森のかけら | 大五木材


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20101125 13172日を燃えて生きる!①本日は、市内の堀江町周辺の2代目、3代目の若手(?)の経営者で作った異業種の集まり『オレンジ会』の例会&忘年会がありました。例会では、『オレンジ会の理性』と呼ばれている(?)青野会計事務所の青野先生に、「明るく承活はじめましょう」と題したご講演をしていただきました。いつも伊予銀行さんの堀江支店で開催させていただいているのですが、私所用で1時間も遅参してしまい大変申し訳ございませんでした。2代目、3代目の会員ばかりなので、事業継承は遠からず皆に縁が避けては通れない道です。

20101125 13172日を燃えて生きる!②以前にも事業継承についてはご講演いただいたのですが、青野先生は独自の切り口でともすれば深刻になる事業継承の話を分かりやすく楽しくご説明いただきます。この「承活」という言葉も青野先生の作られた造語で、相続、贈与、遺言書、事業継承計画等の承継の活動を指し示されています。『ふくみみ税理士の明るい承活のススメ』というタイトルで、「海南タイムズ」にも連載されていらっしゃいましたが、「サザエさん」一家をモデルにするなど実に分かりやすく解説されています。

 

20101125 13172日を燃えて生きる!③波平さんがカツオ君とワカメちゃんに現金を渡したとします・・・といった具合。また、青野先生ご本人が実におっとりとされた温厚な人柄で、お話も噛み砕いて丁寧にゆっくりゆっくり喋っていただけるので、私でもよく理解できます。これが例会の時だけの講師となるとそうもいかなあいのでしょうが、青野先生もずっと一緒に会に携わっていただいているので、質問も意見も至ってアットホームな雰囲気で行えます。お話を聴いていて、如何に業界独自の専門用語を使わずに、相手に伝えるかという手法の勉強もさせていただきました。

20101125 13172日を燃えて生きる!④私自身も施主の方や学校で子供達に木の話をする時に、なるべく専門用語や業界用語を使わずに、誰にでも分かる平易な言葉で喋ろうとするのですが、これが案外難しいものです。翻って考えれば、如何に今まで我々の業界がその努力を怠ってきたかの証明でもあると思います。当然、自戒の念も込めてですが。青野先生のように、深刻な問題を明るく分かりやすく説明できるように頑張らねばと痛感しました。家造りも継承と同様に人生の大きなイベントをお手伝いしているという事を改めて肝に銘じました。

 

20101125 13172日を燃えて生きる!⑤お話の中に「人生の砂時計」という話がありましたが、厚生労働省の計算式があって、平均寿命に基づいたデータに死亡率や生存率を加えて、平均余命=残りの人生が何日あるかを計算するものですが、私の場合後13172日でした。あくまでもデータの上での数字ですが・・・。13172日、長いか短いか。その時間を長くするも短くするも自分次第です。両親とも既に他界しており、先生の話を活かすのは、自分が迎えるその時になりそうですが、それまでに如何に充実した時間を残せるかです、頑張らねば!

★青野先生の素顔はこちらの気さくな『ふくみみ税理士青野達哉のみみよりブログ』からご覧になれます。




20101124 数は力なり、新居浜例会①先週、所属している愛媛木青協の11例会が新居浜市にて開催されました。先月の大洲市に続いて、今回は東予・新居浜市で開催なのですが、今期7名もの新入会員が増え、地域性もより拡大しましたので、松山市だけに集中せず、県内広域に場所を拡げ、見識を広めようという事になりました。ついては、その地域の方に例会担当者になっていただき、ただの工場見学だけでなくプラスαを考えてもらおうという企画でもあります。それで今回まずは、山王ハウジング㈱さんのプレカット工場を視察させていただきました。

