森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20140802 1自分の中のゴジラ観とのギャップや相性などもあると思いますので、是非ご自分の目でハリウッドン版ゴジラをご覧いただきたいと思うのですが、古き和製ゴジラファンにとって映像と共に心に残っているのは、あの「ドシラ、ドシラ♪」の旋律しょう。作曲は、そうあの日本を代表する作曲家・伊福部昭さん。腹の底に響き渡るような重量感のある低音が聞こえるだけで胸が高鳴らずにはいられない、『JAWS』と並んで圧倒的な認知度を誇る『怪獣来るぞ~!』のテーマ曲です。

 

20140802 2ところがあまりにイメージが先行したので、すっかりゴジラ登場のテーマ曲として浸透しているようですが、実はこれは自衛隊がゴジラを攻撃する時の進撃マーチなのです。あまりにその旋律が耳に残るので、すっかりゴジラ登場のBGMとしてしまったほど力のある曲だったということでしょう。この曲は、ゴジラの製作より数年前に作られた「ヴァイオリンと管弦楽のための協奏狂詩曲」の第一楽章部分であり、全体を通して聴くと、まったく違う印象を持つ曲なのです。

 

20140802 3その伊福部昭さんは、1914年(大正3年)北海道生まれで、2006年にお亡くなりになられていますが、アイヌや少数民族の文化に発想を求めた民族色の強い楽曲を多数作られていて、世界的にも評価の高い大作曲家なのです。もともとは北海道帝国大学で林学を学び、卒業後は北海道庁で林業に携わるお仕事をされていたのです。その後作曲家に転身されるのですが、林業というつながりを知っただけで、ゴジラとの距離が途端に近くなったような嬉しい気分になるのです。

 

20140802 4北海道の広大な森林の中で、虐げられてきた少数民族の歴史や文化にインスパイアされた楽曲の構想が練られたのかもしれません。還暦を迎えてなお人気を継続し、悪役からヒーローへと鮮やかに転身し、逞しく進化するゴジラに見習って、伐られても伐られてもなお逞しく蘇生し、住宅から家具、生活用品、玩具まで幅広い分野で活躍する、無敵のエコロジカルモンスター『木』も、ワールドワイドな視野でノッシノッシと海を越えていかねばならないと思ったのでした。★★★

 

 




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2014年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
Scroll Up