森のかけら | 大五木材


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20101221 木のもの屋は森羅万象①昨日、ブログ2歳の誕生日の事をアップさせていただきましたが、それで私がパソコンに強いと誤解された方がたくさんいらしたようなのですが、実はとんでもなくアナログな人間なのです。ブログにしても、最低限必要な操作を教えていただいて、日々それを繰り返しているだけ。理屈が分かって操作しているわけではなく、ルーティンワークとして慣れただけなのでまったく応用が効きません。何かトラブルがあれば、すぐに命綱のパルスデザイン大内智樹さんにSOSを出して救済していただいております。

 

20101221 木のもの屋は森羅万象②更にブログを始める3年前には、携帯メールすら使えず周囲からは嘲笑を買っていました。その事を知っている方には、今ブログに励む私の姿は青天の霹靂のように映ると思いますが、人間やればできるものだと我ながら驚いております。手書きの「適材適所」で鍛えた10数年の日々が糧になっていると言いましたが、そもそも絵や字を描くのが好きだったので、キーボードで作る文字には少なからず抵抗がありました。筆圧をかけて描かないものに魂は乗り移らない!というのが、メールをしない事への言い訳でした。

20101221 木のもの屋は森羅万象③確かにパソコンで打ってみると、いちいち辞書を引いたりして書く行為が停滞する事がないので、文章を書くことに集中できます。得意の脱線話も簡単に移動挿入できるので、文字数を考えながら書く必要もなくなったのが何よりも楽です。実は「適材適所」も一度パソコンで打ってから、それを手書きで書いているのです。やはりこれはどうしても手描きにこだわりたいので。ところがその手描きで、最近困った事が・・・。実は半年前ほどから細かな文字が見づらくなってきたのです、老眼ショック!

 

20101221 木のもの屋は森羅万象④紙媒体への異常な愛情は一向に薄まりませんが、目がついていかなくなったのはかなり辛いです。眼鏡を外して顔を近付いて書いているのですが、この先不安もあり・・・。「適材適所」が手描きでなくなった時、それは心が折れた時ではなく、本当に目が細字についていけなくなった時です。いろいろなメディアで取り上げていただく事も少しずつ増えてきましたが、何といっても活字媒体には特別の思い入れがあります。今回、愛媛の女性向けのお洒落な雑誌「KOMACHI・愛媛版1月号」に掲載していただきました。〔親子で遊べばもっと楽しい・おやこまち〕というコーナーで、『木のもの屋・森羅(しんら)』を取り上げていただきました。『木のもの屋・森羅』は、事務所の二階に開設している「木のおもちゃ、玩具、クラフト」などを扱うお店で、家内が担当しています。

 

20101221 木のもの屋は森羅万象⑤少し「森のかけら」も掲載していただきました。女性向けの雑誌なので、いつもの調子で押すと引かれてしまいますので、今回は控えめ露出。とはいえ、意外にも「森のかけら」の女性の購入者も結構たくさんいらっしゃるのです。平日に『木のもの屋・森羅』を訪れていただく家族連れや女性の方も日に日に増えております。目的は木のおもちゃなのでしょうが、根っこには「木が好き」という共通の感覚がありますので、そこから派生して木製の机やダイニング・テーブル、端材、森のかけらなどに広がる事もあるのです。古来より木のモノは日本人の暮らしに深く関わってきただけに、女性の方の方が「木の小物」に対しては寛容なのかもしれません。まな板、器、箸、包丁の柄、お櫃(ひつ)、匙(さじ)、トレー、コースター、櫛(くし)、ハンガー等々、どう考えても家庭で木のものに触れる機会は圧倒的に女性の方が多そうです。

 

20101221 木のもの屋は森羅万象⑥弊社でもお客様にお出ししている木製のコーヒーカップによく声がかかります。こちらで作っているわけではなく、仕入れ商品でありますが、腰を据えて珈琲でも飲まれるほど落ち着いて来られる方は、木のものへの意識もかなり高いので、ついつい目がいくのでしょう。やっぱり木のものは使っていただいてなんぼのものです。触る、匂うという事で伝わる事があります。『木のもの屋・森羅』は、大五木材事務所2階で、平日は9時から17時まで営業しております(祝祭日・日曜日、第二土曜日はお休みです)。




