森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

ホームページリニューアルの話の後半です。『今日のかけら』のリストには、【森のかけら】の祭神在庫状況を加えましたので、購入ご希望の方はこちらのリストから在庫のある樹種をお選びください。今までは在庫状況をJPEGで作って張り付けていたので、更新がかなり遅れておりましたが、これでかなりリアルタイムの状況がお届けできるようになりました(なると思います)。合わせて『森のりんご』の樹種もご覧いただけます。☠マークを付けているのは、いずれ『毒りんご』をシリーズ化させるための布石!


この『有毒植物』マークについてはまだまだ不完全で、今後少しずつ時間をかけて掘り下げていくつもりです。『毒りんご』だけでなく、樹の持つ毒性をポジティブに考えた商品の開発を進めたいと思っています。次に新たに各商品ごとに追加した『ものがたり』と『ご購入』のボタンについて。それぞれの商品はオンラインショップで購入できるようになりましたが、商品づくりの背景や思いについて知りたいというリクエストに応えたもので、個別商品ごとにブログ等から抜粋して取りまとめます。

最後に新たに加わった『オリジナルグッズ・ノベルティ』と『木のもの屋・森羅(しんら)』のアイコン。まだそれぞれ準備中ですが、今まで電話かメールで個別対応してきましたが、その詳しい中身などについてある程度まとめてご覧いただけるようにします。実際、企業や行政などから木製のノベルティグッズを作りたいという要望は非常に多くなっていて、その都度サンプルなどを送らせていただいたりしていましたが、価格や個数を含めて弊社でご用意できるものを提示させていただくようにします。


特に『木の玉プール』については最近問い合わせが急増していることもあって、木の玉のサイズや樹種、価格、また実際にイベントなどで使われている様子などについてもある程度示アップできればと思っています。なお『木の玉プール』を含めた木製玩具や『木のもの屋・森羅』については私の家内(高橋佐智子)が担当しております。これでほぼ全体の器が出来上がりましたので、後はその器に中身を入れる作業。いくら立派な器を作っていただいても、中身が伴わなくては意味がないので、ここからが本番!




リニューアルしたホームページですが、更に少しずつ手を加えて見やすく、使いやすく改良しているところです。理屈は全く理解していないものの、日々更新していく基本的なマニュアルの手順だけは(さすがに9年もやっていると)指先が覚えているので、形式の定まったブログなどについては何とか自分の手で更新しています。ただ新しくカテゴリーを増やしたり、形式を変える際はこちら側の意図を伝えてパルスデザインさんにお任せしています。それで今回もトップページが少し変わりました。

なにぶん私が機械全般に弱いので、専門用語もよく分からず、擬音や効果音を含んだザックリしたイメージでしか意図を伝えれないにも関わらず、長い付き合いからこちらの深意を汲み取っていただき、かゆいところに手が届くパルスさんの気配りにいつも感謝です。それで今回新たに手を加えたのは、「今日のかけらのリストの充実」、「個別商品に背景となるものがたりと販売のアイコンを追加」、「オリジナルグッズ・ノベルティのカテゴリーを追加」、「木のもの屋・森羅カテゴリーの追加」など。

ここで、その改良点について少し説明させていただきます。まずは『今日のかけら』について。まだまだ240種+プレミア36+番外篇の完成には遠いのですが、【森のかけら】を購入する際に少しでも樹種の選択をしやすいように、今まで個別に分かれていた「かけらの在庫状況」、「森のりんご(毒りんご)の在庫状況」、「誕生木」などを1つのリストで確認できるようにこちらのページにまとめました。【森のかけら】の最新在庫状況は、O(在庫あり)△(在庫わずか)☓(在庫無し)で表わし、更新もスピーディに出来るようになりました。

このブログは、WordPressで記事を書いていますが、今までずっとビジュアルエディタで作成していまして、超アナログ人間の私は改行やスペースに苦心していました。それでこのたび今まで食わず嫌いであったテキストエディタの基礎の基礎的使い方も教わり、相当時間を費やしていた『今日のかけら』の各樹種ごとの「まとめページ」も少しは簡単に作れるようになりました。これで過去にアップしていた「まとめページ」も、関連記事を含めるなどして少しでも読みやすいように修正していきたいのですが、結構なボリュームがありますので、時間を見つけておいおい修正していきたいと思っています。




