森のかけら | 大五木材


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そういう意味では、正直『キングコング』映画に関して言えば、もうかなりお腹いっぱいではあるものの、『キングコング』と聞いてしまうと食指が動いてしまうのは、『猿の惑星』同様に子どもの頃に刷り込まれた衝撃的の印象の賜物。もともと『巨きなるモノ』に対してはジャンルを超えた強い憧憬があるので、作品の出来不出来は脇に置いといて、巨きなる猿を見てみたいというのが本心。巨きなるモノへに対する信仰のような憧れは、木材の仕入れについても露骨に現れています。

 

 

かなりこじつけ的に言うならば、サルの出てくる映画には、その棲み処として必ずジャングや森が登場しますので、材木屋としての血が騒ぐのかもしれません。どこにもありそうなのにどこにもないような不思議な独特の空間創造演出には定評のあるリドリー・スコット先生待望の「エイリアン」の正統続編、『エイリアン:コヴェナント』の予告篇にも木が出ていましたが、見たことのあるような、無いような巨木。宇宙船「コヴェナント号」は人類の植民地を探して、“未開の楽園”と思われる惑星に到着したが、そこには・・・という異星という設定なので、現実的ではない木なのですが、その「現実にありそうなリアル感」が作品に命を吹き込んでいくのです。

 

 

内容としては、リドリー先生の出世作『エイリアン』第1作に直接つながる前日譚ということですが、あまり情報を入れずに日本公開の9月を待ちたいと思います。ちなみに副題のコヴェナント(Covenant)というのは、誓約者、契約者、聖約、盟約などと訳されるらしく、原題のままで(宇宙船のなめ)意味深ですが、あまり一般的でなく耳慣れない英語をそのまま安易に邦題につける流れはどうにかならないものか。まあ、1作のノストロモ号なんて言いにくい言葉ですら今となってはカルトのアイコンとして市民権を得ているわけですから、コヴェナントもいずれマニアの間で語り継がれるアイコンとなるのかも(作品の出来次第ではあるものの)。

 

 

話は突然変わりますが、木(樹木)が大きな意味を持ったイコンとして登場する映画は数多くありますが、ザックリと木とか森、樹木といったくくりで語られることがほとんどで、樹種名までキッチリ表現している映画ってあまり観たことがありません。職業柄、観ていて何の木なのか気になるのですが、樹種名や木について詳しく記してある解説本など見たことがありません。木に対して造詣の深いライターがいない(少ない)のだと思いますが、映画の中の木についてまとめた本あれば買うんだけど。




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