森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

以前にもアップしましたが、弊社の経理を担当している高橋正子さんが作ったクラフトの新作です。自発的に考えていろいろ作っているようですが、どんどんレベルが上がってきているのは一目瞭然です!物作りには何にでも共通して言えることですが、「好きこそ物の上手なれ」ということだと思います。基本的に、誰かに喜んでもらえる事と自分が楽しめる事がなければ、次の製作意欲が湧かないのではないでしょうか。他人に評価していただくこと、喜んでいただけることが、なによりも創作の源泉でしょう。趣味の領域を超えています、立派!

ca3plc5a

 棕櫚(シュロ)の皮を使って作っています。

 

 

 

 

 

capkf8qt

 素材の色調が違うと結構雰囲気も変わってきます。

 

 

 

 

 

ca4xfmre

 首の長さの微妙な調整で、馬にも麒麟にも見えます。

 

 

 

 

 

こちらは、最近人気のクラフトテープで作った『鳳凰・火の鳥』です。最初、黄色っぽいのと生成り色の2種類でしたが、最新作は2種類の色の混じったテープで作ったカラフルな『火の鳥』になりました。画像ではちょっと分かりにくいかもしれませんが、ディティールにもこだわり、完成度は高いです!

ca3cswhz

cawch2jl

 

 

 

 

 

 

 

 

ca7ofmpx

 

 

 

 

 

 

家内の友人に、このクラフトテープの達人がいて、それは見事な腕前でプロ級の方がいます。身近にそういう人がいると技術の習得にも熱が入ります。このクラフトテープを使ったアートは、手軽に裂いたり加工出きるので、今静かなブームを起こしているようです。う~ん、素材どうこうというよりアイデアひとつです。まだまだ奥が深そうです、恐るべしクラフトテープ・アート!面白い新作出来たらまた掲載させていただきます。




円い森の正式販売は少しお待ちいただくようになりましたが、代わりの新商品の販売を開始いたします。その名は、【森の5かけら】ほとんど情報を出していなかったので「?」と思われると思いますが、思い付きではなく結構以前から構想がありました。今回、『エスデザインスタジオ』の佐野さん、『パルスデザイン』の大内さんのご協力を得て、遂に世に出せることになりました。

森のかけら36,100】にはとても興味があるのだけど、ちょっと予算が・・・とか、少しずつ集めたい、手軽なプレゼントに使えたら、という要望も多くありました。しかしバラ売りについては、個体の価格差が激しいのと在庫管理の難しさから躊躇していました。とはいえ、なるべく手軽な価格で手に入り、多くの木材ファンを作りたいという理念とのはざ間で心が揺れていました。一人ではいくら考えてもいいアイディアが出てきません・・・そんな私の漠然としたイメージを、佐野さん、大内さんのお二人が具体的な形に作り上げていただきました。口上が長くなりましたが、これが完成した【森の5かけら】です!

e6a3aee381aeefbc95e3818be38191e38289e291a0efbd9ee291a3

 5個入りの専用クリアーケースに、こちらでセレクトした5種類の【森のかけら】が入っています。それぞれの組み合わせにテーマを設けて、順次発売していきます。価格は全て¥2,500で統一しますので、全アイテムを組み合わせることは出来ませんが、全部で20パターンぐらいは作るつもりです。どんな組み合わせにするかは、私の気まぐれで作っていくのでアテにしないでお待ち下さい。とりあえず、最初に4タイプを発表させていただきます。

e6a3aee381aeefbc95e3818be38191e38289e291a0e6849be5aa9be381aeefbc95e3818be38191e38289

 まずは第1弾【森の5かけら①・愛媛の5かけら】! 愛媛県産の5種をセレクトしました。『スギ』『エンジュ』『モミジバフウ』『ミカン』『キリ』です。

 

 

  

                                                 e6a3aee381aeefbc95e3818be38191e38289e291a1e381a9e38293e38190e3828ae381aeefbc95e3818be38191e3828921  

 

第2弾【森の5かけら②・どんぐりの5かけら】! 国産のドングリのなる木の5種をセレクトしました。アカガシ』『クヌギ』『シイ』『シラカシ』『ミズナラ』です。

 

 

 

e6a3aee381aeefbc95e3818be38191e38289e291a3e382a6e38383e38389e38387e38383e382ade381abe4bdbfe38188e3828befbc95e3818be38191e382892

 第2弾【森の5かけら③・ウッドデッキに使える5かけら】! 外部のウッドデッキに無塗装でも使えるアイアンウッド系の硬木の5種をセレクトしました。イペ』『ウリン』『ムイラカチアラ』『イタウバ』『マニルカラ』です。

