森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

④最近、直接的な『木』そのものもネタが少ないですね、と言われたので、「!」と思い見直してみると、確かに5月はイベントが多く、『今日のかけら』も月1にペースダウン・・・。無垢材の商品が動いていないわけではなくて、むしろ無垢材のご注文は一層増えていて、多くの方に待っていただいていたりとご迷惑をお掛けしています・・・。それを1つ1つ取り上げるだけでも結構な数になるのですが、今月はイベントが多くてなかなか手が回りませんでした。ようやく嵐のようなイベント・スケジュールもひと区切りがつきましたので、ぼちぼちと木の紹介も再開していきたいと思います。とはいえ、人気の樹種は重なる事が多く、弊社での人気NO.1は断トツでブラック・ウオールナットです。次がブラック・チェリーオークメープルヨーロッパビーチ・・・と続いていきます。

 

①

一般的にもメジャーで人気のラインアップのメンバーの中にあって意外に人気の高いのが『』なのです。国産の樹種で一番人気は『』ですが、その次辺りには『栗』が入ります。家具材で使うような木ですから割り合い大きな材になりますが、ほとんどが東北・岩手産の物が多いです。岩手は広葉樹、特に栗材の宝庫!この辺りでは考えられないようなサイズの栗がたくさん手に入ります。栗材を山のように在庫している訳でもないのですが、気がつくといつの間にか在庫が増えていました。

③

 原木買いするわけではありませんので、共木で揃うというものではなく、主に耳付のテーブルサイズやカウンターサイズを集めていました。テーブルサイズの大きな物はさすがに簡単には手に入りづらくなりましたが、岩手の森林資源をなめてはいけません!しかしそれは当然、我々人間だけが享受する自然の恩恵ではありません。栗や胡桃など甘い実をつける木は、虫達にとっても大切な終の棲家ですから、辺材を中心に虫の穿孔跡もたくさんあります。まだ樹皮が残っていれば、岩手の虫さん達との出会いもあります。

②

更に高齢木であれば割れや入り皮、大節なども当然です。ですから「銘木のような栗」となると、さすがに難しいでしょうが、私が求めているのはそういう物ではありません。多少虫穴があろうが、割れがあろうが、私自身は平気だし、そこに共有の価値を見出していただける方と、岩手の栗の醍醐味を楽しめればいいと思っています。幅が300~400㎜もあればカウンターや画像のようなシェルフで使うには充分です。栗の樹皮はなかなか趣きがあるので、余程コンディションが悪くなければ、軽く磨いて使いたいところです。

R0017936素朴な木目にいいアクセントになります。このシェルフは、天板が『栗』で他は全て『カピカ』という木を使っています。棚は可動式になっていて、見た目以上に軽量で移動も容易です。最近不思議と各地から栗の問い合わせが多いのは、こういう素朴で落ち着きのある材がやっぱり日本人好みだからでしょうか。世間が欲した頃に求める物がなくなるというのは世の常。決して栗も無尽蔵というわけではありません。大節も虫喰い材も大切に使って、その端材は『森のかけら』や『円い森』として、きっちり骨までしゃぶって使い切らせていただく覚悟です!

栗とカピカのシェルフ:長さ2000X奥行き400X高さ900㎜ 植物性油塗装+蜜蝋ワックス拭き




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
Scroll Up