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盟友・井部健太郎君が中心となって活動している『久万高原環い和いわい(Waiwaiwai)コミュニティ推進協議会』(以後W3)では、さまざまな勉強会や交流会が開催されています。先日も『音と森との交流会』が開催され私も参加させていただきました。これは井部君の標榜する『黄金の森づくりプロジェクト』の一環で、愛媛県産材の新たな出口を求めるために、楽器作りに愛媛の木が使えないものか、また楽器に使われる木の特性とはいかなるものか、楽器と木の相性はなどについて専門家を招いて学ぼうという企画です。
ところでまずその交流会が開催された場所についてですが、以前にもこのブログで軽く紹介したことのある井部君の会社(久万造林)の製材工場跡地。それまで行っていた自社での製材を止めて、植林や伐採など森林管理の仕事に専化したため不要となった工場を大胆に改造。屋根付きの広い工場をW3のコンセプトに合わせて木工やクラフト体験の出来る工作スペース、イベントや展示会など多目的に使えるオープンスペースなどに区切りました。
その中の1つ、ミーティングや会議、研修会などに利用できてココロと身体にやさしい料理も楽しめるレンタルスペース(W3-C)が先行してオープン。各スペースごとに利用テーマがアルファベットで表されていてこちらのスペースはCafeのC。もともとは久万林業の代名詞でもあった『磨き丸太』などを保管する倉庫だった場所でした。もともと木造の建物だった場所に、化粧梁を架けて、床と壁を貼り、改めて木の香り溢れるスペースに大変身!
新たに建てられた3本の柱には、名残りの磨き丸太が使われています。床には久万高原町産の30㎜厚みのフローリングが使われています。調理するための本格的な厨房、久万産の大きなイチョウの木を繋いで作った特製カウンターも備え付けられ、まさに森のカフェ!井部君のイメージを具現化させたのは、K′craft の川上陽介君。随所に癖のあるアイアンなど異素材も使われ、懐かしさと新しさが入り混じった不思議な空間に生まれ変わりました。さてここで一体何が語り合われるのか?この話、明日に続く・・・
『おとなの部活動』の定例会議が市内某所の会議室で開催。国際会議かと見まがうほどの立派な大会議室で、我々少数精鋭を自負するおとなメンバーには分不相応な広さがら、おとなの事情によりこちらの場所で会議が始まりました。各席ごとにマイクまでついていたのですが残念ながら故障中という事で使えませんでした。さてすっかり先月のギフトショーの興奮も冷め、『おとな』たち一行は懲りもせずに新たな陸地を求めて再び舟を漕ぎだすことに。本日はその目的地を探るための大切な会議なのです。
どんな泥船であろうと、乗り込んだ以上は一心不乱に漕ぎ続けどうにかして次の陸地に辿り着くというのが我々『おとな』の身上なのですが、そんな一枚岩の『おとな』の泥船の行く手に立ち込める不穏な雲!なんと、これまで自分大好き、行き先不明、猪突猛進な我々できそこないのわがままな『おとな』を、ある時は飴と甘言で手なずけ、ある時は鞭と虚言でたきつけ、思うがままに操ってきた稀代の猛獣使い・藤田雅彦氏がこの春、やんごとなきおとなの事情によって異動する事になってしまったのです!
春からは現在お勤めの建物から歩いて1分の眼の前の建物にて勤務される事に・・・まあ場所はほとんど変わらないとはいえ、今までのようにデザインに特化したした仕事が出来るわけではないようで、行政の組織に疎い私には崇高な理念は分かりませんが、これで愛媛の企業とデザインを繋ぐ関係は停滞するのではないのかと危惧します。それによって獣たちは野に放たれる事になるわけですが、いずれ慣れ親しんだ匂いを嗅ぎつけて何らかの形でまた猛獣使い元に集う事になると思います。そんな感傷は脇に置いてさて会議、あれ?