20101220 私は2歳・730日の記憶①ちょっと油断しておりました!実は昨日の12月19日が、ホームページの誕生日でした。お陰様でようやく2歳の誕生日を迎える事が出来ました。思えば一昨年の昨日から綴り始めたこのブログも、延べ730日になり、分量も結構なものになりました。当初は専用のフォルダにきっちり日々のブログを保存もしておりましたが、さすがにそちらの方までは手が回らなくなりました。拙文とはいえども、自分にとっては大切な歴史の生き証人ですから、きちんと保存管理をしておかねばと考えています。馬鹿みたいな話でしょうが、何かの電波障害が起こって(この辺りはメカに弱いため物凄くアバウト)進行形のものから過去のブログまで全てのデータが消滅した!という夢をしばしば見ることもあって、その恐怖感は今までに何度も体験済みです。それはそれは、身の毛もよだつ恐ろしさ・・・。「保存を~!」と叫びながら目うなされるようにを目を覚ますのです。

 

20101220 私は2歳・730日の記憶②開設当時は周りから、そのペースで日々書いていたら1週間ともたないとか、無謀だとか、壊れたペースメーカーか、などのご忠告をいただきましたが、いろいろ書式を試行錯誤しながらもなんとか今の形で、相当量に落ち着きました。日々の積み重ねの大切さは、時間が物語ってくれます。昨日までの丸2年間で、延べ128,432人の方がHPを訪れていただき、延べ3,917,042件のアクセスをいただきました。年末までには13万人、400万アクセスを突破する見込みです。本当にありがたい事だと思っております。

 

20101220 私は2歳・730日の記憶③最近は、毎日600人ほどの方がご覧いただいております。お陰様で、遠方からの「ちょこっと端材」常連さんも出来ましたし、「森のかけら」商品も全国のたくさんの木材愛好家の方のもとにお届けできる事が出来ました。ネットで木が売れるか!は、既に材木屋の過去の誤った認識と強がりとなっています。直接に会って口で喋って木を売る営業の醍醐味は素晴らしいものがありますが、ネットにはネットなりの販売の楽しみや喜びがあり、少しずつではありますがその味にも舌が慣れてきたところであります。改めて世の中、実際に自分でやってみないと分からない事だらけ。やってみて初めて味わえる事だらけ。今も、HPを開設して初めてブログを公開した時の感動は胸に残っています。もしもあの時、HPの開設に踏み切っていなかったら、ブログを始めていなかったらと考えるとゾッとします。

 

20101220 私は2歳・730日の記憶④現在も継続している通信誌『適材適所』も先月で、第150号を迎えました。こちらも足掛け13年目に突入しておりますが、この経験があったからこそブログが続けてこれたと思っています。漠然と始めたブログではなく、月1回の『適材適所』では書き足らないたくさんの思いがあったからこそ、こうして日々綴らせていただく話にも事欠きません。ブログを始めてから、物事に対する観察力や、世の中の動きにも関心が高くなりました。そうして世間をよくよく見渡せば、「森の出口」があちこちにあるではありませんか。

 

20101220 私は2歳・730日の記憶⑤そこから繋がったご縁も数知れず。何より自分自身の正体を事前に知って、お会いしていただける機会が増えたことはありがたいです。説明の手間が全て省けるうえに、こういう人間でも構わないという方が来ていただけるわけですから相当に話も早くなります。あっという間に打ち解けて話がドンドン進みます。これもブログの功名です。日々600数人の方がご覧いただいているにも関わらず、ごく数人の限られた特殊な(?)コメンターの方からしかコメントが入らないという、特異なブログではありますが、決してマニアやカルトの巣窟(!)にしようという意思はありませんが、そうなりつつあるのならそれはそれでいいんです。勇気(?)のある奇特な方のごく普通のコメントもお待ちしております。世におもねることなく敢えてこのかけら道を突き進みたいと思っております。さあ、それでは3歳への1日目の始まりです。これからもどうぞ宜しくお願い致します!




20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!①昨日は、いつもお世話になっているワンズ㈱さんの現場見学会にお邪魔しました。今回の見学会は伊予市のM様邸。12月とは思えないほどの温かなお日和でした。M様低は敷地が150坪もあり、駐車場もたっぷり確保でき、仮設テントも3、4梁も張れるほど広さですが、こんな現場滅多にありません。今回は、薪ストーブも設置されている関係でサンシン暖炉さんもテントを貼って商品PRされています。当日は他の2会場でも出展されているようで、薪ストーブのPRには打ってつけの季節となってきたようです。

20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!②M様邸でもたくさんの無垢材を使っていただきました。まずは玄関のシューズボックスの天板に、アフリカ産の『ブビンガ』。丸太をくり抜いて大太鼓にするような重硬な木です。妖しげな深い赤身が魅力です。大きな節に芯割がありますが、それがいい意味でキャラクターマークのような存在感を醸しだしています。節の廻りも丁寧に磨いて、触っても痛くありません。派手な色合いですが周辺にうまく溶け込んでいます。厚みは30㎜あるなしですが、このサイズのブビンガが結構在庫あります。

