森のかけら | 大五木材


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何か面白そうな出口を見つけたら、夢中になって無理してでも作るのですが、いかんせん飽きっぽいのですぐに熱が冷めてしまいます。この『レースウッドのプレート』もそのひとつです。カーテンのレース模様のような上品で個性的な杢がその名の由来とされる通り、他には類を見ない優雅な杢は芸術的ですらあります。しかしそれゆえに住宅の造作や家具では持て余してしまい、長い間この木がもっと輝く場面を探していました。【森のかけら】においても重要な樹種のひとつですが、小さな35㎜角では正直その魅力を堪能するには小さ過ぎます。

なので次に考えたのが、この優美な杢を曲面加工したらどうなるのだろうということ。思いついたらやってみずにはいられません!いろいろな木の杢を丸く削ってみたいというのが、『森のたまご』製作の真相です。そしたら想定した仕上がりサイズに少し足りない木も丸く削ってみたくなって、自立型の『森のたまご』よりひと回りほど小さな『森のこだま』が生まれたのです。丸く削ってみると今までの平面加工では見ることのできなかった別の表情に出会えてそれはそれで面白かったものの、レースウッドに関しては正直平面の時ほどの感動は得られませんでした。

それからいろいろ試してみたものの、レースウッドは杢そのものが奇抜で個性的なので、下手に手を加えずに素材そのものを楽しむのが一番という(まあ予想通りというか想像力不足というか)結論に落ち着きました。それで素材をまるまる生かす出口として考えたのがこの『レースウッドのプレート』です。和菓子などを置くオシャレな銘々皿のように使っていただければ考えて作りました。ケチな性分なので、折角の杢が厚みの中に埋もれてしまうのはモッタイナイので、なるべく薄く削って彫りも浅くしてシャープな感じに仕上げてみました。

自分の中では、このプレートがレースウッドの最高の出口だと満足しています(あくまでも個人の感想です)。いろいろ試してひと回りして元に戻った感じですが。私的には優美なレース模様もいいのですが、それよりも柾目部分に、まるで魚の鱗模様のように全身霜降り状態で現われる杢の方が好きです。いくら見続けていても飽きが来ない、たまりませんな~!こんな素晴らしい杢のプレートを沢山作っておいたのに、その存在をすっかり忘れてしまっていました(大汗)。という事でこれらの商品も今回の『ウルトラの夏木工』で特別価格で販売します(^^♪




弊社が作っている『モザイクボード』は、国内外の広葉樹20~30種類を使っったフリーボードです。基本スペックは、2000×500×30㎜、3000×600×30㎜で、ボード単体としても販売していますが、そのボードを使ってテーブルやベンチ、スツールなども製作して販売しています。具体的な活用事例があった方が分かりやすいかなと思い作ってみました。そのいくつかは、モザイクボードの販売初期段階から事務所2階にて展示してきましたが、今回の『ウルトラ夏木工セール』では、これらの家具も特別価格で販売します。

ただし配送の問題があるので、家具については今のところオンラインでの販売はなく店頭販売は予定です。モザイクボードは開発段階から試行錯誤を繰り返してきました。性質の異なる20数種もの木を混在させて作るなど無謀だとも言われましたし、ボード1枚ごとで雰囲気が変わり過ぎるので並べて使うには不適だとも言われました。それでも多様な木の出口商品としては有効だと思ったのと、作ってみたいという自分の好奇心追求から製造に踏み切りました。初期はこのような針葉樹のみのパイロット版なども作ったりしました。

その後本格的な生産を開始。危惧された、1枚ごとに雰囲気が異なり過ぎて統一感が得られないという点は、最初に購入してくださったお客さんからの「そこが面白いんじゃないですか!」という言葉で一気に不安払拭!それまで製材所で挽いた材を販売する「流通業」だった大五木材が、「製造業」としての喜びを知った瞬間でした。それからおよそ10年が経過。まだまだ微々たる量ですが、オリジナル商品としてどうにか定着してきました。ボード単体と家具との売上比率でいくと6:4ぐらいですが、近年家具も増えてきました。

 

20210729 4 こちらは先日納めさせていただいたモザイクボードのベンチ。これも初期段階で展示用に製作していたものですが、『大五の日』にスペシャル価格で販売させていただき、先日新築現場に納品させていただきました。ベンチと書きましたが、TVボードにもなります。久し振りにじっくりと眺めると、あの頃はこういう材が倉庫にあったなあと当時の倉庫の様子が思い出されて懐かしい気持ちになります。その時々の在庫状況によって、木の組み合わせも変わってきますが、そこには大五木材の在庫状況の変遷が刻まれていたりもするのです。

