森のかけら | 大五木材


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20120708 1先月から販売を始めた『森のこだま』ですが、この商品を製作するにあたっては、その一部に県産材の利用促進を目的とした愛媛県森林環境税を活用させていただきました。現在販売している『森のこだま』の中には、『ブビンガ』や『ブラック・ウォールナット』などの外国の木も含まれて居ますが、これは後からバリエーションを増やすために作ったもので、当初は純国産の県産品だけでした。樹種は、カシクヌギクルミ、ケヤキ、サクラ、ハリエンジュ、ヒノキ、スギ、ブナ、ミカンの10種。

 

20120708 2生産量日本一を誇るヒノキやと同10位のスギいったメジャーどころをどう使うか(非建築材としての新しい用途)ということが重視される中において、私としては彼らの影に隠れた日陰者の『愛媛産の広葉樹』の事の方がよっぽどきがかり。スギ・ヒノキに関しては、沢山の方がその活用方法について取り組まれていますが、わずかな生産量しかない『愛媛の広葉樹』についてはほとんど活用されていないのが現状です。工業商品を考えた場合、不安定な供給しか出来ないモノは素材として適していません。

 

20120708 3しかしわずかな量とはいえ、愛媛の空気を吸いそこに根ざして育った木々たち。縁あって伐採し、木から材に姿を変えたもの、使わないなんてモッタイナイ!量や入手時期、サイズなどはバラバラ。普通であれば手を出さない分野でしょうが、それこそが『けもの道』を走る材木屋の十八番。ある共通スペックに加工して仲間を沢山揃えるという『森のかけら黄金法則』にのっとり生まれたのがこの『森のこだま』。うずらサイズの大きさに不満を抱かれる方は、第二弾が出るまでもう少しご辛抱。

 

20120708 4さてこの『森のこだま』について「何に使うの?」という予想通りの質問が数多く寄せられます。使い方が明確でないモノは売れない・・・その言葉と既成概念に縛られどれだけ多くのアイデアがカタチにならなかったことか。1匹のサルがモノリスに触れ、骨を「道具」を変えて動物たちの頂点に君臨したように、誰かが『森のこだま』に使い道を示さねば評価はされぬ運命でしょう。ならば心してモノリスの降臨を待ちます。言葉での説明及ばぬモノにも光射さんことを・・・。




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