20101124 数は力なり、新居浜例会②現地集合だったのですが、少し遅参して集合場所に行くとびっくりするほどの数のメンバーが揃っていました。会員だけで20名近く集まっていたのですが、オブザーバーで久万広域森林組合さんや木青協のOBである松末商店松末充人先輩や、長田材木店長田浩典先輩、会員の会社からも複数の参加者があったりと、総勢で30名近くに膨れ上がっておりました。さすがにこれだけ集まるとマンパワーを感じます。山王ハウジングさんの工場は初めてでしたが、面白い機械が満載で工場萌えを満喫しました。

20101124 数は力なり、新居浜例会③更にそこから移動して次は、OBとなった實田貴文先輩の㈱瓜守材木店さんを視察させていただきました。ご本人は東京でお仕事のためご不在であったのですが、そこは勝って知ったる住友林業フォレストサービス㈱加藤佑一君が丁寧に案内してくれました。更に今回は、實田さんに原木を販売している同社の美人の原木営業ウーマン・糸田川幸子さんも参加していただきました。結構山積みしてあるように見えますが、10秒足らずで1本の原木を惹いていく大量生産工場においては、この程度の原木は1日分にも満たない量です。

20101124 数は力なり、新居浜例会④主にEW(エンジニアリング・ウッド)の製材品からプレカットしていく加工業の山王ハウジングさんと、杉・桧の原木から製品を挽く製造業の瓜守材木店さんでは、同じ住宅資材とは思えないほど違和感を覚えます。素材生産と最終加工品では、工程としては連鎖しているのですが、何だかかなりの距離感を感じてしまうのは、ただ「柱」と総称される物が、OO邸のO階のリビングの柱などといった個別の認識を受ける物に変身しているからでしょうか。細かく名前が付くものになればなるほど価値が高まっていくという構図です。

20101124 数は力なり、新居浜例会⑤どちらの工場も大型の機械が淀みなく動いていていましたが、国産材製材もプレカット加工も過度な競争の中で、個性を出して勝ち抜こうという「ものづくりの気概」を感じました。両工場視察の後は、西条のアサヒビールに場所を移して懇親会です。オブザーバー参加も多かったので、新年会や総会以上の参加者で異常な盛り上がりの中、肉とビールのお代わりが進みます。2次会には實田さんも合流されて、久し振りに共に盃を交わさせていただきました。久々に痛飲しましたが、人集まれば力となるを体感した新居浜の1日でした!




20101123 朝鮮半島と適材適所の覚悟①何やら朝鮮半島が騒然としております。このブログでは、政治的な主張云々をするつもりは無いのですが、騒動が拡大しなければいいと思います。こういう問題はあまりに感情的になると、すぐに報復行動とか物騒な話になってしまいますので、くれぐれも武力衝突などという事にならないように念じています。戦争とまでにはいかなくても、更に両国の緊張感が高まるのは必至ですから、その影響はさまざまなところに現れてくるのは間違いありません。日本にとっても間接的な影響は甚大だと思います。

 

20101123 朝鮮半島と適材適所の覚悟③先の尖閣諸島の漁船衝突事件でも政府の立ち回りは腰が定まりませんでしたが、冷静で対極的な判断をしていただきたいところですが、柳田元法相の失言問題であたふたしているような状況を見ていると、とても心配になります。そもそも就任時から、法務経験が乏しい(実質ゼロ)事は問題視されていましたので、遅かれ早かれ噴出する問題だったのではないでしょうか。それにしても専門的知識が皆無で法務大臣を務めてきた事の恐ろしさ。「適材適所」の人材登用とは悪い冗談でしょうか・・・。柳田元法相個人だけの問題ではなく、与党野党を含め政治のリーダー達の言葉や行動があまりに責任感が乏しく、まるで他人事のような口ぶりばかりが目立ちます。メディアもそういう場面ばかりを面白可笑しく取り上げるばかりで、始終浮き足立っていて、真剣に「国を想う」ような気骨も覚悟も感じられません。

 

20101123 朝鮮半島と適材適所の覚悟②何も偉そうな事を言うつもりもありませんが、立場や給料に見合っただけの言動や行動が出来なければ、その役職に就くべきではないと思います。ちょうど松山でも、知事選と市長選が告示され、トップに立つリーダーを選ぶ大事な時期を迎えていますが、いずれにしても「」の据わった方に舵取りをお願いしたいものです。商売でもそうですが、商品の説明も何も聞かずに、交渉の席にもつかず、高圧的な態度で来られる方とまとまるものもまとまりません。何事も相互の信頼関係なしにはあり得ません。

