森のかけら | 大五木材


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一見すると、コントラストの激しいホワイトアッシュのような印象を与える『ヒッコリー』ですが、その重さには随分差があるように思えます。1枚1枚でも結構な重さがあるのですが、テーブルの天板のように複数枚を幅剥ぎすると、その重さはかなりのものになります。今回のご注文は、なるべく赤身のもので揃えて欲しいというご要望でしたので、表面全体にに赤身が出るような木取りをさせていただきました。ヒッコリーは赤身と白身で、見た目の印象が大きく変わります。

こちらはヒッコリーで作った『円(まる)い森』ですが、赤身と白身で別の木のように見えるかもしれません。撮影時の照明の関係で、『円い森』を置いているテーブルのヒッコリーとは色合いの濃淡などに差があるように見えますが、いずれも最終仕上げに植物性オイルを塗ったものです。『円い森』は決してコースターを主たる目的として作っているわけではないのですが、衝撃にも強く充分な硬さと重みのあるヒッコリーは、コ―スターとしても適性があるように思えます

ヒッコリーの木が触れ合って鳴る音も高音でなかなかよい響きです!衝撃をよく吸収する事から器具などの柄にはもってこいの素材なわけですが、主産地である北アメリカの中部~東南部でも、家具材やパネル材というよりフローリングなどのインテリアやカッティングボードや器具の柄などに利用されています。それは、ヒッコリーが乾燥過程で表面割れなどが発生することが多いのと、収縮・ねじれが出る事も多い、雅致に富んだ木目があまり期待できないことがその理由かもしれません。

確かに木目自体はかなり大柄で杢の妙味を期待できにくい木ですが、しっかり乾燥させた材を木組みすれば安定はしますし、曲げや衝撃に強い特性は家具材としての適性を有していますので、もっと家具材として使われてもいいのではないかと思います。今回はそんなヒッコリーのよき理解者に恵まれ、受け材や脚もすべてヒッコリーのみで作り上げさせていただきました。サイズが大きなこともあって、おとな二人で持ち上げてもズッシリと『最強クルミ』の重みが掌に伝わります。

 




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