そういう割り切りもおとなが身に付けた生きる知恵?さて、会議の主題はほぼ骨格の固まった『えひめのあるくらし』をどこでアウトプットするかという事。おとなの部活動的に言えば、成果を発表する学習発表会であり、他地域の他校との交流も視野に入れた修学旅行にあたるものですから会議も白熱し喧々諤々の議論!今流行りの海外まで候補にはのぼったものの、最終的にはとりあえず国内3か所(県内1、県外2)が内定。詳しい日時や場所などについては、詳細が決まり次第このブログでもご報告させていただきます。
鼻先に美味しそうな餌をぶら下げられると本能の思うままそちらに全力で走りだしてしまう駄目な『おとな』たちですが、それは猛獣使いとのしばしの別れの悲しみを忘れ去るための処世術。ここまで我々を導いてくれた猛獣使いの事を忘れることなどあろうはずもありません。ありませんが、世の中別れはつきもの。『さよならだけが人生だ』の言葉もあります。数年後あなたが返ってきた時にはもう我々は泣き虫の獣ではない事を証明するためにも、心では泣きながらあえて笑顔で言おう、さらば猛獣使い。素敵な妄想をありがとう~!
昨日に続いて『オフセット・クレジット』についての話です。昨日の最後に、この制度はある種の『ふるさと納税』のように考えていると書きましたが、一昨年購入させていただいた久万高原町のオフセット・クレジット分がすべて使い終わりました(弊社の場合シール1枚100g相当に換算して商品に付加しています)ので、今回は私の故郷である西予市野村町から購入させていただく事にしまいた。といっても恥ずかしいぐらいの微々たる量ですが・・・。
まあこういう事は言うよりも実行する事が大切ですので、これを足掛かりに少しずつ買い増していきたいと思っています。ちょうど西予市でその担当をしていたのが、中学・高校の同級生の酒井康次君だったという事もあって、すぐに話が繋がりました。大学から松山に出てきましたのでもう故郷で暮らした年数の倍近くを松山で過ごした事になりますが、生まれ故郷に対する感謝の念は当然あり、わずかながらでも御恩返しはせねばなりません。
日頃から西予市森林組合さんから材を分けていただいている事もあり、来年度には西予市の木を使った商品にこのオフセット・クレジットのシールを貼った商品を制作したいと考えているところです。先日その酒井君と水口君がわざわざ、その購入証を届けに来てくれたのですが、これがまた立派なもので、わずかしか購入してない私としては恐縮するばかり・・・。その素敵な購入証をデザインしたのは宇和町在住の上田球乃さんでした。
また西予市は平成25年に「四国西予ジオパーク」に選ばれました。ジオパークとは、地層構造や地形など大地に関わる自然遺産を主な見どころとする自然の中の公園で、国際的には、世界ジオパークネットワークが世界ジオパークを認定するもので、日本国内では6カ所(四国では室戸が選定)が選定されています。その国内版が日本ジオパークで、今まで25地域でしたが新たに7地域が認定され、その中に愛媛県西予市も選ばれたのです。
東西に長い西予市は、四国カルスト・大野ヶ原から宇和海のリアス式海岸まで多彩な地形が独自の景観を形成し、多彩な自然遺産の宝庫です。平成の大合併で5町が合併して生まれた市ですが、その5町の特産品などを象形文字のようなデザインでジオパークのマークを描いたのは『おとなの部活動』のメンバーである宇和町在住の井上真季さん。何だか恐ろしいまでに繋がります。この連鎖はオフセット(相殺)ではなく相乗させていかねば!!
