森のかけら | 大五木材


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20120128 1昨日に続いて、もみじ建築さんの新年会の話です。クセモノ材木屋としては、あまりまともな事をしていては相手にされなくなりますので、それなりのクセモノぶりを発揮せなばなりません。その気持ちは若い頃からありましたが、やはりあまり年が若いと、言葉に説得力も余裕もなく、無理に突っ張っているのが見え見えで妙に痛々しく映っていたのではないかと思います。最近になってやっと、そのクセモノぶりの理想と現実がようやく合致してきたように思います。

 

20120128 2目に見える実績がなければ言葉だけでは空疎になりますし、その面白さも伝わりません。20数年かかって少しはクセモノ材木屋道の歩き方が身についてきたところですが、お陰で違う分野のクセモノの方とも「言葉」が通じるようになり、楽しくクセモノ論議に花を咲かせる事が出来るようになりました。例えばこちらのお方、私の数倍クセモノ、もはや奇人変人の域にいらっしゃる(褒め言葉)お方。以前からお付き合いのある「渡邉意匠 interior design studio」の渡邉道彦さ)。

 

20120128 3初めてお会いした時は、きっと目を合わせてはいけない世界の方なんだなと誤解(いや、誤解ではないかも?)してしまいました(これも褒め言葉)。その後、このブログを書くようになって再び急速に接近。年明けのワンズ㈱さんの新年会で激しくクセモノ論を語り合わせていただきました。拙ブログの行間から思いを汲み取っていただける貴重な能力を備えられていて、言葉少なでも意思の疎通に不自由なし!嗚呼、こういう方が身近な所にいてくださるともの凄く安心!渡邊さんも私に似たような獣臭を感じていらっしゃるようで、目の前に座っていた石村智子さん(イシムラトモコ建築設計)同等、同じ思いを共有出来る「血族」の一員です。しかもそのおふたりがともに設計士であるということはとてもとて心強い事です。家作りの根幹である思いを記号化してもらうデザイナーさんが公然と認めてもらえれば、クセモノこそがルール

 

20120128 4ここで言う「クセモノ」とは、決して奇をてらった癖玉というだけではなく、本来の家作りではもっとも尊重されるべきであった施主との「物語づくり」が、便利で見栄えのよい箱を作る「モノづくり」に取って代わられた事に対するアンチテーゼとしての表現でもあります。そこは「モノありき」ではなく「ひとありき」の世界。話し込んでそのひとなりの家物語を共に紡いでいけば、どの家だって唯一無二の個性溢れる家になるはず。それを構成する部材も、それも扱う人も必然的に個性的なものになります。

 

20120128 5それらすべてを言い表して言葉が「クセモノ」だと考えて下さい。施主さんが家作りという人生最大の舞台にあがろうとする時、これからその舞台で感動的な家族の物語を紡いでいけるよう、感動の種を撒くお手伝いをさせていただくのが我らの仕事。そのためには、直接会っていろいろお話をさせていただき、人生の演出プランも伺わねばなりません。それに適した種を仕込んでおきましょう。これからさまざまな分野において「クセモノ」が求められる時代になります。さあ、渡邊殿出番でござる~!




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