森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREトネリコ』は日本原産種であり、本州中部以北の分布しているということで、愛媛ではほとんど知名度の無い木です。【森のかけら】を作り始める前から、いろいろな木に興味があったため、材を北海道や東北から取り寄せていたので弊社の倉庫には随分前からトネリコの板材がありました。テーブルになるような大きな木ではありませんでしたが、もの珍しさから木の愛好家の方には人気がありよく使っていただいたものです。

 

20150219 2愛媛では見かける事の無いトネリコですが、トネリコ属には60を越える種があり(代表的なものとしてはシマトネリコ、セイヨウトネリコ、コバノトネリコなど)、トネリコの古語である『タモ』が転訛した『タゴ』を名に持つ「一つ葉のトネリコ」こと『ヒトツバタゴ』(別名ナンジャモンジャの木)は市内の街路樹や公園などにも植えられているのをよく見かけます。ちなみに他のトネリコ属はいずれも複葉。

 

Exif_JPEG_PICTUREトネリコの名前については、いくつか説があるのですが代表的なものとしては、枝を何回もねじって結束用に使う事から『十練リコ』の意味がその由来であるとされています。または、この木の枝に寄生しているイボタカイガラムシが白蝋を分泌して、この蝋を敷居などに塗ると滑りがよくなって戸の開け閉めがスムーズになる事から『トニヌルキ(戸に塗る木)』が転訛したとか戸に塗る粉(戸練り粉)から転訛したなど。

 

20150219 4他にも、樹皮から膠(ニカワ)状のものを煮て採る事から共練濃(ともねりこ)』から来たなど、『練る』ことに由来したものが多くあります。漢字についての由来は不明です。今までトネリコとして仕入れたものについてもかなり色合いや質感に差異が感じられましたので、ひと口に『トネリコ』と言ってもいろいろな種類のものが混在して市場に出回っているように感じます。この木については不勉強でスミマセン・・・。




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