『オフセット・クレジット』、現在この考え方が一般的にどれぐらい浸透しているのでしょうか。環境省がこの考え方を提唱したのが2008年で、その後オフセット・クレジット(J−VER)は国内クレジット制度と統合され2013年に制度の運用が開始されました。初めてこの話を聞いた時、すぐには理解できずに何度も何度も聞き直しました。説明されている方自身も実感が乏しく何だか雲を掴むような話だった印象がありますが、もうあれから数年。
まだまだ市民権を持っているような実感はないのですが・・・。今さらですがザックリ説明するとオフセット(offset)というのは「相殺」という意味で、経済活動などによって排出したCO2を、植林や森林保護活動などによって固定化あるいは吸収されたCO2で相殺したと考え、トータルでCO2の排出量を減らしたとみなす考え方です。具体的には、山で木を伐採すると木の中に含まれるCO2は固定化されます。それをクレジット化させて売買させるのです。
それを都会の企業が買う事で、その企業は間接的にCO2の排出量を削減させたとみなすというもの。つまり従来の山の仕事が劇的に変わって何かをするというモノではなく、今まで通りの山での仕事(伐採や植林)を数値化して取引しているだけなので、実質的に形のあるものを売買しているわけではありません。世界市場を相手にして日本に経済活動の根幹を担うような大企業ならいざ知らず、町の小さな会社にとってはちょっと縁遠く感じる制度かもしれません。
いまひとつこの考え方が浸透しないのはその分かりにくさにあるのだと思います。町の小さな会社が購入してどうするの?というのが本音だと思います。弊社も微々たる量ですが、昨年久万高原町で購入させていただきました。購入後の利用方法はそれぞれの企業に任されており、弊社では1枚のシールで約100g相当のCO2の排出量を削減したものとみなして『森のしるし』や『誕生木ストラップ』などの商品にそのシールを貼り付けています。
購入者は商品だけでなく、イベントや経済活動で排出されるCO2とオフセットさせることも出来るし、温暖化防止に取り組んでいるという事で企業のイメージアップや、地域貢献・地域活性化も含めたCSR活動に応用することも出来ます。現状はむしろ木に関する企業よりも、異業種の企業の方が沢山かつ有意義に利用されているように感じます。この制度については賛否もありますが、私はある種の『ふるさと納税』のような感覚で考えています。
創業以来、木材を仕入れて販売するという流通業態(私が入社するずっと昔は住宅の建売なども一時期やっていましたが)でしたが、10数年前から家具や【森のかけら】などのオリジナル商品を作ったり、『木の玉プール』や木の玩具も扱うようになりました。そういう方向に向かっておいてよかったなあとつくづく思うのは、全国各地のさまざまな職種の方々とつながりが出来ること。零細材木屋にとって木材だけの流通ではまずありえない話でした。
先日のブログで新潟のデザイナー・迫さんが来店された話をアップしましたが、実は迫さんは午後からのご訪問で、その日の午前中には東京からもお客様がご来店されていました。昨年上京した際にご自宅にお邪魔させていただいた佐藤さんご一家。設計士として大手のゼネコンにお勤めですが、佐藤さんも『禁断のゼブラウッド』に魅せられたひとり。数年前にサイトを通じて知り合いゼブラウッドのテーブルを東京のご自宅に納品させていただきました。
今回ご長女の卒業記念という事でご家族で愛媛に観光旅行に来られることに。二泊三日の旅行で道後に宿泊だったのですが、ついでに弊社にも立ち寄っていただきました。実は来られて話をしている時に分かった事なのですが、佐藤さんは10数年前にも愛媛に来た事があったそうなのですが、それはわが故郷・西予市野村町に乙亥会館が建設された時。その工事を請け負ったのが清水建設で、佐藤さんはその関係で愛媛に来て、それ以来の愛媛だとか。
まさかそういう繋がりがあったというのも合縁奇縁。馬齢を重ねたせいもあるのでしょうが、いろいろな県の企業やひと、森を訪ねたり、またご訪問いただいたり、【森のかけら】や木のモノたちが全国各地に旅立ったお陰で、全国おおよそどこにも大小何らかのつながりが出来て、話のネタになるのは嬉しい事です。それだけ日本には森林が豊富で、全国至る所に木の仕事を生業にする人、木の愛好家、木のファンが沢山いるという事の証拠。
失礼ながら佐藤さんとはもうただのお客さんを越えて、旧知の友人のような感覚で付き合わせていただいているのですが、それも『木』という共通のキーワードあってこそ。今回は残念ながらご長男が急にインフルエンザにかかってお留守番となりましたので、また愛媛に家族全員で来なければならない理由が出来たようです。いつでもご来県を歓迎しております♪ 愛媛にある企業の1つとしては、モノを売るだけでなく愛媛の事を好きになっていただくことも存在意義の1つですから。
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