森のかけら | 大五木材


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1年のうち何度か突然に全国から問い合わせが集中する木があります。それが、『シガーボックスシーダー』の別名を持つブラジル産のセンダン科の広葉樹・『セドロ(CEDRO)』。その別名からも分かる通り、高級葉巻ケースとして愛煙家から強い支持を受けています。害虫への対抗性が強く、収納した葉巻に対する香りづけの効果もあること、またこの木の持つ調湿性が葉巻に絶妙の湿り気を与えるなどの点から、葉巻ケースには最適の木材として、セドロの代表的な用途の1つとされています。

私は煙草を吸わないのですが、愛煙家向けの雑誌やメディアで時々葉巻特集などが組まれた時に、合わせて葉巻箱も紹介され、そこでセドロの名前が取り上げられるのだと思います。それで、腕に覚えのあるクラフトマンの方々が、では自分で葉巻箱を作ってみようかということになって、ネットなどでセドロがどこかで売ってないかと調べられるのでしょうが、全国にあまたある材木屋の中でも、セドロ材を扱っているところは決して多くはありません。それで弊社に辿り着かれるという流れ。

弊社も大量にセドロ材を在庫しているわけではないのですが、厚み35㎜の挽き板がまだ幾らか残っているので、それであれば一般の方にも直接小売販売させていただいております。趣味で葉巻箱を作られるような個人のクラフトマンの方だと、2mサイズの板が1、2枚もあれば充分ということで、少量の販売でも対応できる弊社にお声を掛けていただくことになるのです。それで年に数回時を合わせたように全国各地からセドロ材への問い合わせ、ご注文が殺到することになるのです。

 

それは1年だけのことではなく、この数年間毎年のように降って湧いたセドロブームが起きるのです。それだけセドロという材が希少だということと、1枚から小売りしてくれる材木屋が少ないということなのだと思うのですが、こういう形で注文が重なる木って非常に珍しいのです。そんなセドロにこの間もご注文が舞い込み、また数枚が全国各地に散っていきました。葉巻箱に使うような薄い板だけでなく、カウンターサイズの大きなセドロもありますので、葉巻箱以外の出口も募集中!




20131119 1 .bmpここしばらく『ちょこっと端材』の更新が滞っておりましたが、先日少しだけ『ヒッコリー』などを追加して更新しました。本来もっともっとアップ出来る端材は沢山あるのですが、『モザイクボード』など【森のかけら】よりも小さな商品を作るようになってからは、端材の出口がかなり広がり、今までだと『ちょこっと端材』行きだったサイズの端材も自社で消費してしまうようになってしまいました。今までは、利用する手段の無いサイズに限って、最終手段としてネットで販売していました。

20131119 2 .bmp更に『誕生木』も生まれ、毎月の誕生木の商品を作るという荒行を自分に課してから、一層端材も取っておかねばと思うようになりストックがドンドン溜まるようになりました。また国産、輸入材を問わず、特殊な材の仕入れルートが日々ドンドン細まっていくので、貴重な材は余計に端材といえども手元に置いておかねばという脅迫観念のようなものを感じるようになりました。また、アイテム数が増えるに従い、撮影してアップする作業量も増えてくるようになり、なかなか時間が・・・

 

20131119 3 .bmp一方で、ホームページのアクセス数の増加に比例して、全国からの端材のお問い合わせも急増しています。木に興味を持っていただき、日の当たらなかった端材に光が当たり、またそれぞれの材にこだわる方々とのつながりが出来て、知らなかった使い道や新たな用途を知る事ができるのもありがたい事です。しかしそういう材に限って、私が将来のためにキープしておこうと思う材と一致するのです。お問い合わせ、ご注文はありがたいのですが複雑な心情です・・・。

 

