森のかけら | 大五木材


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材木屋あるあるですが、『カタチ萌え』というのがあって(もしかしたら自分がそう感じるから他の材木屋もみんなそう思っていると考えているだけかもしれないのですが・・・)、こういう形の木を見ると必要以上というか、売るアテも無いのに仕入れてしまって、ただただひたすら眺めてはひとり悦に入るということがあります。えッ、あるよね?(汗)周囲からは、どういうつもりで買ったのかという冷たい視線を浴びながらも、本人は俺が買わずに誰が買う的な思い込み使命感ですっかり心が満たされている・・・。

しかしそんな無謀な義侠心も、時間が経てば「自分以外誰も興味を示さない在庫品」という現実を突き付けられ、あら?あの時の胸がかき乱された萌える気持ちは夢だったのかしらと思うようになります。症状が長引いた場合は、そこに辿り着く前にそういう木を何枚も買い込んでしまうことになります。更にこの病の恐ろしさは、一端正気に戻ったように見えても、しばらくしてまた変な形の木に出会うとあっという間に再発してしまうというところにあります。材木屋を続けている限り完治することはありません

もし、いやいや私にはそんな症状は無いし、そういう思いが沸いたとしても自分できっちりコントロール出来て、必要ないモノなんて買ったりしません、なんて言う材木屋がいたとしたら、私はその人を材木屋とは認めません。変な形の木を見ても心が萌えない、あるいは正気を保っていられるとしたら、じゃああなたは何のために材木屋になったのか~!それでも材木屋といえるのか~!ちょっと書いていて興奮してしまいましたが、『変な木の事を妄想するだけで異常に萌えてしまう症候群』が再発してしまいました。

この症状の恐ろしいところは、なぜ他に人はこの面白さに気づかないのだろう、可哀想に・・・と、自分を盲目的に正当化させてしまうところ。症状を抑える特効薬としては、『資金繰り』という劇薬がありますが、あまりにいつも服用していると材木屋の心が折れてしまうので飲み過ぎに注意。今のところ、昨年の決算で飲んだ薬がまだ効いていて、症状は抑え込んでいますが、またいつ悪化して『妄想萌え』が進行して行動を起こさないかドキドキ。もっと症状の深刻なこんな人の場合、こんなモノに手を出してしまう・・・ただの板もこれだけのサイズになるとカタチ萌え!




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