弊社の南隣にあった会社が昨年末、香川にある支店に統合されたことで、ずっと空き事務所&空き倉庫になっていましたが、先日工事関係者の方がいらして、「解体工事をすることになりまして」とご挨拶に来られました。私が大五木材に入社した時からそこに在った会社だったこともあり、事務所を閉められると聞いた時も、まったく寝耳に水の話だったので驚いたのですが、その建物そのものが無くなってしまうとなると、他人のものであるにも関わらず、一抹の寂寥感に襲われます。

私が入社する前からおよそ30年近く見慣れた光景が変わっていくというのは不思議な感覚。その建物があったお陰で、その西側にある自宅は国道から四角になっていて、騒音もかなり遮っていてくれたのだと思いますが、解体されたる国道から見える光景も随分と違ってくると思います。今はその後どうなるのか分かりませんが、まあいずれ何かの建物が建つのだろうと思われます。そこだけではなくて、会社と自宅の周辺の光景は、私がここで住むようになった30年前とはかなり変わりました。

その頃は周囲にほとんど家もなくて、夜も更けるとここは本当に松山市かと思うほどに漆黒の闇が広がるほど、周辺には田んぼしか見えないような牧歌的な田舎の風景でした。雉の鳴き声が響いたり、水路にはスッポンがいたりと、田舎出身の私にとっては馴染みやすい場所でしたが、それから20数年で周辺環境は一変。バイパスは抜けるわ、周りの畑が埋め立てられてドンドン家が建ってご近所さんが増えるわ、イオンやホームセンターはできるわ、隣の会社は次々に取り壊されるわ・・・。

材木屋の仕事の中身自体も大きく様変わりしましたが、取引先の顔ぶれも世代交代や廃業、転業などがあってすっかり入れ替わりました。そしてそれまで他地域からの転入がほとんどなかったこの地に20数件以上の世帯が移り住み、私がすっかり古株になってしまいました。見慣れた風景が次第になくなりつつあるのは寂しいことであるものの、新しい友人も沢山増えそれに伴い子供の数も急増。長女と近所の友達3人で通っていた小学校の通学班は、いまや人数が増えすぎて2班に分かれるほどに。

日々の仕事に追われていると、時間の経過を改めて振り返る暇もありませんが、今までそこにあることが当然と思われた建物の屋根がなくなり、壁が壊されていくと、嗚呼もうこんなに時間が経過したんだなあとしみじみ感じさせられます。商売が下手でなかなか儲けられませんが、『商売は牛の涎(よだれ)』とも言いまして、ダラダラとでも長く続けることにもそれなりの価値はあると思っています。解体工事の音を聞きながら、いっそこの地の歴史の生き証人となってやろうと闘志湧く・・・




捨てる神あらば拾う神ありとでも言うと大袈裟ですが、【森のかけら】などでリストアップしているある樹種が無くなりそうになった頃合いで、ちょうどその木が手に入るという有り難い巡りあわせがこのところ続いています。そもそも全国のその手のマニアックな木材関係者の皆さんには事前に網を張っている、いや情報の提供をお願いしている、これこれこういう材が出たら買います等の意思を表明しています。木材の世界も細分化していて国産、外材、針葉樹、広葉樹とジャンルも多彩。

そのため240種もあると、その仕入先も多岐にわたります。240種の中には「スモモ」や「ナシ」、「セイヨウナシ」などのフルーツウッドもあれば、「プラタナス」や「モミジバフウ」などの街路樹などもあるので、建築主体の製材所だけでは対応出来ませんので、造園屋さんや果樹園、農家などへの声掛けも重要。その流れで、先日もやや底が見えてきて不安を感じていた『モミジバフウ』に、救いの手が差し伸べられたのは数日前のこと。「モミジバフウの樹を伐るけど要る?」

「当然、要りま~す!」とふたつ返事で答えて、勇んで伐採現場に駆けつけました。そこには直径尺五寸超え(約450㎜オーバー)のモミジバフウがゴロゴロ。いつもお世話になっている造園屋さんなので、積みやすいように長さもバッチリのサイズでカットしていただいています。枝の落とし具合も理想的!しかもこちらがユニックで吊やすいように、ベルトスリングが通るように絶妙な配置で積み上げていただくなど至れり尽くせり。こちらの希望は事前に伝えてあるものの本当にありがたい!