 




昨日ブログで「ウルトラの夏木工」の話をアップしましたが、またここで引き寄せの法則発動!娘二人が姫路に住んでいるので(長女は就職、次女は大学生)兵庫県の情報もいろいろと耳に入ってくるのですが、以前にも訪れた兵庫県立美術館でウルトラマン生誕55周年を記念した『円谷エキシビジョン2021』が開催中!子どと思われるかもしれませんが、幼少期からリアルタイムでウルトラマンを観て育った世代としては齢50を越えてもなお、地球を救うヒーローへの憧憬は息衝いています。 20210728 1

20210728 2 そしたら数日前の愛媛新聞でも「ウルトラマン」の記事が一面に!こちらはJR四国の予土(よど)線でウルトラマンをテーマにしたラッピング列車「ウルトラトレイン号」が運行を始めたという記事です。予土線というのは愛媛県宇和島市と高知県四万十市を結ぶJR四国の路線の事で、愛媛(旧伊予国)と香川(旧讃岐)を結ぶ予讃(よさん)線に高知(旧土佐国)の土佐くろしお鉄道中村線がつながった、愛媛と高知を結ぶ唯一の路線。輸清流四万十川沿いに走る路線でのんびりとのどかな里山の風景が楽しめます。

もともとトロッコ列車なども走らせていて鉄道マニアには人気の路線ですが、海洋堂ホビー館(四万十町)とコラボしたホビートレインを企画するなどいろいろなアイデアで楽しませてくれる愛すべきローカル鉄道です。その流れで今回は海洋堂で開催される「ウルトラマンフィギュア展」に合わせた企画としてこの列車が登場。海洋堂には子どもたちが小さい時に家族で出かけましたが、近くに「海洋堂かっぱ館」もあり、改めてゆっくりと訪れたいと考えています。 20210728 3

20210728 4 先日、映画「ゴジラvsコング」を観てきました。本当はとっくに公開されているはずの「シン・ウルトラマン」を観てきましたと書いてオチにしたかったところですが、そちらは未だ公開日が決まらず。突っ込みどころは多々ありますが、久し振りに大きなスクリーンで単純に怪獣が暴れまわれる映画を観れて満足。相変わらずハリウッド製のトカゲが巨大化したようなゴジラの造形はいただけず、ウルトラマンや怪獣をデザインした成田亨の偉大さを改めて再確認。息子には当時のウルトマンや怪獣は幼稚と笑われるものの、あの時代に生きた少年にかけられた魔法は50年近く経っても覚めやらず。ウルトラマン・セブンのクリエーターの熱情溢れるケレンミたっぷりの怪獣造形はあらゆる意味で最高です!

私の中ではキングジョーエレキングバルタン星人メフィラス星人も、もちろんウルトラマンウルトラセブンも、死ぬまで永遠の輝きを放つ奇跡の星からやって来た最強最高のグッドデザインヒーローたちなのです。多感な時期にどれだけ夢中なモノに出会えるかは、その後の人生観に大きく影響すると思います。最近よく来る熱心な木工中学生も、もしかした木の中にヒーローの姿を見ているのかもしれません。蛇足ながら、右のセブンとキングジョーが戦っている舞台は神戸港。その縁での兵庫県での開催は勘ぐり過ぎ? 20210728 5




愛すべき阪神タイガースが13年ぶりの前半戦首位ターン!2位の読売には2ゲーム差まで肉薄されているものの、新人の佐藤輝明、中野拓夢、伊藤将司選手などの活躍などもあって大いに楽しませていただきました。後半戦も頑張って16年ぶりのリーグ優勝を期待しています。タイガースには熱狂的なファンが多くて、勝っても勝ち方が悪い、負ければ誰それが戦犯だと騒ぎまくるので、監督やコーチ、選手は本当に大変だと思います。首位にいてもこれですから・・・まあ野球の楽しみ方はひとそれぞれですが、今年も最後まで応援していきたいと思っています。 20210727 1

20210727 2 地方ファンとしては昨年からコロナ禍で、思うように球場に行けないのがなにより悲しい。それまで毎年10試合近くはタイガースの試合を観に行っていたのですが昨年はゼロ。今年も京セラのオリックスとのオープン戦の2連戦こそ行けたものの、そこから先はコロナの影響でチケット販売も未定となり我慢の日々。もっとも第二土曜日・日曜日とか祝日の2連休とかにたまたまタイガース主催のゲームが無ければ行けないので、確率はかなり低いのです。しかも今年はオリンピックで変則日程。当初から行けるチャンスはかなり限定されていました。