20101123 朝鮮半島と適材適所の覚悟④いま、市中ではナラのフローリングや断熱材が極端な品不足で深刻な問題が発生しています。中国の富裕層の住宅購入意欲が盛んで、資材が全てそちらに流れているとか、メーカーが減産しているだとか色々原因はあるようですが、今回の件で少なからず船舶の移送にも更に影響が生じるのではないか不安です。暮らしだけでなく何やら全てが複雑にグローバルになってしまって、風が吹けば桶屋が儲かるどころか、何がどこでどれに影響を及ぼすか想像もつかなくなってきております。雨が多いから伐採も難しいねなんてシンプルな事も、地球の裏側の話になると想像も容易ではありません。昔が良かった的な事を言うつもりはありませんが、桧と杉と米松と米栂の4種だけで勝負していた頃の事が懐かしく思い出されました。とりあえず朝鮮半島の緊張緩和を願います。




20101122 ペルラでワインのかけら①以前にペルラの夏のビール・パーティーの事をアップさせていただきましたが、秋には秋のイベント、そうワイン・パーティーが開催されました。季節を味方につけたマンスリー・ウッドならぬ、マンスリー・イベント。企画はいくらもあれど、いろいろ準備や段取りして、実行するかしないか。やはり実行する力は強いです。今回もお声を掛けていただき、普段は日本酒ばかりで、ワインなどとは縁遠い暮らしをしている者ではありますが、前回も結構な出会いがありましたので、ワインを楽しむというよりは、新たな出会いを求めて参加させていただく事にしました。しかし、ひとりでは心細いので、こういう時には頼りになるのが、旧知の仲の井部勇治君(久万銘木)です。半強制的に連行、いや誘い出して出席しました。以前、こういう席では強い場違い感を痛感していましたが、慣れてくると次第に図々しさが・・・。

 

20101122 ペルラでワインのかけら②席が決まっていたのですが、同じテーブルには、以前に倫理法人会でお世話になった(有)カフェー工房の稲川智一さんの姿が!一人でも知り合いがいると、そこから強引に話を広げることが出来ます。同い歳という事で、その日が三回目でしたが、古くからの友人のような感覚でお話させていただきました。ペルラの西田留美さんもそうですが、我々は60年に一度といわれる『丙午(ひのえうま)生まれ世代』ですので、特別の世代的な連帯感があるような気がします。昭和41年、42年生まれの世代ですが、その当時はまだ子供の頃から見たり楽しんだテレビや漫画や遊びが、日本国中でほとんど共通していて、見ず知らずの人でも同世代であれば、瞬時にその窓口から懐かしい話題で盛り上がれます。学校で皆が前夜に見た番組の事で盛り上がれることの出来る幸福な時代でありました。

 

20101122 ペルラでワインのかけら③ワインが進むと、同じテーブルに居た方々とも次第に打ち解け、話が異常に盛り上がりました。23歳のオーストリア人のランス君とも仲良くなり、日豪の国際交流にも一役関わらせていただきました!かつてオーストラリアでカメラマンとして活躍された藤山さんのお店「ブルーマーブル」を紹介しておきましたので、ランス君に地図やらお店の名前が正確に伝わっていればきっと訪ねて行くことと思いますので、その際は宜しくお願い致します、藤山さん。行かなかったら、私の日本語の拙さのせいです・・・。

 

20101122 ペルラでワインのかけら④最初は遠慮がちに飲み始めましたが、2杯、3杯、4杯と血中のアルコール濃度が上がるにつれ、被っていた狐のお面も取れてしまいました。 駄目です、お上品には飲めません。ちょうど解禁になったボジョレー・ヌーボーも出していただきましたが、ちびちび飲むのは性に合いません。グラスでグビグビいきたい方なので・・・。類は友を呼ぶのか、初対面同士にも関わらず、我々のテーブルのみ異常な盛り上がりを見せて時間はあっという間に過ぎていきます。

