森のかけら | 大五木材


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スポルテッドというのは自然の気まぐれで生まれた副産物のようなものなので、アーティスティックな柄になっているものもあれば、腐食が進んでスポンジ状になってしまってただただ朽ちる寸前のものもあります。その中からコンディションのよいものを選び出して買うのは真性の変態ではありません。そんな分別のある人はインターネットで木を買えばよし。とりあえずあるだけ全部買う、これが真性の変態スポルテッドビーチが私の元を離れれから数か月。改装工事がほぼ終わったとの連絡はいただいたものの中々機会を得ませんでした。

先日、ようやく南予方面の配達も兼ねてお店にお邪魔する機会が巡ってきました。今回改装されたのは、今まで使用されていなかった元通路だった場所。そこに夜のみ営業するオシャレなバーが出来上がっていました。お邪魔させていただいた時間が昼間だったのですが、明るい時間帯でも見てもスポルテッドビーチの存在感は際立っていました。長さが2mの板を繋いで幅剥ぎにしてカウンターとして使うという事は図面で分ってはいたものの、こうして完成した姿を見ると、よくぞここまで仕上げていただいたものだと感慨もひとしおといったところ。

スポルテッドの柄もバランスよく配置されて、あれだけ癖の塊に思えたその風貌も、この店の中ではスッキリと納まっています。堀江君から夜のお店の様子の写真も送ってもらいましたが、夜になって薄暗い灯りの中に浮き上がるスポルテッドビーチは妖しい雰囲気を醸し出していて、まさに真骨頂発揮!堀江君イメージした空間がこれならば、確かにこの木でなければならなかった理由が分ります。これならば私が倉庫に数年寝かせて独りで味わい尽くすよりも数倍も価値がある。多くの人に愛でていただきたい。

一緒に買っていただいたブルースティンの入ったモミジバフウもまったく無駄にすることなく、あるものは棚板となり、あるものはレジ台となり、あるものは手洗いのカウンターとなって骨の髄までしゃぶり尽くしていただいておりました。さすが、私がその変態性を見抜いただけのことはある。よ~く、分っていらっしゃる!ところで、完成するまでに堀江君はその後も何度か弊社を訪れてくれました。その都度、木材も買ってもらったのですが、初めて来た時からどうしても気になる木があるという・・・。明日に続く




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