森のかけら | 大五木材


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1久万銘木まつり』も今日が最終日です。いつも、2日間のうちどちらかは雨に見舞われるのですが、今回はありがたいことに両日とも晴天に恵まれ、大勢の家族連れが『木とふれあう広場』に来ていただきました。昨日見た顔もたくさんありました。正式な人数のカウントは聞いていませんが、恐らく史上最高を更新したのではないかと思います。『木の玉プール』も『箸作り』も『竹の工』も『エッちゃんの読み書かせ』も『コッコ・サン』も『一般向けのセリ』も大人気!今日は、昨日以上に開場から最後まで人が溢れていました。

2一方で、通常の銘木の方は新築が建っていないという事情もあり、セリ以外はかなり寂しい状況でしたが、まあ今更それを言っても仕方がありません。この激動の時代に『変わらない』事で、状況に対応できるものではありません。今の状況を恨めしそうに、昔はどうだったの昔話はもうどうでもいいです。どうせ駄目でもせめて武田武士のように前のめりに倒れていく気概ぐらいは持って、出来ることを少しでも実行していくことが大事だと思います。ひたすら批評家に徹して、昔を回顧していても何も変わってはいきません。

3従来型の展示会のスタイルではイベントそのものが成立しなくなっています。大量消費という前提の上に行われてきたイベントを脱却して、イメージを作り上げファンを拡大・獲得していくというスタイルが、遠回りに見えて実は一番手堅いものだと感じています。即効性のカンフル剤もあるのでしょうが、あえて今の時代だからこそ先を見据えた「将来のファン」を広げていくことも大切だと思います。自分の口は一つですが、下手糞なりに喋らせていただくメディアの影響力は絶大ですので、うまく利用させていただければ、たくさんのファンが仲間を増やしていただけます。今回も幾つかの新しい出会いがあり感謝しております。何を変えずに引き継ぎ、何を変えながら持続させるか、それぞれの企業が考えなければなりませんが、弊社はこういう形で進んでいくことになりそうです。応援していただくファンの方が、形は作っていただくものかも知れません。

 

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2日間で数多くの友人・知人が駆けつけていただき、久万銘木を初めて知ったとか、たくさんの木が見れるのは嬉しいとか、是非また来て見たい、次回も教えて欲しいなど皆さんとても喜ばれていました。弊社コーナーにも、多くの方が足を止めていただき、「森のかけら知ってる!」とか「テレビで観た」など嬉しい言葉が聴けました。今までは内装材や無垢材中心の販売でしたので設計士、工務店さん相手でしたが、今回は【森のかけら】と無垢の家具に徹したので一般の方がたくさんご覧になっていただきました。

R0016520ほとんど誰も嫌いな人がいない【】という素材を、商売として扱える事が出来る職業的恩恵を甘受し過ぎていた事を多いに猛省し、与えられた職業にもっと誇りを持ち、胸を張って堂々と木を語っていこうと思います。企業ごとにいろいろ方向性や考え方はあるでしょうが、同調していただき理解ある仲間が周辺にたくさんいます。理屈云々よりも本気で汗をかくところとチーム一丸となって進んでいこうと思います。チームに傍観者は要りません!チームはこういう笑顔でなくては!さあ、ここから本番ですぞ!




8本日は『久万銘木まつり』の初日です。晴天に恵まれてたくさんの人が集まっていただきました。とりわけ『木とふれあう広場』コーナーはオープンから最後まで常に大繁盛!賑やかな子供の声が絶えることがありませんでした。久万銘木さんの展示会でも、開場から閉会まで日中これほど子供達が集まったのは初めてではないでしょうか。開場早々からずーっと遊び続けていた子供もいたようです。銘木まつりの中でこういうコーナーを設置するようになって数年が経ちますが、「おじさん、今年も来たよ!」という近所の子供が出てきたのは、お世話になった地域にも貢献したいという井部勇治社長の望むところではないでしょうか。『絵本の店コッコ・サン』が手馴れた段取りで子供と親をグイグイ引き込んでいきます。まあその演出たるや、素晴らしい!ザッツ、プロフェッショナルです!