しかも四国のファンにとっては生で試合を観戦できる貴重な機会であるウエスタンリーグの公式戦(毎年、香川の丸亀市と高知の安芸市で計4試合開催)もコロナの影響で開催が中止となりショック。そんな中でもなんとか6月には今年初甲子園を堪能(横浜DeNAとの2連戦)。7月には長女が奇跡的な確率で当てたプレミアム・グリーンシートで巨人戦を観戦と数少ないチャンスをどうにか生かしています。しかし後半戦は日程的に行けるかどうかは微妙。16年ぶりの優勝が見えて来たら、我慢たまらず会社休んで甲子園に行くという暴挙に出るかも(笑)。 20210727 3

20210727 4 そんなファンにとって嬉しいのは球団がいろいろと練ってくださるイベントやプレゼントです。その中での最大イベントが毎年初夏に開催される「ウルトラの夏」。来場者には限定ジャージなどがプレゼントされ、私もしっかりその恩恵に預かっています。他にも女性限定の来場プレゼントなど企画も盛り沢山。ユニファームなんて何枚も持っているじゃないかと言われたって、こんなもの何枚あってもいいんです!オンラインショップでもサマーセールをしたりと、コロナ禍の来場者制限による収益源をあの手この手でカバー。これは見習わなければ!この精神を弊社でも真似させていただき(前半戦首位のお祝いと後半戦の奮闘期待も込めて)、木工ファンの方向けの『ウルトラの夏木工2021』を開催することにしました!

本日7月27日から8月31日までの期間限定で、オンラインショップのスーパーセールを始め「森のかけら」などの特別企画商品、パプアニューギニア産材、愛媛県産モザイクボード、テーブルなどの家具なども順次出品する予定です。世間はウッドショックで大騒ぎですが、弊社にはそんな騒ぎとは無縁のマイナーは木たちが沢山出番を待っています。オンラインではアップ出来るにも限りがありますので、もっといろいろな木を見たいという方はご来店をお待ちしています! 20210727 5




 

先日、弊社の木材置き場の中でクマバチがわがもの顔で巣穴を作っている事をアップしました。その後もしばらくは見て見ぬふりをしていたのですが、先日の夕方にあまりにも巨大なピラミッドを見つけてしまいました!まさしくこれはクフの大ピラミッド。前日には存在していなかったと思うのですが、気づかなかっただけかもしれません。これに比べると今までのピラミッドは可愛いレベル。さすがにここまでの傍若無人ぶりは看過できません。その日は既にクマバチは活動を終えていたようでしたので、翌日強制退去を実行することを決意。

ところが翌日になってみると、前日まであれほどせわしく飛び回ってクマバチの姿が見当たりません。どうしたものかと巣穴のある木材のところに近づいてみると、その材の桟木の小口にピタリと張り付いて動かない1匹のクマバチを発見。どうせすぐ逃げるだろうとカメラを近づけてみたのですが全然動かない。それで調子に乗って携帯カメラではピントが合わないほど超接写してみたのですがそれでも動かない。お陰でいい写真が撮れたモノの元気が無い様子でこちらも拍子抜け。どうしたものかと思ってその下の方を見たら、絶命している2匹の姿が!

その様子から誰かに抹殺されたというよりも、そこで静かに息絶えたという感じ。クマバチの生態については素人ですが、先日は雨でしたがその日は松山市でも30度を超える真夏日で外に出ているだけでも汗ばむほどの猛暑だったので、もしかしてこの急激な温度差にやられてしまったのかも?!桟木にへばりついて動かない1匹も体力を温存させているのかもと思う少し不憫に思えてきました。しかし強制退去は免ずるとしても、この暑さで何匹も命を落としてしまっているので巣の存続は難しく、このまま自動消滅してしまうのかもしれません。

こうなると先日までの怒りもどこへやら。一気に気持ちがトーンダウン。そういえばいつもならば耳が痛くなるほど大合唱をしていたセミたちも今のところはまだ姿を現わしていません。四国は梅雨明けが遅かったので本格的な猛暑はこれからだと思うのですが、何かいつもとは違う感じの夏の始まり。まあそのうち、あの時の淡い感傷はなんだったのだろと後悔するような、強烈な暑さがやって来ると思いますが・・・。今はまだ蝉の抜け殻にも季節の変わり目を感じる日々。




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