20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!③インパクトのある木なので、玄関やキッチンなどの雰囲気を演出する場面に使っていただければと思います。中には幅が600㎜超えのサイズのものもあります。10年以上も乾燥させていて、ほぼ完璧に乾燥していますが、幅に比例して重たくなりますので取り扱いには充分注意が必要です。節の他にも、表面上には浅い節なども数ヶ所含まれたりしますが、一般的には欠点とされる特徴も見方次第では、唯一の個性にもなります。受け取り方ひとつで、本来埋もれていたはずの顔にも光が当たるのです。

20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!④続いてキッチンには、こちらもアフリカ産のマメ科の『エコップ』の600㎜幅の1枚板。以前のブログで、市内の労研饅頭さんのカウンターをご紹介させていただきましたが、こちらのエコップは、縞柄がギャザーに入った個性のある1品です。お施主さんご夫婦がご来店いただき、数ある板の中からお気に入りの木を選んでいただきました。無垢材を使う場合、たたサイズさえを満たせば良いというのではあまりに勿体ない。折角ですから、充分に楽しんで材を選んでもらいたいところです。

20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!⑤その奥には、節や白身を取り込んだラスティック調のワイルドなブラック・ウォールナットのテーブルが、ド~ンと鎮座ましましています。通常よりも広めの長さ2m、幅1mサイズのビッグサイズです。なるべく木の質感が全面に現れるようなイメージがご希望でしたので、そういう木柄のモノを集めて幅剥ぎしました。今回も製作していただいたのは、ウッドワークずとよさん。いつもながらこちらの要望に忠実に、いやそれ以上のクオリティで仕上げてくれます。以前は拒否感の強かった「節あり」が、急速に受け入れていただきやすくなったのを実感します。

20101219 節こそ個性、キャラクターマーク!⑥節はかつての枝の名残で、風雪に枝がしなり耐えた証に、木のエッセンスが凝縮され、縮みが現れます。その家とのバランスもありますが、M様は節のあるような質感がお気に入りだったので、こういのテーブルがとても似合います。これを契機にこれから、節ありのワイルド仕様のテーブルやキャビネットなどにも取り組んでいくつもりです。丁度、節の含まれたラスティク調のブラック・ウォールナットのフローリングも入荷しています。是非、これからはキャラクターマークとして存在感のある「」にも注目していただきたいです!




政治のかけら・坂の上にあるモノⅡ①ごく一握りの熱心な「かけらブログファン」の方のために、本日は高速更新させていただきます。このえひめイズムは、そもそも国の『ふるさと雇用再生特別交付金』を使い、『愛媛県ふるさと雇用再生事業』に基づき、松山市が『まつやま地域内発型経済活性化推進事業として、地域の雇用などを目的として21名以上の新規雇用を創出し、松山を中心とした愛媛県内の潜在的将来性の高い農林水産物やその加工品などの地域産品を大量消費圏への流通拠点としての足がかりを作ることを目指しているものです。その事業の業務委託を受けているのが、愛媛銀行をはじめとした『感性価値コンソーシアム』という事業体なのです。その業務委託契約が21年からの3ヵ年というのは、当初から決まっていた事なのです。しかし、現実的にここまでその存在意義が高まってきた中で、「はい契約切れになったので止めます」で本当にいいんだろうかという事です。

 

20101218 政治のかけら・坂の上にあるモノⅡ②松井さんも熱心に耳を傾けていただきました。どうやら同じような思いをお持ちだったようです。 実際に現地に来ていただき、そこの空気感や生産者たちの話を聴いていただなければ、その熱は伝わらないと思うのですが、その場でお話出来る折角の機会でしたので、つい調子に乗って歳甲斐もなく延々と熱く語ってしまいました。えひめイズムの消滅によって、作り手のネットワークや関係性も壊してはいけない!そういう強い思いで、このたびの市議会でえひめイズムの今後について質問をしようと思うということでした。私も関わらせてただいた一生産者として、後日更にお話を聴いていただきました。そして、当日。松井さんは前回の市議選で初当選されましたが、議場に響きわたるような力強い声で質問をされました。質問内容も、えひめイズムが今まで果たしてきた役割やその意義について具体的な事例も交えながら分かりやすく明快に堂々と話されました。

 

