森のかけら | 大五木材


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筋肉痛からの眺め

categories 3. 木の仕事 | datetime 2014/08/11 PM11:37

20140811 1最近マンションの高層階へ材料を届ける仕事が多くて、高いところからよくこういう光景を見ています。フローリングなど２ｍ以下の商品については、エレベーターに乗せられるのですが、３ｍ、４ｍになると、外部の階段から荷上げする事になります。もうひたすら肩に担いでせっせせっせと１束、２束を担ぎ上げるしかありません。瞬発的に重たいものを肩に乗せることにはそれなりに自信はあるものの、重たいものを担いで階段を何段も何段も登り続ける持久力はまるっきり・・・

 

20140811 2古いマンションのリノベーションが増えていて、こういう仕事も多くなってきているのですが、少量を少しずつ手分けして運び上げる人海戦術＆体力勝負の仕事ですので、弊社のような少人数の零細企業には不向きな仕事。とはいえものは考えようで、お金をいただいて体力増強トレーニングが出来ていると考えればありがたく思えます。ただし、この１、２年で筋肉痛が翌日ではなく、翌々日頃出てくるようになって自分自身の体力が急激に衰えている事を痛感させられるのです！

20140811 3いつまでも出来る仕事でもありませんが、何度も何度も階段を昇り降りする作業は、心を無にさせます。その納品する数がべらぼうに多い時は、最初のうち「あと何束・・・」と心の中でカウントしながら、数が減る事を心の支えとしますが、そのうち数を数えるのも嫌になって、ただただ機械的に単純作業を繰り返していると、いつも入社した頃の事を思い出します。まだ右も左も分からない１年目、まだバブルの余韻があった地方都市では大型マンションの建築ラッシュが続いていました。

 

GE DIGITAL CAMERAそんな現場に納品に行っても、荒くれの（当時はそう見えたのです。今は自分がそう見られている立場？）大男の作業員たちに恐れをなして（！）荷揚げのリフトの順番取りもうまくできず、泣く泣く１０数階建てのマンションの仮設階段から重たい材を夕闇の中運び上げたことも数知れず。そのお陰で今ではすっかり図太くなりましたが！私は避けれる苦労を無理にすることはないと思いますが、それでもその経験は今の糧となっています。純粋だったあの頃からもう四半世紀・・・光陰矢の如し。




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