 

 

e6a3aee381aeefbc95e3818be38191e38289e291a2e382a2e38395e383aae382abe381aeefbc95e3818be38191e3828921
 
第2弾【森の5かけら④・アフリカの5かけら】! アフリカ産の木、5種をセレクトしました。パドック』『アパ』『モアビ』『アサメラ』『ブビンガ』です。 

 

 

 

 

とりあえずこの4タイプについては、本日より発売開始させていただきます。それぞれに簡単な解説書が封入されています。価格は全て¥2,500ですが、消費税は別途です。また配送につきましては、『エクスパック500』を使いますので全国一律¥500です。一度に5セットまでは同封出来ますので、5セットまでは¥500とお考え下さい。

申し込みにつきましては、ホームページの【問い合わせ】欄より申し込み下さい。順次【商品紹介】欄でもアップしていきます。申し込み後、確認のメールを送らせていただきます。ご入金確認後、発送させていただきます。それでは、今日誕生した【森の5かけら】をよろしくお願い致します!




★今日のかけら・#158 【サッチーネSatine  クワ科・広葉樹・ブラジル産

数日前の『世界遺産』というテレビ番組で、オーストラリアの東の方に位置し『世界最大の砂の島』と呼ばれるフレーザー島の事を取り上げていました。この島は、1992年に世界遺産に登録された島ですが、詳しくは知りませんでした。何気なしに観ていると、番組の中盤で大きな木が写りました。テロップでは『サティネー』と出てましたが、我々の木材業界で言う『サッチーネ』です。業界でも『サティーネ』とか『サティン』とか表示はバラバラです。現地の発音を無理やりカタカナで表記するのですから、果たしてどれも正しいのかどうかも怪しいですが。

高さ70mにもなる巨木が、森の中で凛とそびえ立っていました。「サッチーネはとても硬い木として知られ、かつてスエズ運河やロンドン波止場の資材にも使われました」と説明がされていました。弊社では、ウッドデッキ用に4方面取り加工された105x30㎜などのサイズを仕入れさせていただいています。サッチーネは、別名『ブラッドウッド』とも呼ばれますが、その鮮やかな色合いは強烈です!ブラッド、つまり血のように赤いという事です。帯鋸やプレーナーで加工すると、まるで鮮血で染まった殺人現場のような凄まじい状況になります。

原色でここまで深紅の物はそうはないのではないでしょうか。材も鋼のように硬く優れた耐久性を持っています。俗に『アイアンウッド』と呼ばれる他の硬木と比べても、なんら遜色ありません。仕入れるボリュームにもよりますが、ジャラやイペよりはやや高価です。ただ値段の問題ではなく、この鮮やかな木がただのウッドデッキに収まってしまうのは何か釈然としない気持ちになってしまいます。もっと陽の目を浴びて欲しいし、この木の価値はもっと高いところにあるような気がしてなりません。デッキという用途が良い悪いではなく、もっとこの木にしか出来ない、この木ではなければならない何かがあるように思えてなりません。一度実際にこの木を見てもらえれば感じるところがあると思います。

この番組では、他にも島に生育する『カーテンフィグツリー』という寄生植物も取り上げていました。寄生した木を絞め殺して養分を吸い取り成長する別名『絞め殺しの木』です。恐ろしい~!他にもユーカリ系の木が群生しジャングルのような森がありました。世界中にはいろいろな木があるものです。バージョンアップした『森のかけら』でも、新しくオーストラリア産の樹種を幾つか取り入れました。勿論『サッチーネ』は含まれています。残念ながら『絞め殺しの木』は、他の木が絞め殺されるとまずいので含んでいませんが!

このフレーザー島は、砂と風の作った美しい島で、不思議なことに砂だけの島なのに森があります。砂は、雨をたっぷり溜め込み森を育てているのですが、同時に森を殺してもいたのです。島のあちこちで『風と砂の格闘』が見られました。強烈な風によって大量の砂が移動していくので、時には10mの木が一日で砂に飲み込まれてしまうこともあるそうです。ほとんど砂に埋まった木の姿もありました。砂が森を侵食していく空撮が映りましたが、丁度砂の広がっている形が、人の手の形のようで、まさに砂の手が森を掴もうとしているように見えました!

