森のかけら | 大五木材


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まだまだモミジバフウの話です。一時期、【森のかけら】においてモミジバフウが欠品してしまい、慌てたことが信じられないくらいに今は大五木材にはモミジバフウが溢れています。この木の多くが街路樹公園木、校庭木などのため、木材市場に出回ることはほとんどなくて、植栽されたそれらの木が事情で伐採される時にたまたま入手するという形でしか手に入らないので、入る時と入らない時のギャップが激しいのです。【森のかけら】にリストアップしているために供給責任があるので、ある時には少しでも確保しておきたいのです。

それらモミジバフウに限った話ではなくて、街路樹や公園、校庭木については、ご縁があった時には無謀と思えるぐらいのボリュームでもいただいておかないと、次いつ出会えるか分かりませんので、ついつい必要以上に無理してでも確保するようにしています。以前はその出口が【森のかけら】と『モザイクボード』が主でしたので、それだと出ていく量はわずか。結果的に街路樹ばかりが溜まってしまうというバランスの悪い樹種が偏った在庫になっていたのですが、新たな出口開拓でそれも徐々に解消されています。

世の中に使えない木なんて1本もなくて、使えない頭があるだけで、すこしひねりを利かせたり、物語性を付加したり、背景や育ちを掘り起こせば、その木ならではの必然性は必ずあるもの。モミジバフウの中にも形がいびつなモノや大きな節があるもの、虫害を受けたものなど一見すると利用価値の無さそうなものもありますが、削ってグラインダーで耳を磨けば飾り台に変身して、こんなものがと思われるかもしれませんが、雰囲気があって面白いと既に数十枚が売れました。

用途が無いのではなく、用途に気づかないだけと自己猛省。そして当然白カビに覆われたモミジバフウにもそれなりの出口はあるのです。例えば完熟モミジバフウの小口を切断してみれば、そこにはこんな魅力的は表情が隠されているのです。地味で利用価値が無いと思われているモミジバフウの中に潜む『もうひとつのモミジバフウ』、しかしこれが世に出ることはほとんどなく、世にも知られることがありません。私自身まだまだ頭が固すぎる、もっとウルトラC的出口を探さねば~!




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