お陰様でたっぷりとモミジバフウを補充させていただきましたので、これで向こう10年は『モミジバフウのかけら』については困ることはありません。他の種類でもこういう形で材が揃えば申し分ないのですが、240種それぞれ3トン車1台分の材が集まるとなると、それはそれで置き場の事など困った問題が・・・。こういう事を書くからなのか、最近まったく面識の無い一般の方から、「OOの樹を伐ったけど要りませんか?」という話が次から次へと舞い込んできます

木が欲しいとはいっても、何でもかんでも欲しいわけではなくて、こちらが必要とする木が欲しいのであって、一応はこちらにも選択させていただく権利があります。街路樹や庭に植えられた木には、樹形やサイズ、品質を求めているわけではなくて、希少性が鍵です。なので、住宅部材や家具が取れるような大きなモノは必要ないのですが、こちらが求めていない木の場合はそれなりのサイズや品質が伴っていなければ、こちらの保管スペースにも限りがありますのでご辞退させていただく事に。

いただいた丸太がすべてまるまるお金に代わるわけではなくて、その後製材所に持ち込んで賃挽きして板にしてもらいます。その板を桟積みして長期保管します。保管中に素性の悪いものは反ったりねじれたり、割れたりと暴れます。しっかり乾燥が出来たらようやく表面を削ったりして、中身を確認。そうしてきちんと使えるのは全体の数分の一になります。もともとが小さな樹なので癖も強く、枝も多く普通の材木屋では手に余してしまうものですが、そこに商機があったりするのですから商売は面白い!




昨年末に弊社のすぐ傍に焼き鳥屋さんがオープンしました。子供の頃からよくテレビドラマなんかでよく見かけていた、『仕事帰りに同僚と一杯引っ掛ける』という姿に憧れていました。しかし我が家は会社から歩いて数十秒の距離にあるため、会社帰りに飲みに行くなんてことはあり得ません。もっとも現実的に出来たとしても、一旦帰宅して着替えて飲みに行くほうが、よっぽどリラックスも出来るのですが、ただ『職場からそのまま居酒屋へ』という行為にえもいわれぬ背徳感を抱いていただけなのですが。

もともとその場所には「札幌ラーメン」の店があって、私が会社に入社した頃から営業していたのですが、その後大将が亡くなられてしばらく空いていて、数年前に新しいオーナーが見つかって「徳島ラーメン」の店になりましたが、数年営業した後撤退し、再び空き家に。そして今度は焼き鳥屋になったのですが、出来たら出来たであまりに近過ぎて、いつでも行けるという安心感、距離感からずっと行けていませんでしたが、先日ようやっと「会社帰りの一杯」が実現出来ることに。そのお店は『焼鳥はつらいよ・平田慕情篇』。

ラーメン屋さんだった頃はよくお邪魔していたのですが、焼き鳥屋さんということで新たに座敷を作って店内のレイアウトも多少変更されていました。早々に仕事を終わらせて、5時から贅沢に飲むつもりが、結局仕事が残ってしまい6時から会社の仲間と二人で「会社帰りの一杯」へ。まあ、厳密にはちょっと家に戻って着替えてからなので、「会社帰り」ではないのですが。それはそうと、その日は土曜日だったこともあり店内は大勢のお客さんで賑わっていたので、カウンターに座ることに。

そしたら、カウンター正面に日本酒や焼酎の瓶のラベルがズラリ貼ってありました。実は私、『酒類のラベルマニア』でもありまして、こういうのが非常に好きなんです。ちなみに日本酒や焼酎のパッケージ・ラベル印刷の国内シェアNO.を誇っているのは石川県金沢市にある『高桑美術印刷(株)』という会社。今にして思えば、昨年金沢に行った時に、ここも訪問させていただくんだったと後悔(まったく仕事と無縁の一般人を受け入れてもらえないとは思いつつも・・・)。

昔から絵を描くのが好きだったこともあって、こういうラベルには心惹かれるところがあって、駅弁の包み紙や、気に入った広告などむやみやたらに収集していた時期がありました。後で何かに使うとかいうわけではなくて、インスピレーションで「好き」と思ったものは手元に置いておきたいという衝動。それが今の「木の収集」に繋がっているのだと思います。今の仕事に生きているかどうかは別にして、好きな事が仕事に出来る、仕事に好きな事を持ち込める=仕事が好きなるの好循環

ところで、仙台に身内がいるという店主も日本酒に強いこだわりがあって、珍しい銘柄も揃っていました。あまり銘柄まで指定して注文されるお客さんも少ないということだったので、それでは折角並んだ銘酒に申しわないということで、店主お薦めの酒を一杯ずついただくことに。石川の「手取川」に始まり、福井の「黒龍の垂れ口」、三重の「而今(じこん)」、秋田の「一白水成 (いっぱくすいせい)」などを次々に・・・。焼き鳥1本90円の看板に侮るなかれ、酒量半端なし!(自分のさじ加減、飲み加減ですが)




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