また島には多くの湖があるのですが、それぞれの湖が地質などの影響で色が違います。透明な湖もあれば、青い色、中には嗚赤い色の湖もありました。木に含まれる『タンニン』が染み出し、湖に流れ込み赤く染まっていたのです。画像で見る限りは、赤というよりは鉄が錆びて溶け出したような色合いでした。番組は、『砂と風が生んだ大いなる小宇宙は、砂で始まり砂で終わる』というような言葉で締めくくられていました。『サッチーネ』はその色合いだけで充分個性的な木なのですが、輸入量も限られていて木材人の中でも知らない人の方が多いような、いまいちマイナーな木だと思います。

今回たまたま偶然テレビで『サッチーネ』に出会いましたが、このブログを始めてからいろいろな事に注意深く関心を持つようになったので、今まで以上に普通の生活の中で『木』に出会うようになりました。考えてみれば私達の周りの物の多くは木で出来ています。塗装や加工で、『木』その物の姿が強調されなくなっているので、見逃していることが多いだけで、私達の生活は『木』とは切り離せない関係にあります。このブログで改めてその事に気づかされました。




危惧して通り、週末『円い森』のアップが出来ませんでした・・・申しわけありません。一部、価格面で悩んだところがあったので、もう一度仕切り直します。ブログで何度も書いてますが、補助事業との進捗に歩調を合わせ、いろいろな新商品の開発が同時進行で進んでいます。それら全てを、『森のかけら』という事でブランド化させていくつもりなので、解説書やシール、パッケージなどを統一させています。そのため、どれか1つが出遅れると、他の物にも影響が出てしまいます。生来の凝り性なので(飽き性でもあるのですが)、中途半端なところでの販売に踏ん切りがつきません。つい、あれも入れたい、これも入れたいと欲が出てなかなか世に出せません。ほとんど試作は出来ていて大枠は決まっているのですが、細かな最後の詰めで戸惑いが出てしまいます。

e5a4a7e4ba94e69ca8e69d90e383ade382b4

 

 

 

e38090e6a3aee381aee3818be38191e38289100e38091

最初の『森のかけら100』の時は、もっと引っ張ってしまいました。いつまでに出さな(販売しな)ければならないという制限がないものですから、何種類で解説書を印刷するか相当悩みました。なにせ全てが初めての体験でしたので、全体を見回す余裕もコントロールする力もありませんでした。結局時間に終われるように印刷に踏み切ってしまったので、後で結構後悔がありました。

 

 

今回の大規模な改訂の後には大きなアレンジをする予定はありません。ここはじっくり吟味して、満足のいくものに仕上げたいと思っています。楽しみに待っていただいている方には本当に申し訳ないのですが、映画の撮影などではよく『神々は、ディティールに宿る』ともいいますから、もう少しだけ悩ませて下さい。

新商品の販売については、最近注目を集めている『伊那食品工業株式会社』の塚越会長の考え方がとても勉強になります。以前に、ラジオ番組で武田鉄矢さんが『日本でいちばん大切にしたい会社』(坂本光司著・あさ出版)という本を取り上げていましたが、その時初めて塚越会長の存在を知りました。伊那食品工業株式会社は、長野県伊那市の「食品製造会社」です。以少し前に「健康食品ブーム」があって、カロリーの少ないこんにゃくが大ブレイクしました。この伊那食品工業株式会社にも、全国の百貨店やスーパーから注文が殺到するのですが、会長は頑なに新規の取引を受けません。業を煮やした社員が社長に詰め寄り、生産ラインを増やし新規注文を受けるのですが、あっという間に「健康ブーム」は去り、在庫の山が残りました。それを見た塚越会長は、「だから安易なブームに乗っては駄目だといったろう」と社員を諌め、元の生産ラインに戻し、堅実な経営に手腕を振るわれています。

nihonde_itiban_taisetunisitai_kaisya「(商売の調子が)いい時は自分の力ではない。多くの場合は、世の中のトレンドに乗っているだけだ。調子に乗ってはいけない。」企業の成長=善という事に捕らわれすぎて、それが何にもまして優れていると思ってはいやしないだろうか、というような内容の事を仰っていました。頭では分かっていても実践するのは容易ではありません。温厚そうな会長ですが、言葉の隅々に強い信念が垣間見えます。

 

 

