森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20120114 1デンマークの旅もいよいよ佳境。最後に連れて行っていただいたのは、コペンハーゲンのここ「デンマーク・デザインセンター」。こちらでは家具やファッション、デザイン、グラフィックなどデンマークの最先端のデザインを一堂に見る事が出来る場所で、いつもいろいろな企画展示が開催されているそうです。デザインに興味・関心のある人なら、デンマークに来て避けては通れない場所・・・だとか。恥ずかしながらまったくの無知で、藤山さんに教えていただくまでその存在も知らなかったのですが・・・。

20120114 2実際に私が行っていたとしたら、畏れ多さと恥ずかしさからとてもこんな真似は出来なかったと思うのですが、使命感に燃える藤山大使は、国際感覚を身に付けられた「日本人離れした日本人」なので、常に堂々とされたもの。こういう素敵な写真を沢山撮ってきていただきました。無知なるモノの強さでしょうか、一緒に映っているものがどれだけ凄いモノか分からないのですが、大使のファインダーを通じて映っているので泰然とした気持ちでいられます。 

 

20120114 3色合いがカラフルですが似たようなモノまであるじゃないですか!家内が事務所2階のショップ『木のもの屋・森羅』で、木の玩具を扱っていて、ヨーロッパの木製玩具も幾つか揃えていて、それを見ると原色のカラフルな色合いのモノが目を引きます。イタリアイギリスに持って行っていただいた時も感じましたが、ヨーロッパでは木工クラフトや木製玩具などの分野において木を生地で使うよりも、着色する文化の方が一般的なのでしょうか。アフリカや中南米のように生地の色合いが刺激的な木(パープルハートやゼブラウッド、サティーネ、ボンゴシ、パドック、ブビンガなどなど)が少ないからでしょうか。使われている材が、ビーチやオーク、モミなどの淡白な色合いの木が多いから、あえて着色する文化が根付いたのかもしれません。材木屋という商売柄、いやモッタイナイというケチな性分から、私は塗装することにかなり抵抗があって(生地の色合いを失うのがモッタイナイ)オイル仕上が精一杯。

 

20120114 4でも【森のかけら】でも、『日本の100』と『世界の100』を並べると感じるのは、日本の木の地味さ。最近よく「無塗装が欲しい」という問い合わせも多いのですが、無塗装であれば更に地味さが増します。オイルしてあるからこそ、まだこれぐらいの色のバリエーションが楽しめますが、無塗装だと100種揃っても似通っていて相当に地味なものになります。匂いを楽しみたいというお気持ちはよく分かるのですが。もし無塗装のかけらをヨーロッパに持って行ったらどう評価されたでしょうか?

 

20120114 5世界のどこに持って行っても「かけら」は「かけら」ですが、いろいろな国の人の感想や反応を聞くと、その受け止め方も千差万別でとても刺激を受けます。無名の建築材をブランド化しようと思うと、それを定着させるために莫大なお金と時間が必要になります。ましてや海外輸出なんてとんでもない事!それがアートの世界では一足飛びに世界へ飛び込めます。藤山大使のお陰で不思議な安心感や自信も湧いてきて 世界がドンドン身近に感じられてしまうのです。勘違いこそがエネルギー、世界はそこだっ




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2012年1月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
Scroll Up