森のかけら | 大五木材


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なにしろ『サワラ(椹)』を取り扱った経験値が絶対的に少ないので、それがサワラ自体の特徴なのか、たまたまそういう個体だったのか定かではありませんが、時期を置いてから取ったサワラも同様に小口が少しねたつきました。油分が多く含まれていて、植物性オイルを塗装して保管していると成分と反応してねとつくのかもしれません。あるいは弊社の保管方法に問題があるのかもしれません。考えてみれば、サワラは飯台飯櫃、水桶、タライ、風呂桶など水質に耐える場面で使われることが多いので油分が多く含まれているのはもっともな話

その割には材質は淡泊というかサッパリしていて、見た目はヒノキとよく似ていますが、艶や光沢という点では、過乾燥させすぎてしまったヒノキという雰囲気にも見えます。丸太をよく見たことがないのであくまでも製材されて時間が経過した材での印象なのですが。四国には分布していないとはいえ、植栽されているところもあるだろうからいつかサワラの立ち木と出会える機会もあるだろうと思ったら、まさに灯台下暗し!我が家の庭にサワラがあった事を思い出しました。今から25年ほど前に松山の百貨店で苗木を購入して庭に植えていたもの。

結婚した間もない頃、まだ【森のかけら】も作っていなかったものの、全国各地のいろいろな木を見たい、手に入れたいという気持ちだけはあって、全国の特産物などが並ぶ催事などにはよく出かけていました。その時に東北から木工職人とか家具屋さんも来ていて、そこで興味深くまじまじと商品を見ていたら、そんなに興味があるならたまたま青森ヒバの苗木があるけど買う?ってことになり即買いしました。それを持ち帰って庭の一角に植えました。その時には青森ヒバを見たこともなかったので、それが青森ヒバの苗木だと信じて。

うまく土が合ったみたいでそこに根付きました。しばらくはその成長が楽しみでしたが、やがて子どもも生まれたりすると次第に関心が薄れその後しばらく放置していました。最初は高さ300㎜足らずの小さなポットに収まっていた苗木もすっかり大きくなって、私の背丈をはるかに越える大きさに成長。その頃には青森ヒバの商品も扱うようになっていたのですが、どうにもその木からは青森ヒバ独特の匂いがしないし、見た目はどう見てもヒノキ。それで何気に葉の裏を見てみると、ヒノキの証明のYではなく、サワラの証明であるXの「ダ・ヴィンチ・コード」が!明日に続く・・・

 




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