森のかけら | 大五木材


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カントリーウッドガーデンさんのカフェの話、3日目。お店の中にはいろいろな種類の木がふんだんに使われていますが、すべて弊社の材というわけでありません。オーナーの菊野君がいろいろなところから集めて来た材を、しっかりと骨までしゃぶって使っています。まさに『モッタイナイをモッタイナクシナイ実践』があちらこちらに施されています。例えばカフェコーナーのカウンターの足元には長さが不揃いな角材がランダムに積み重ねられています。土台や柱などに使われる角材の端材で、加工の工程で大量に発生してしまうものですが、こうするだけで立派な凸凹ウォール!

お見せの外には小さめのドッグランスペースもあるのですが、そこの壁面にもこの身近な角材が使われています。向きを変えるだけでそれなりに違った感じに見えます。大量に在庫があるそうで、使えるところにはなるべく使えの精神!これよく見ると緑色のモノが混じっていますが、これは防虫防蟻の加圧処理を施した証です。住宅の土台に使う際に、表面だけ塗料を塗布するのではなく、大きな窯に入れて圧力をかけて材の中に薬材を注入させるのですが、そうすると材面がこのような緑色になるのです。そうして薬剤処理した材の端材を有効活用。

それらの材をよく見ると表面に沢山の小さな穴が規則的に並んでいるのが分かると思います。これは『インサイジング』といって、防虫防蟻処理をする前に薬剤の浸透性を高めるために、材の表面に傷をつけて、より薬剤を内部に浸透させるためのものです。刃物の形状によって、写真のようなホコ型になったり、小さな穴が開く針(釘)型になったりします。防腐処理する前に施すものなのですが、インサイジングしたが工程上処理前にカットしたものもあるみたいで、いろいろなモノが混じってモザイク柄になって面白い。こういうものは不揃いのほうが断然いい!

なお、これらの角材は個別に販売もされているそうで、正面入口の傍らのカウンターで販売されています。長さも短くて値段もお手ごろなので、庭造りには使えそうです。『モッタイナイをモッタイナクシナイ精神』は天何にも満載で、ドールハウスなどが展示されているケースをよく見ると、これ本物のリンゴ箱だそうです。結構頑丈に作られていて、脚をつけてベンチにもされていましたが、積み重ねれば雰囲気のある棚になります。最近、こういうエイジング材を求めて来られる方も増えています。『森のりんご』も透明ケースでなくてこのリンゴ箱に入れて販売しようかしら?




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