20131119 4 .bmpそもそも端材を売りたくて立ち上げたサイトではなく、端材から生まれた商品【森のかけら】をPRし、木に興味を持ってもらい、一般消費者に直接そういう商品を販売していこうと思って作った窓口がこのサイトです。むしろ端材についてはこちらだって欲しいところで、その利用方法を考えるのが面白いところで、本来はその醍醐味を手放したくはないのです。でも自分では使い切れない端材が大量に発生してしまうのも事実。日々そのジレンマの中で楽しんで、いや苦しんでおります。

 




20130517 1以前に端材をキャリーケースに入れて販売する『キャリーセール』について触れましたが、その後も販売が順調なので継続中です。端材を捨てるのがモッタイナイというところが原点の【森のかけら】ですが、頻度の高い同一樹種を持て余すことになり、微妙なサイズ違いの『森のたまご』や『森のこだま』、『森のりんご』、そして現在究極の端材変換商品『モザイクボード』まで辿り着きましたが、人気のある樹種・汎用性の高い樹種については、商品への転換が間に合わないのが現状です。

 

20130517 2同一スペックで多樹種があるというのがひとつの売りですから、特定の樹種ばかりが多くても手に余ってしまうので、どうしても溜まってくる樹種については別の『出口』を見つけなくてはなりませんが、とりあえず急場しのぎでつくった『仮設出口』が苦し紛れのキャリーセールだったのですが、地元の木工マニアの方には評判がよいようで、期間限定でなく継続して欲しいとの要望も受けまして、今後も各樹種ごとの仕分けして『キャリーいっぱい』を目安として販売させていただきます。

 

20130517 3明日の『堀江みなと青空市』にも出品予定ですが、駐車場の問題がありますので、重たい商品を離れた駐車場まで運ぶには無理があるかもしれませんが、まあこういうモノも販売してますよというPRとして出させていただくつもりです。県内でも木工ファンは沢山いて、珍しい広葉樹などについてはネットで遠方より購入している人は沢山いらっしゃいます。そういう方に限って、ご来店されると「ああ、これこの前ネットで買ったばっかり。こちらの方が安かったのに~」という声多数・・・

 

20130517 4別に安売りをするつもりもないのですが、数量もサイズも加工の有無もごった煮に樹種のみ統一パックですので、値段もそれなりのものにさせていただいているだけ。インターネットでの販売を望まれる声も多いのですが、すべてサイズを測定して画像を取って、梱包して出荷するとなると膨大な労力が必要となり、売価も上げざるを得なくなるので当面はご来店+お持帰りいただける方限定となります。人気が高くすぐに売れるブラック・ウォールナットブラック・チェリーも近々入荷(?)発生(?)予定です。




2端材を利用して今までいろいろな商品を開発してきましたが、弊社の商品開発のコンセプトは、『同じスペックでたくさんの樹種がある』というのが基本ですので、特定の樹種だけを使う商品というものがありません。内装や家具に使う頻度の高い材となると、端材の発生量も半端ではありません。当然、未活用の「レギュラー樹種の端材」が貯まってきます。さすがに新商品のアイデアも日々ポンポンと浮かぶわけではないので、どうにかしようと思い悩んだ結果がこちらの『キャリーセール』!

 

20130422 2このあたり一帯が『宮内いよかん』の発祥地という事もあって、みかんを運ぶキャリー(コンテナ)には事欠きません。みかん農家の皆さんは、この黄色いプラスティック製のキャリーを必ず持っていて、どれが誰のか分からなくならないように、それぞれのマークや印が書いてあり識別できるようになっています。その中にみかんを入れて運んだり、長期保存したりもするので、倉庫にはこの黄色いキャリーがうず高く積みあがっています。その光景は、このあたりの日常風景です。

 

20130422 3中にみかんを入れる場合は、積み重ねて使うのではみ出ない程度まで一杯に詰めておよそ20キロ前後重さになるそうですが、端材の場合ははみ出すのもご愛嬌で、キャリーに入れれるだけ入れてセット完了。1つのキャリーに1樹種ごと端材を詰めて、『レギュラー端材のキャリーセール』です。プレーナー加工してあるものから、まったくの荒材まで、小さなものから大きなものまで形もバラバラ。従来はこれを更に細かく仕分けしてネットで『ちょこっと端材』として販売してきました。

