森のかけら | 大五木材


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20120111 1昨日の続きですが、藤山〔かけら〕大使をデンマークに派遣するにあたって、現地の皆さんの機嫌を伺うために、いや国際的なマーケティング調査を決行するために託したのがこちらの『デンマークのかけら』。行った事もない遥か北欧の国と【森のかけら】の接点を探りながらあれこれ考える時間は、私にとって妄想世界旅行。まだイメージのしやすかったイタリア、イギリスに比べると、デンマークはイメージもぼんやり・・・。即脳裏に浮かぶものといえば、定番の「人魚姫」と「運河」ぐらい・・・。

20120111 2さすがにこれでかけらまで辿りつけるのか不安!それにしても人のご縁とはありがたいものです。藤山さんとの出会いがなければ、縁もゆかりも無いデンマークの事を真剣に考える事などあり得なかった事でしょう。例え考えたとしても、それが簡単にデンマークにまで行く事になろうとは・・・。その奇跡のような幸運を考えると、デンマークだろうがどこだろうが力技で着地点を見つけてみせるのだあ~!人類が森から出でた者のであるとするのならば、世界のどこの国だろうが「故郷」とつながらないはずなどないのです!森は世界に通じる世界共通語です

 

20120111 3「知る必要」に迫られるお陰で、いろいろ本を読み、ネットで検索し、雑学が身に付きます。そして知れば知るほどに、世界中にまだ見ぬ多くの『森の出口』が潜んでいるのに気付かされます。それもこれもこのお方のお陰、感謝!とりあえず「デンマークと木かけら(木)の5つに接点」を調査。現地のきにまつわる面白いエピソードがあっても、【森のかけら240】の中に含まれている樹種でなければ意味がありません。あったとしても樹種がかぶってはNG。当初は産地まで・・・とも考えましたが、そこは大きく譲歩。

 

20120111 4かなり強引に「木」との接点を探すのですが、あまりにマニアックになり過ぎてもよろしくないでしょう。「なぜ?」の理由にある程度の説得力(続に言う「へえ~」ですね!)が無いと面白くありません。そんな条件を掲げてみると、(私にとっては)デンマークの象徴のような人魚姫がどうしてもストライクゾーンに入ってきません・・・!仕方が無いのでここはアンデルセンつながりにシフト変更。その多様な童話の中で「かけら」とつながるキ(木)ーワードはないか?すると『人魚姫』と並ぶ代表作『マッチ売りの少女』に光明を見出しました!そうです、少女が希望のともし火をつけるマッチ棒の軸木です!今やマッチ棒そのものが消失しつつありますが、その軸木には軽軟で弾力がある『アスペン』が使われています。アスペンは肌目が淡白色で熱の遮蔽率も高いところから割り箸にも使われています。

 

20120111 5そしてもひとつのデンマーク・インプレッション「運河」は、「かけら」とのつながりを確定出来ませんでした・・・。運河の多いヨーロッパでは、橋や桟橋、閘門(こうもん)などにハードウッドが使われているのですが、デンマークの固有の運河で何の木が使われているのかという記述に辿り着けませんでした・・・泣く泣く断念。困った時は足元を見つめ直すに限る。そう、『世界でもっとも売れた椅子』で有名なYチェアーを世に出した、伝説の家具職人ハンス・J・ウェグナー先生がいるではないですか!その素材とこそが『ヨーロッピアンビーチ』なのです。弾力があり曲げにも強い万能な木です。さあ、これで2/5クリア!いけます、いけます!残りは明日・・・




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