 

1予告しておりましたダンボールのティラノザウルスも登場しました。高さも2mを越え、かなりの迫力。開場の中央に配置され、存在感があります。段ボールも作り方と使い方次第でそれなりの強度が保てます。以前にも段ボールで作られた建具を見たことがありますが、シンプルながら廉価でセンスの良い物も出来ます。また強化段ボールを利用した椅子を購入したこともありますが、私が座っても大丈夫なほど強いものでした。水に弱いという問題はありますが、木材も同様に『すべてに完璧に対応できる素材』などあり得ない7(コストの面も含めて)ので、欠点をあげつらうよりも、長所を活かす用途で利用、楽しめばいいのだと思います。素手で型抜き出来て組み立てるネズミなども大人気!弊社にも作者知らずのたくさんのネズミが集まっておりました。

 

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ティラノの足元に説明のプレートが置いてありましたが、そこには『段ボールは、ゴミにはなりません』の文字が。使い終わった段ボールは回収され、平均で7,8回も再生されているそうです。高い回収率、高い古紙利用率、低い環境負荷が大きな3大特徴のようです。木材そのものよりももっと身近にありながら、容器や養生に使うものという意識が強くて、使用後の段ボールの「その後」を考えたこともありませんでしたが、いろいろ研究・開発されています。思えば、段ボールよりもシンプルな素材・木材は、そのシンプルでピュアさゆえに、精度や品質以外の再生などの説明について「自然素材だから当然分かるでしょう」という甘えがあるかもしれません。段ボール業界に見習って、分かり易い形を示すこともしなければなりません。

 

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強化段ボールの特長には、強さ、軽さ、耐久性が上げられていました。「木」という同じ素材を使いながらも、工業化製品となった段ボールに特別な思い入れはありませんでしたが、今日一日だけでなんだか妙に親近感が湧いてきました。段ボールにも、ワビサビや銘木とか高齢木といった見地が取り入れられたら面白そうです。知人にこのイベントを紹介したら、もう少しで久万高原町に行ってしまうところでしたが、松山市内の三津浜で開催しております。明日はお昼に餅巻きもありますので、お子様連れでたくさんお越し下さい!




1明日から2日間、久万銘木㈱さんの『銘木まつり』が始まります。今日は夕方からその設営に久万銘木さんに伺いました。先日もお知らせしましたが、今年の銘木祭りの肝は、1号倉庫をまるまる全部使っての『木のふれあい広場』コーナーの開設です。おおっ、今回はこのコーナー設営にも気合が入っていますぞ!倉庫にあった在庫品は両端に積み上げて、真ん中に広くスペースを取っています。今回はそこに段ボールの大きなティラノサウルスがやって来ます!当日、朝から組み立てるという事なので、まだ私も実物は未見ですがかなり面白そうです。

2段ボールも元は木ですから大きな意味では関連性があります。自然素材というくくりで、今まで木(木材)・土(珪藻土や陶器)・紙(和紙)などの建築部材は、その相性の良さも含めて意識していましたが、段ボールの事はまったく意識した事がありませんでした。これほど身近な素材なのに、見落としていたのは、それを専門に扱われる方との出会いがなかったからだと思います。やはり素材ありきではなく人ありきです。さて、一般の方向けの企画は他にも『えほんの店コッコ・サン&えっちゃんのおはなし会』もあります。

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木のふれあい広場』の一角には、これぞ銘木の展示と言わんばかりの『屋久杉』の家具セットがでんと鎮座ましましています!確か1式数百万の値札が付いていました(!)が、かつては銘木業界が活発だった頃は、こういう屋久杉セットが1回の展示会で1セットぐらいは売れていたようですからたいしたものだと思います。購入される方はご年配の方が多かったようですが、皆さん屋久杉の存在価値をよくご存知でした。樹齢数百年の高齢銘木に対してそれなりの敬意と価値を見出されていて、皆さん腰をかけては悦に入っておられました。

