森のかけら | 大五木材


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毎月いろいろな端材を特集して取り上げようという思いで始めた端材コーナーの特集企画も、忙しさにかまけてまるまるひと月飛ばしたりすることあり反省。実際にやってみて、毎月となると告知が遅いこともあって、来店されるお客さんとの間にタイムラグが発生したり、準備に振り回されて中途半端になってしまうなど改善点が分ってきましたので、1ヶ月ごとではなく2ヶ月単位でやってみることにしました。ということで、早速変更後の第一弾11月・12月の端材特集は、都市林業の代名詞的な存在でもある『モミジバフウ』!

主に街路樹、公園や学校の校庭に植えられ、秋には美しい紅葉で目を楽しませてくれるモミジバフウですが、伐採後はほとんど利用されることなく産業廃棄物扱い。そんなモッタイナイことしたら伐られたモミジバフウも浮かばれない。骨の髄まで使わせていただこう。たとえ虫に喰われていようとも、たとえ曲がりくねっていようとも、使えない木など無いっ数年前にたまたまご縁があって大型トラック10数台分もの大量のモミジバフウの丸太が大五木材にやって来ました。それが私を都市林業に目覚めさせたきっかけにもなりました。

正直、当初は私もこのうず高く積み上げられたモミジバフウの丸太の山を見て、どう料理すればいいのか分からず呆然としました。虫に喰われ曲がりくねった短材をどこにどう使えばいいのやら・・・。そもそもモミジバフウがどういう木なのかすらも分らず、いろいろ調べてみても活用事例がほとんどない手探り状態。とりあえず板に挽いてみましたが、乾燥させてみると材質は結構硬めでそれなりに強度も確保できる。ただし長さが無いので建築や家具には難しい。さてどうしたものかと思っていたら、クラフト細工に手頃ということで少しずつ売れていきました。

その後も大量のノベルティグッズの材料となったり、店舗の小さな棚板に使っていただいたり、花台にしたり、まな板にされたり、こちらから用途を決めて販売したものもあれば、お客さんがめいめいに使い道を考えられてご購入されたりと、さまざまな用途で売れていきました。気がつけば大型トラックに10数台分もあったモミジバフウも残りが見えてきました。あれからさまざまな街路樹が大五木材にやって来るようになり、製材した板を置くスペースにも困るほどになりつつあります。そこで残りのモミジバフウを軽く加工して11、12月の葉材コーナーの特集にしました。街路樹、公園木、校庭木としても役目は終わりましたが、まだまだその人生(樹生)は終わらせないという心意気で、特集のタイトルは『ネバーエンディング〔モミジバフウ〕ストーリー』です!在庫を睨みながらどんどん追加投入していきますので、ぜひ端材コーナーを覗き来てみて下さい!



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