 

 

20101122 ペルラでワインのかけら⑤途中、生演奏もあったりと実にゴージャスなワイン・パーティでした。前回のビア・パーティーの際には、以前にCATVの取材でお世話になった女優!兼アナウンサー熊本フミさんと同席させていただきましたが、今回は同じくFM愛媛の「HALF&HALF」 などで活躍されているフリーアナウンサーの若林ゆりさんがパーティーの司会をされていました。華やかな世界とは無縁の人間でしたが、【森のかけら】のお陰でメディア関係の方とも積極的にお話出来るきっかけが出来るようになりました。

 

20101122 ペルラでワインのかけら⑥いい物さえ作れば、ほっておいても売れるというのは妄想です。いい物が出来たら、その良さをしっかり伝えていかなければ人には伝わりません。いつも言っていますが、「ものづくり」と「ものがたり」は欠くことの出来ない大切な両輪です。本当は第三者の目で評価していただくのがいいのでしょうが、零細企業にとってそのチャンスは多くありません。ならば己で二役をこなさなければなりません。物作りの熱い思いを、恥も体裁もかなぐり捨てて、熱い言葉で物語らねばなりません。そのためには自分という人間をPRするしかないのです。ご縁は至る所に転がっています。それに気づくか気づかないか。たっぷり飲ませていただいたワインのお陰もあって、他の出席者の方とも親しく話をさせていただきました。こちらのペルラのウェディングでも出席者の皆さんが環のように繋がるように、是非『円い森』のウェディング・プレートをご利用いただきたいものです。




この(モミ)の美しいまでの目の詰まり具合、素晴らしい!想定外の買い物となりますが、こちらの原木を購入させていただきました。伐採直後ですから、たっぷり水分を含んでいて、この1本で2トン以上はあるようです。これがしっかり乾燥すると、錐(キリ)で一旦穴を開けなければ釘が打てないほど材質が締まって非常に堅くなります。当然水分も抜けて軽くなるのですが、その錐で穴を開ける際に、錐を揉(も)むことから、『揉み(モミ)』と名が付けられたという俗説もあるほど乾燥によって材質が変わります

名前の由来については諸説あって、学術的には『万葉集』の中で、「臣(おみ)の木」がモミの木に転じたものが一般的ななっているようですが「錐を揉む」=モミ説は、木を実際に扱った杣人(そまびと)や大工さん達の実体験の中から生まれたエピソードのようで、そちらの方がより木の特性を現していると思えるのです。学説は、文献に由来している事が多いのですが、地方の方言名は、生活習慣の中から生まれたおのが多く、その用途や地域の民族とも深く関わっていて、知れば知るほどに、日本人が如何に木を活用してきたかという歴史が窺い知れます。。

それで結局、直径1mサイズの巨木を1本と、400~600mmクラスの目の詰まったもの、小割り用に節は大そうだけど安価なものなどを数本買わせていただきました。成川君のところでは、主に県内とその周辺の杉・桧を伐採していますが、久万高原町内でも樅は稀に伐採するようです。面河渓の方に行くと、の原生林も残っていますし、以前は樅もよく出材されていたようなのですが、需要がないと山から出なくなります。やはり、「出口」が大切という事になろうかと思います。

まだ樹皮に枝や葉が付いていましたが、先端が丸く尖っていて触っても痛くないのが樅の葉の特徴です。最近の「ナラ枯れ」で市街地に出没する熊が問題になっていますが、このモミは鹿が樹皮を食い荒らして枯らしていることで問題となっています。動物と人間の共存は繊細なバランスの上に成り立っているので、少しそれが崩れただけでどちらかに偏りが生じます。それを思えばよくぞここまで成長した樅、理由があって伐採されたモノですが、これだけの高齢木を粗末にしては罰が当たります。骨までしゃぶって使わせていただきます。




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