3この屋久杉に限らず、ご年配の方はよく高額の商品をお勧めすると、説明を聴いていただき十分堪能していただいた後で「良い目の正月になった!」というフレーズでやんわりとお断りをされていましたが、買う方も粋でした。こちらの説明もろくに聴かないうちに、速攻で「いくらになるんや?」などと言われると少し悲しい気持ちになります。お互いに余裕のない時代ではおありますが、だからこそたまにはゆとりをもって木に触れていただきたいです。決して高級銘木ばかりではなく、一般のクラフト好きな方向けの材やセリもありますので気軽にご覧下さい。

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弊社のブースも夕方ギリギリに完成。『木のふれあい広場』で、木工の指導をするウッドワークかずとよの池内君とのコラボ出展です。お互いの木製家具と耳付板、【森のかけら】、【円い森】、【円き箱】、【膳シリーズ】、【木言葉書】など『森のかけらシリーズ』勢ぞろいです!今までも銘木まつりには展示販売させていただきましたが、銘木や木材の中で埋没した感がありましたが、今回は一等地のスペースを与えていただき、きっちりセッティングできました。一般の方向けの展示・販売となっております。目の正月にはなりませんが、是非ご覧になって下さい。




2ミセスホーム㈱さんの業社会・ミスター会の九州研修旅行は、木材フェチの私にとって見どころ満載でした。けして木造の建物ばかりを見学したというわけではないのですが、さすがは歴史と神話の国だけあって、随所に『木』がふんだんに使われています。それを観るだけでも楽しいものです、私には。歴史のある物はやっぱり木づくりです。木という素材を使いながらも、木の特性を理解していないから問題が生じるのであって、木という素材を選択した段階でその覚悟と想像力を持っておくべきだと思います。歴史ある木の物を見ると先人の潔さが伝わってきます。

チューリップこの滝は、大分県豊後大野市にある『原尻の滝』です。隣接して道の駅があったり、100種数万本ものカラフルなチューリップが咲き誇るチューリップ畑があったりと賑やかな場所にあります。残念ながらチューリップの方は、ほぼ終わりかけていて絶景というわけにはいきませんでしたが、それでも十分に目を楽しませてくれました。上の画像の『原尻の滝』は、日本の滝百選にも選定され、幅120m高さ20mの迫力満点のスケールで『東洋のナイアガラ』とも呼ばれているそうです。しかし驚いたのはそのスケールではなく、そこに架かっていたこれです!

原尻の滝②

『原尻の滝』の正面の下流に架かった木造の吊り橋「滝見橋」があり、滝を真正面から見ることができます。この橋、人ひとり通るのがやっとという狭さ。この橋の中間あたりから見る滝がもっとも美しいとかで、当然渡るのですが、これがかなり揺れます。さすがに『東洋のナイアガラ』と呼ばれるだけあって、橋の方も高さ22m長さ90mもあって結構な長さですが、橋の揺れ具合でそれを実感できます。この狭い橋を10数人が一斉に渡りますので揺れる、揺れる!徳島県の祖谷のかずら橋も小さな橋に人が群がり溢れ異様な光景ですが、この揺れはそれを遥かに凌ぎます。

原尻の滝③

渡り終わってからもしばらくは体に揺れが残っていてちょっとした船酔いのような気分!かなり退色していて判別しずらいですが、木目と節の具合からみて『』の一等材のように見えました。揺れる吊り橋に立ち止まってじっくり観察するほどの余裕がございません。板の厚みもそれほどあるようには感じませんでした。節がボコボコに抜けていたり、踏み外しそうなほど腐っている所も見受けられませんでした。3 