20101218 政治のかけら・坂の上にあるモノⅡ③ひとこと、ひとこと噛み砕くように、落ち着いた丁寧な口ぶりの中にも熱き思いが感じ取られました。隣でカメラも廻っていましたが、やはりこういう臨場感は空気感染するものですから、その場にいなければ分からないものです。えひめイズムから、都市部での大手飲食店やホテルなどで契約が決まった事と合わせて、【森のかけら】がAPECで展示された事にも触れていただいたのですが、まさにそれらもえひめイズムという窓口があったからこそのつながりでした。

 

20101218 政治のかけら・坂の上にあるモノⅡ④他人には分からない感覚でしょうが、松山市議会という公の場で、市議である松井さんの口からその言葉を聴いた時、私は胸が熱くなりました。野志新市長の答弁は、その意義は理解しつつも、事業受託者に期待をしたいという主旨のものでありました。この場ではなかなか明快な回答は得られないものですが、市としても決して23年以降も関与しないわけではないというニュアンスは感じとれました。であるならば、私達生産者もその存在意義を高める努力をしていかねばならないと思うのです。

 

20101218 政治のかけら・坂の上にあるモノⅡ⑤それだけ意味のある事業であるなら、是非松山市も今後も応援していくというような形になるのが理想でしょう。行く道は険しいほど、坂の上には大きな喜びがあると信じて!この質問に対しては、明快な答弁という訳ではありませんでしたが、野志新市長はアナウンサー出身らしい歯切れの良い爽やかな口調で、その意欲は感じました。国政では相変わらずの腹芸ばかりで、何が信念やら政治信条やら、誰があなたを選んだのかと問いただしたくなるような場面ばかりが目に付きますが、同世代の政治家の方々には古い政治慣習を脱ぎ捨て、党派や会派を超えた、信念と気概のある政治を期待しています。野志市長43歳、松井こうじ議員35歳、いずれも私よりのお若い。これからの日本は若い世代が動かしていきます!




20101217 政治のかけら・坂の上にあるモノ①先般、愛媛県知事と松山市長選挙が終わり、それぞれの新知事、新市長とも、初の議会を迎えられています。だから、という訳ではありませんが、先日松山市の市議会を初めて傍聴してきました。くれぐれも断っておきますが、政治的な思惑があるというような事ではありません。ある思惑があって出向いたのですが、そもそも議場が市役所のどこにあり、こんなに簡単に議会が傍聴できる事も知りませんでした。平日にも関わらず、傍聴される方が意外に多っかたのも驚きでした。それぞれに様々な思惑がおありかと・・・。

20101217 政治のかけら・坂の上にあるモノ②ある舞台の宣伝コピーに、「純真無垢は、罪である!」というものがありますが、行政への不満を口にするばかりで無関心に行動しないのは、ある意味罪だと言えるかもしれません。当然、自戒の念も込めてですが。たかだか1回議会を傍聴しただけで偉そうな事を言うつもりもありませんが、「今、目の前にある議会」にこうして触れてみると、遠かった行政の事がほんのわずかながら身近に感じられてくる気分になるのです。

 

20101217 政治のかけら・坂の上にあるモノ③何故、議会を傍聴に来たのかというと、実は【森のかけら】などの商品を展示販売させていただいている『えひめイズム』に関わりがあります。そもそもこの施設は、松山市の委託事業として松山市から支援を受けた民間企業の共同事業体が運営しているのですが、松山城へのロープウエイ乗り場という格好の立地条件にあり、開設以来1年間で延べ9万人もの来場者があるなど、その存在は県外のお客さんにもかなり認知されてきました。また、個人レベルでは広くPRが出来ない愛媛の中小零細のモノづくり企業にとっては絶好の情報発信基地であり、県外のバイヤーや消費者に販路拡大をする際のありがたい窓口機能も果たしている事は、さまざまな実績が物語っています。他の地域では見かけない形態の、決して形だけでない、中身の伴ったアンテナショップだと思っていますし感謝もしています。

 

20101217 政治のかけら・坂の上にあるモノ④そのえひめイズムが、平成23年に契約が切れる事にるのです。それは、1つのアンテナショップが姿を消すという事以上に、愛媛のモノづくりにとって大きな損失です。弊社もここで多くのモノづくりの仲間と知り合い、商品を世に出すための多くの機会を与えていただきました。一度失ったものは簡単には取り戻せません。折角ここまで醸造してきたモノづくりの原酒をただの水に戻してはいけない。そういう思いを、私なりにいろいろな方にお話させていただいておりましたが、松山市議会議員松井こうじさんにもお話を聞いていただく機会がありました。

 この話、長くりそうなので明日に続きます・・・




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