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先日、愚息の夏休みの自由研究『杉の希望船ホネホネ号』について触れましたが、お盆で帰省している時に『実際に川で魚を捕まえて浮かべてみる』というところまでが、一連の研究対象となっているとの事で、常に車には水着とホネホネ号を積み込んで移動。適当な「実験場」が見つかれば即実践に移れるように臨戦態勢で物色。その適地は、高知県四万十市の『海洋堂・ホビー館』に行った帰り道、突然眼下に現れました!迷っている暇はありません。車2台から子供たちが水着で飛び出し、川遊び・・・いや、実験に四万十の川の中へ!
2台の車に分散したため車内は、いつも以上の子供たちと親+その荷物+(いつでもすぐに遊べるように空気がパンパンに入った)浮き輪などなどで満杯。その隙間にもぐり込ませておいた『ホネホネ号』は、水に入る前から軽い破損・・・。強引に釘を押し付けて何とか体を保っていますが、実験は短時間での勝負となりそうです。『古事記』の中で、スサノオミコトが、『ヒゲを抜いてばら撒くと、それが杉の木になり、胸の毛を抜いてばら撒くと、それがヒノキになり、尻の毛を抜いてばら撒くと、それがマキになり、眉の毛をばら撒くと、それがクスの木になった』
そして、「スギとクスノキは、船を造るのによい。ヒノキは宮を造るのに、マキは現世の国民の棺を造るのによい。たくさんの木の種を播こう」と語ったというのはあまりに有名な逸話ですが、それに習ったわけでもなんでもないのですが、息子が選んだ材は『杉』。読書感想文を書くために、読んでいた『森は生きている』という本の中でこの言葉に出会い、妙な感動をしていたようです。実際には、身近な所に適寸のスギがあっただけというのが真相ですが・・・それはさておき、息子はホネホネ号と格闘!
スギの木ですから浮くのは浮くのですが、どうにも重心が定まらないようで、右にフラフラ左にフラフラ。それでもとりあえず『浮かぶ』のは浮かんだようで第一の課題はクリア。それよりも問題は、『捕まえた魚を入れる』という「生簀(いけす)としての用途」。何とかギリギリ釘は利いているので魚は逃げないとは思うのですが、肝心の「捕まえる道具」を携帯していなかったのは致命傷!従兄弟の協力でおたまじゃくしを1匹使えるのがやっと・・・。いくら贔屓目に見てもこれでは間違っておたまじゃくしが迷い込んだ状態。結局実験は最終日に持ち越し・・・。
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