他にも「開発の貯金」という事を言われていました。新商品が出来ても、すぐに販売せずに、重なるようであればあえて販売を遅らせ、「開発新商品の貯金」をしておくということです。焦って中途半端なものを出したり、新商品が出ない状況を作らないという発想です。本でも含蓄のある言葉が多いのですが、数日前の朝のテレビで塚越会長本人が登場されていて思わず、見入りました。「耳に痛い、おしつけがましい説教」ではなく、読むと頭の上のもやもやが晴れるような「清々しい決意表明」のように聞こえます。コンサルタントの机上の空論ではなく、実践されている経営者ならでこその説得力があります。詳しくは、是非本を買って読んでいただきたいのですが、それを言い訳にするつもりはありませんが、満足のいく新商品完成までもうしばしお待ちをお願いします。




遂に甲子園も開幕しました。今回はわが愛媛からは、「今治西」と「西条」の東予勢2校が出場しています。しかも今治西高の高市主将が選手宣誓の大役を果たし、その今西がサヨナラ勝ちで見事に1回戦を突破!選手宣誓も堂々としていました。後のインタビューで、低迷する経済に元気を与えたかったと答えていましたが、胸が熱くなるような立派な選手宣誓でした!西条は1回戦から強豪PL学園との対決ですが、気後れせずに頑張って愛媛県同士の決勝戦目指して頑張って欲しいもものです!

e794b2e5ad90e59c92

 世は、甲子園開幕にWBC決勝進出と、まさに球春を告げる季節となっておりますが、虎キチとしても阪神の動向が気になる時期がやってまいりました!真弓監督、今年こそは優勝を頼みます!ちなみに私は誕生日が同じ金本兄貴がご贔屓です!その前にWBCもいよいよ佳境です、頑張れニッポン!

 私は子どもの頃からひねくれ者で、俗に言う「NO1」が大嫌いでした。あえて「NO2」の方を応援するような子どもでした。ですから野球は勿論アンチ巨人の阪神ファンです。当時ほとんどの友達が巨人のオレンジ色の帽子をかぶっていた中、あえて阪神の帽子をかぶって気を吐いていました(?)。今でも覚えている記憶は、幼稚園の頃白黒テレビで観た江夏の投げる姿です。(当時の)圧倒的に強い巨人に立ち向かう不遜な江夏の姿にしびれました、かっこい~!その頃から人知れずひそかに左投げの練習をし、中学生の頃には左でもそこそこ投げれるように肩を作りました。今では、息子のグローブを買ったときにも自分の分は左用を買ったぐらい、左投げに馴染みました。ただその黄金の左も光りを浴びることはなかったのですが・・・。

fujimura2そんな野球(好き)少年の心を掴んだのは、水島新司先生の一連の野球漫画です。初期の水島漫画で読んでないのはないと豪語できるほど読み漁りました。水島野球漫画といえば、多分『ドカベン』を挙げる方が多いと思います。確かに『ドカベン』は野球漫画の金字塔です。しかし、ここでもひねくれ者としては安易に『ドカベン』を挙げません。私にとって水島野球漫画の最高峰は『男どアホウ甲子園』に尽きます。特に主人公の藤村甲子園が南波高校で活躍するあたりから最終章までがベストではないでしょうか!筆致もこの頃のタッチが一番好きです。なにしろこの作品は、作と画が別で、あの「知ってるつもり」の佐々木守がストーリーを作っていたのですから、物語性もキャラクターの造型もダントツです!1コマ1コマの隅々からも水島先生も気合が伝わってきます、今でも大好きでたまに読み返したくなる作品です。

その後に続く『野球狂の詩』、『あぶさん』の初期の頃が、一番脂がのっていた時期だと思っています。その後は、忙しくなりすぎて画が雑になったような気がします。画のタッチも随分変わってしまいました。ストーリーもいまひとつ・・・。初期の『野球狂の詩』の『北の狼、南の虎』の章なんて読んで涙した記憶があります。ああ、懐かしい・・・。

ca3n9noy1今日は日曜日という事もあり、かなり脱線したマニアックな内容になってしまいましたが、本当は『野球に関わる木』についてアップしようと思っていたのですが・・・。そういうとすぐにバットを連想するとお思いでしょうが、そこはひねくれ者です、簡単にバットには走りません。地味~ですが、ピッチャーが滑り止めに使う『ロージンバック』(Rosin Bag) です!ロージンは、炭酸マグネシウムが主な原材料ですが、その中に『松脂(マツヤニ』も含まれています。そもそもロジン(rosin)とは、マツ科の植物に含まれる松脂の事を意味していて、バットの滑り止めにも使われています。加工の天敵とも言える『松脂』ですが、つくづく世の中にあるもので意味のにものはないと思います。なによりこの脂がなければ、松の光沢は生まれません!実はここから本題だったのですが、あまりに長くなったのでその話はまた改めて。




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2009年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
Scroll Up