森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTURE以前にご紹介した陸前高田の倒壊したマツを使ったメッセージツール陸前高田のしるしの『愛媛大学ショップえみか』で販売していただいております。今回、品切れしたという事で追加のご注文をいただきました。この『森のしるし』も製作当初はどうやって大量の台木のセンターにきちんとスタンプを押そうか悩んで、専用の治具を作って試したりしてみましたが、均等に圧がかからないためうまくインクが付かず断念。OK品の1、2割ぐらいの失敗品を生み出しながら四苦八苦。

 

Exif_JPEG_PICTURE数千個というノベルティの註文の場合、納期の問題もあるので、結局最後は治具なしのフリーで押すようになったのですが、人間の感覚ってえらいもので、数千、数万個も同じ作業を繰り返し続けていると、台木の端から何㎜ぐらい余らせた位置にどれぐらいの圧をかけて押せば台木のセンターにうまく収まるのかが、体が覚えてしまい最近ではほとんどロスも出ないほど正確に押すことが出来るようになりました。これ、後4、5万個も押せば相当な技量が実に着くのでは?!

 

Exif_JPEG_PICTUREただしマツは油っ気の多い木なので、スタンプとの相性は決していいとは言えません。今までいろいろな樹種にスタンプを押してきましたが、私の肌感覚で言うともっとも押しやすかったのは日本の木ならばカツ』、世界の木ならば『ヨーロッパビー』。サクラケヤキなどもいいのですがあまり硬くて滑らか過ぎると押す時にスタンプが滑るので、案外難しかったりします。今までの経験では、カツラとビーチの2種がもっとも相性もよく押し疲れも少なく感じます。

 

Exif_JPEG_PICTURE会社の代表者たるものがそんな事に時間を取られていてどうすると仰る方もいらっしゃいますが、その作業を毎日しているわけでもありませんし、零細企業においては『空いている人間が動く』というのがルールです。慣れた人間がさっさとやってしまうにこしたことはないのです。大企業のルールを無理矢理零細企業でも準じようとする方もいますが、小さいな会社には小さな会社なりの使いやすく動きやすく恐ろしく効率のいい『ローカルルール』があるものです。

 

※『陸前高田のしるし』の売上金の一部は東日本大震災復興支援金として寄付させていただいております。




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