森のかけら | 大五木材


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今回の神戸は、予定が緩めで用事も早々と片付いたので、帰りにドライバー特権で寄り道をすることに。今まで何度かトライしたもののタイミングが合わずに行けていなかった、淡路島の『奇跡の星の植物園』。以前にこのブログで、引き抜くと叫び声をあげて、その声を聞いた者は絶命すると言われるマンドレイクの話をアップした時に、国内でマンドレイクの花が咲いた植物園として話題になりました。もっともその花が咲いたという事よりも、マンドレイクを実際に引き抜いたことがある人がいる植物園ということで取材を受けていました。勿論叫び声は聞こえなかったそうです。

今後淡路島を通ることが多くなりそうなので、いつか立ち寄りたいと思っていたのですが思わぬ形で念願が叶う事になりました。ただ突然だったので下調べをしていなかったので、現在どういう企画展をしているのか分からないまま入ったのですが、どうやらちょうど世界中から集められた個性的なラン(蘭)の展示会『オーキッドワンダーランド』が開催されていました。さすがにランだと用材や【森のかけら】とは無縁のモノなのですが、折角なのでとりあえあず入ってみることに。そしたらその中でランが導いてくれたまさかの出会いがありました。

解説書によれば、ランは世界中で25,000種も存在しているといわれていて、日本にも75属230種が存在していると書かれていました!という事は、ランだけで【森のかけら】とほぼ同ボリューム(現状、森のかけらは240種)のコレクションが出来るということ。樹木で例えるならが、北半球の温帯におよそ150種の大家族を擁するメープル軍団のようなものか。さて、園内のあちことでさまざまな企画展が開催されていたのですが、その中で目を引いたのが『武士と蘭 家斉と三代目菊五郎』。少し前に園芸将軍としてブログで徳川秀忠のことを書いたばかりだったので「蘭と徳川」にご縁を感じました。

第2代将軍の徳川秀忠は諸国から変わった椿を集めて吹上花壇で栽培させた様子が屏風などにも描かれていて、『園芸好きの将軍』として知られていますが、この蘭展では第11代将軍の徳川家斉が園芸好きの将軍として取り上げられていました。園芸と言っても現代の家庭の園芸みたいなレベルではなくて、富裕層の人たちのたしなみという高尚な趣味で、その規模も桁違い。しかしそれが結果的に園芸文化を大衆に根付かせていくわけですから将軍様の好奇心によってその後の蘭の運命は大きく変わっていくことになるわけです。写真は、当時作られた蘭の格付けを記した番付表。




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