森のかけら | 大五木材


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正月に西予市野村町の実家に帰省すると、こんなロゴマークの貼られた大きな発泡スチロールが幾つか積み重ねられていました。中身は、愛媛の南予の海のめぐみ。愛媛とは無縁の県外の方に説明すると「南予なのに西予市?」と怪訝な顔をされます。市町村合併でなんだか地理感も滅茶苦茶になっています。同じ四国にも「香川県高松市香川町」やら「四万十市に隣接して四万十町」とか・・・。そういう中で地域の独自性を出していくのは至難の技です。そんな中で健闘されている『愛媛の愛育フィッシュ』。

森と海とは密接な関係にあるというのはもはや子どもでも知っている常識。変なお役所的な縦割り意識は捨てて、森と海のめぐみもうまく共生し合えればいいと思います。実の弟が県職員で、3,4年で転勤を繰り返し県内各地を転々とし、現在は愛南町御荘(あいなんちょうみしょう)でお勤め中。正月には、御荘特産の『牡蠣』を沢山持って帰って来てくれました。かなりのボリュームでクリーミィー!刺身と合わせて海の幸を堪能させていただきました。牡蠣は森の健全度を示すバロメーターとも言われます。

故郷の西予市野村町は、山に囲まれた山村で海はありませんが、新鮮な捕れたての海の幸が翌日にはどこにでも届く時代。その恩恵を享受しておいて言うのもなんですが、便利になった反面『ここでしか味わえいモノ』をどう演出し、そういう仕掛けを作るのかがますます難しくなってきています。両親の墓に行く道中に積み上げられている『クヌギのホダ木』。数年前までは、何の関心もありませんでしたが、『クヌギの出口』を経て今の関心はその次。

この『クヌギのホダ木』から生まれる『森のめぐみ』の方に興味が向いております。別に料理の食材として気になるというわけではなく、森の木々が伐採され、それを媒体として生まれる食材、そしてそれが地域の特産品として売られる一連の流れにこそ興味が湧いてきています。嗚呼、もはや一介の材木屋の領分ではない・・・しかし、こんな肉厚の立派な椎茸が出来るのです。何かしら『材木屋』の関わりどころもきっとあるはず。その答えを探るべく、今日も原木椎茸は私の胃袋へ溶けていくのです・・・

 




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