森のかけら | 大五木材


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橘商店さんに行くまでに少し時間に余裕があったので少し足を延ばして周辺を散策。大阪の木はイチョウですが、御堂筋には立派なイチョウが数多く植えられています。御堂筋には全部で1000本近いイチョイウが植えられていて、「近代大阪を象徴する歴史的景観」として大阪指定文化財にも指定され文字通り美しいイチョウ並木が形成されています。そのイチョウを街路樹とするにあたっても激しい議論があったそうです。全国の街路樹の統計としては多い順に、イチョウサクラケヤキ、ハナミズキ、トウカエデ、クスノキとなっています。

街路樹の条件としてはいくつかあるのですが、公害に強いとか、痩せ地でもよく育つとか、刈り込みに強い、枝葉を大きく広げて日陰を作るなどが挙げられます。御堂筋のイチョウを決める際にもプラタナスにするかイチョウにするかで議論が紛糾したそうですが、「姿に風格があり、夏の木陰、秋の落葉など季節感の乏しい都会にはこんな季節感がある樹木が必要だ。イチョウは東洋の特産だから、外国人に珍しがられ、国際都市大阪を目指す大阪にふさわしい」という事でイチョウに決まり、昭和12年の完了までに928本が植えられました。

大阪駅前から大江橋まではプラタナス、大江橋から南はイチョウという折衷案が出され、これに落ち着きましたが928本のイチョウのうち250本は雌だとか。街路樹に好まれる特徴については前述しましたが、大きな実がなると付近に駐車した車に落ちて傷をつけるなどの問題もあるようで、過剰に剪定したり雌雄異株の樹の場合は選んで雄樹を植えるなどの政策がとられているようです。歩いていると、電車やバスで通ると見えない景色が見えてきます。

大阪の街にはイチョウだけではなくクスノキなどの街路樹も沢山植栽されていました。歩いているといくつかの公園を見かけたのですが(都会の方が立派な公園が多い事にはちょっとビックリしましたが)そこには金平糖のようなユニークなモミジバフウ(アメリカフウの実が沢山落ちていました。その公園では多くの家族連れがいましたが、誰もその実には気に留めていない様子。愛媛でも学校や公園などでよく見かけるモミジバフウの実ですが、これで何かできるのではといつも集めてみたくなって仕方ないのですが出口は見えず。橘商店までもう少し。

 




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