釘を数本打ち付けただけのものですが、それで生まれたのがこの『クギ人間』なのです。他にも目玉をつけたり、マジックで顔を描いた木のロボット(木ボットくん)など、子どもの発想で捨てられる端材に命が蘇りました。
こちらは部屋から外へ出た『クギ人間』。いい感じに日焼けして『エイジングかけら』に変身しました!作ろうと思って作ったものではありませんが、折角一度手に入れたご縁のある木たちですから、第二の命を無駄にさせるなんてモッタイナイことは出来ません。木を伐る、木を商いの道具とする、という事についてはさまざまな意見があろうと思います。私は巡り合った木は骨の髄までしっかり味わい、私の元に来たことが不運ではないことにしたいだけ。だってそんなことしたらモッタイナイ、モッタイナイ!