 

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 例えばこちらの『パドックのセット』ですと1キャリーで¥4,500です。ネット通販の場合、1本1本サイズを測って写真を撮って、特徴を書いてアップするのですが結構手間隙かかるため、このキャリーセールはご来店いただき、中身をご自分でご確認していただいける方に限定させていただきます。とりあえずセット出来たのは、ブラック・ウォールナット、ブラック・チェリー、パドック、ブビンガ、ホワイトオーク、オニグルミ、イチョウ、ヨーロッパ・ビーチ、ハードメープルスプルースなどなど。

 

20130422 5こういう雑多な形で売れるのか?という声を尻目に、セットしている傍から木工ファンがご来店。一切予告もしていませんでしたが、たまたま目撃された愛好家の方が次々にキャリーをお持ち帰りに!基本は、現金決済で、ご自分でお持帰りいただくという事(キャリーそのものは商品に含まれません)、予約は不可で、お預かり期間は1週間、追加オーダーにも応えられません。端材が溜まったらその都度『キャリー・アップ』していくつもりです。4月28日の『大五木材感謝祭』から1週間、お試しで倉庫に並べてみようと思います。樹種とボリュームにもよりますが、それぞれ¥4,000~¥5,000程度の価格設定にするつもりです。17、18セット作ってみましたが、準備期間中に既に5セットも売れてしまいました。弊社までご来店いただける木工ファンの方、是非ご検討下さい。※4月28日~5月7日まで試験販売です。




20130409 1ここしばらく更新の出来ていなかった『ちょこっと端材』ですが、本日10点ほどアップしました。今までは、建築・家具などで発生した端材を使い【森のかけら】などを作り、更にそれでも手に余る材を『ちょこっと端材』としてネット販売していましたが、その後「さらに小さな端材」の出口として『モザイクボード』や『森のこだま』、『森のたまご』、『森のしるし』などの商品が増えた事もあって、『ちょこっと端材』に回せる分が減っていました。その間に溜まった分を今回まとめてアップしました。

 

20130409 2端材というだけのものならば、今でも倉庫の中には山ほどあるのですが、サイトにアップして販売するとなるとそれなりのボリュームや品質を担保せねばなりません。本当は、定期的にテーマを決めてアップしたかったのですが(例えば赤い色の木特集とか北欧材特集、アフリカ材特集、楽器に使える木特集などなど)、絞り込みテーマと材料の収集、更新の編集作業などに手こずり、すっかりご無沙汰になってしまっていました。それでとりあえず揃ったものから順にアップしていく事に。

 

20130409 3最近ではリピートしてくださる方も多くなって、お陰で全国各地からご注文をいただくようになっていたのに、新作の更新が出来ていなくてご迷惑をお掛けしました。各樹種の商品説明についても『今日のかけら』と連動したかったのですが、あまり理想ばかり掲げても木工ファンの方に申し訳ないので地道に更新していきます。そのお詫びの気持ちもあって、今回『セドロ』や『パープルハート』など過去に人気のあった材をまとめてアップしました。それと『モザイクボードの端材』も初登場です。

 

20130409 4とはいっても、針葉樹単体のモノと針葉樹・広葉樹混合版の初期のパイロット・バージョンの端材です。ようやく軌道に乗ってきた広葉樹の出口・モザイクボードですが、製作初期段階は試行錯誤の連続。出来上がりのイメージこそあったものの実際に作ってみたらどうなるのか?強度や色合いのバランス、肌触りなどを確かめるために作っては試し、作っては試し・・・そこで発生した初期の頃の試作品の端材を今回アップしました。これもモザイクボードPRの一環。ご興味のある方は是非どうぞ!




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