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右の写真は橋を渡りきった位置から撮影したものですが、単焦点のGRカメラだけに、実際に滝に近づいたほうが迫力がある画が撮れました。数日前の雨で滝量もやや多かったということです。このロケーションを考えると、やはり木造吊り橋でないとバランスが取れませんね。日本の原風景のうまく溶け込むのはなんといっても『木』です。完成したてのピカピカの橋よりも、現在の割れや傷の目立つ色褪せたこの杉の吊り橋に多くの日本人は郷愁の思いを抱くのでしょう。木、無口にして雄弁です




201004225月の8日(土)、9日(日)の2日間、ロープウエイ通りの『えひめイズム』にて、木のイベントが開催されます。タイトルは『森のかけら物語 ~木と語ろう、木を語ろう Vol.1~』、そうです【森のかけら】メインのイベントを開催していただきます。もう既に週代わりのような勢いで、各出展企業のさまざまなイベントが開催されて、たくさんの人が集まっているようですが、遂に弊社にもお声が掛かりました。『えひめイズム』は単なる物産館ではありませんので、やはり情報発信していくという事を実践していかなければなりません。そのためには、出展企業自らが行動しなければ!

R0016125なによりも自分の声で喋るのがイチバンです。しかし2日間ありますから、ず~っと喋りぱなしとう訳にもいきませんので、木にまつわる企画が必要です。本日は、その企画の打ち合わせです。『エスデザイン』の佐野さんと『えひめイズム』の菅さんとでご相談。私は企画やアイデアは出てくるほうだとは思うのですが、思い浮かんだものを行き当たりばったりで羅列していくだけなので、佐野さんのような交通整理に長けた方がいないと、中身が盛り沢山の割りにシチャカメッチャかです。私のアバウトな提案を1つ1つ冷静的確に整理していただけます。

3まさに『必殺!仕事人』ならぬ『必殺!仕分け人(これはあくまでも賛辞ですぞ!)。以前ご紹介した『少し大きめの忍びの者・パルスデザインの大内さん』とともに絶妙のコンビです。お二人を見ていていつも思うのは、『ひとの話をよく聴かれる』という事です。相手が最後まで言葉を言い切らないうちに、自分が喋って言葉を被せてしまう私にとって、とても尊敬できる大人の対応です。気をつけてはいるのですが、とにかく忘れっぽいので今思った言葉は口に出しておかないと勿体無い、という焦燥感に常に支配されているのかもしれません。ほぼ無意識に喋っていますので質(たち)が悪いですね・・・。

DSCF0484 20100114 テレビ東京取材⑫それはそうとイベントの方は、結構盛りだくさんな内容になったと思います。両日とも①『森のかけら講座』を1~2時間ほどさせていただきます。講座といいましても講師は私ですので、難しい話は一切しません、出来ません!いつものネタである木の名前の話やエピソードをご紹介させていただくというような内容になると思います。その講座以外の時間は、そのスペースで簡単な踏み台を作れる木工体験(有料です)。③『大切な人への一筆献上コーナー』では、10日が母の日という事なので、【木言葉書:きことのはがき】の中の『親愛なる母の木に捧ぐ』栂を使って、母親へのメッセージをその場でしたためていただきそこから投函していただきます。またイベントコーナーの壁際には、④『ちょこっと端材』コーナーを設置して50円~10,000円程度の材を陳列・販売します。⑤『レーザー工房・絆』さんによるレーザーの木彫実演販売。⑥『木の名前当てクイズ』などなど・・・。

 

5配置や備品の事なども含め佐野さんがしっかりコントロールしていただきました。とりあえず形は出来ましたが、まあ後は実際にやってみないと分からない事もありますが、なんとかなるでしょう!いろいろなイベントで場数を踏ましていただきましたので度胸だけは身に付いてきました。腕のほうは相変わらずですが・・・。仕分け人はこの後も予定がビッシリのご様子でしたが、最後は童心に返っていただき少しだけ和んでいただきました!イベントの詳しい内容は『えひめイズム』のHPをご覧下さい。こちらでも後日改めてお知らせ致します。お楽しみに!




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