森のかけら | 大五木材


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随分前の話になりますが、県外からの熱いお客様が二日続いてお越しになられました。今更になりましたが、その二組をご紹介させていただきます。ひと組目は、創業80年の老舗・福田工務店の福田君ご夫婦。フェイズブックで繋がり、四国の取引先訪問のついでに弊社にも立ち寄っていただきました。社名に工務店とあるように福田君の会社は材木屋ではないものの、木に対する情熱はそこらの材木屋では太刀打ちできません。木造建築にこだわり代々木の素材を集めて来られてきた、ビーバー症候群発症中の工務店さん

フェイスブックによって、類は友を呼ぶスピードと深度が急速に早まってきております。今まで京都のお客さんは少しだけはいらしたのですが、銘木の本家本元の場所だけに弱小零細材木屋にとっては別次元。たまたま気まぐれに王道から脇道に降りられた「王族」たちが箸休めに、マニアックな木でも見てみようかしらと、弊社に声をかけていただく程度(あくまでこちらの勝手な偏見妄想です)。最初に福田君からの問い合わせで、京都と聞いて私に脳裏に浮かんだのは、そんな王族の気まぐれだと思っていました。そしたら・・・

真性の『ビーバー症候群』に感染されていた重症者でした!発症すれば、全国各地の木のモノ、木の事、木の人(木を生業とするひと)たちと、見たくなったり、会いたくなったり、話したくなったりしてどうしようもなくなり、いてもたってもいられなくなり行動に起こしてしまうという典型的な症状が出ていました。そのためフラフラと熱にうなされながらこんなところまで来てしまったのは本当にお気の毒。福田君の会社は京都といっても日本海に面する北部で、あの日本三景・天橋立で有名な丹後の近くにあります。

そこで、代々木造建築に携わってこられていたので、建築に使うための木材を集められていて、現在の社長である福田正吾君の代になって、それらの木の新しい出口として『KUKU』というブランドを立ち上げられました。KUKUとは、木々という言葉の古称だそうで、倉庫に眠る木々の活躍できる場を日々模索されているという『大工ビーバー』でした。イメージだけで、王様の気まぐれ旅行だなどと勘違いして大変失礼してしまいました。結婚されたばかりの素敵な奥さんもより理解者で仲良く、感染されておりました。

私の強い思い込みで粗相をしてしまうところでしたが、逆にこういう出会いがあると、一気にその土地のイメージも一転してしまうのも思い込みが強いの特徴。まあ京都といっても広くて、丹後だと京都独特のいわゆる京文化とはまったく違うようで、福田工務店のある街自体も小さく、HPに映っている風景にも、見慣れた私の故郷のようで、恐らくそういう環境が木のモノが好きになる原点だったんだろうとシンパシーを感じました。福田君にはもっと症状悪化して欲しいので(笑)、全国のお薦めのビーバー先輩たちを紹介させていただきました。こんなビーバーといつか仕事で絡めたら嬉しい!御来店感謝(^^♪

 




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