森のかけら | 大五木材


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1実はこの愛媛銀行末広町支店開設50周年記念として、チラシの裏に謳われているような各種の記念キャンペーンが打ち出されたのですが、その中の記念品のひとつとして【木言葉書】が選ばれたのです!TPOに合わせた物をという事で、『晴れの桧舞台』が採用になり、大量に購入いただきました。コンシェルジュ・カウンターに合わせて本当にありがたいことです。パルスデザインの大内さんが、『愛媛銀行+えひめイズム+大五木材』のコラボパッケージを製作していただきました。おおっ、ひめぎんカラーのレッドが眩しいっ!!

2金額以上に、公の金融機関のお墨付きをいただける商品として認めていただいたという事がとても嬉しいです。【木言葉書】は特別に代わった商品ではなく、むしろもっとスマートでデザイン化された同等の商品はいくらでもあると思います。それでもあえて、弊社の物をお買い求めいただけるというのは、『商品としての品質は当然のことながら、物はそれだけでは売れない』という事だと思います。『感性価値』という形に見えない、掴みどころのない物が、人と人をつなげ、こうして何かを生み出していくという実践が出来たという事は私にとって至上の喜びです。

画像 068結果や数字ばかりを分析する事に長けた方には、何がこれごときで大袈裟にと思われるかもしれませんが、まったく市場のない所に【森のかけら市場】を切り開いてきた事を自負としている私としては、誰にも相手にすらされなかった製作当時の状況を考えると、銀行さんとのコラボはまさに晴天の霹靂です。そんなもの)(森のかけら)を作っていて大丈夫かと本気で心配していた親父に見せてやりたい文字通りの(桧の)晴れ舞台です。銀行といえばお金を借りる処であって、まさか自社が物を買っていただく立場になろうとは!それは金額の大小ではないのです。ただ単に売り上げの増減だけに一喜一憂していた若い頃、そのままではきっと味わえなかった心の充足感をひとりで噛み締めていました。人の幸福のひとつは、誰かに認めてもらうことだと言われますが、自分が信念を持ってやり続けたことが誰かに認められ、喜んでいただける、これに勝る商売人の本懐はありません。

R0017217用を決めていただいたその日は、嬉しくて1日中(心の中は)ニコニコしていました。当然これは多くの皆さんが支えつなげていただいたご縁のお陰です。薄くて切れそうな【森のかけら】と世間様とのご縁の糸が少しずつ太くなってきているような(錯覚?)気が致します。あまり調子に乗って背伸びをしていると、しっぺ返しを食らいますので、身の程をよく知らねばなりませんが、今を逃せば飽きっぽい私が【森のかけら】にここまで全てを賭ける時は二度とないかもしれません。情熱と健康は比例します。ありがたい事に今のところ、(少し太りすぎである事を除けば・・・それが重要!)体も健康で、少々の無理も利きます。だったらやっぱり行けるとこまでがむしゃらに行ってみようか。愛媛銀行さんの全支店で採用していただけるぐらい頑張ってみようと思います。夢を語らなくなった時、その人の青春も消えてしまいます。やらねば!




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昨日の続きですが、私も一応先輩会員という事で、日本木青連中四国地区協議会の説明をさせていただきました。6月に毎年恒例の全国大会が大阪で開催されるのですが、その会の意義や内容も含めて簡単にお話させていただきました。事前に要点をまとめておかないいつもの癖で、話があっちこっちに飛び火しましたが、限られた持ち時間(だいぶオーバー)でなんとか・・・。全国大会というのは、文字通り全国の木青協会員が一堂に集結して、記念式典や理事会、総会、各委員会を行う、年に一度のビッグイベントです。全国を8ブロックに分けて、各ブロック持ち回りで運営されていて、今年は近畿ブロックの順番で、大阪市で開催されます。私は入会以来、昨年の金沢大会のみ親父の不幸毎と重なり参加できませんでしたが、それ以外はすべて参加させていただきました。

 

3全国大会のお陰で全国の仲間と知り合いになり、(大会前に前々泊とかして事前に一人で付近の工場や会社にアポを取り、いろいろとお訪ねして)各地の工場を見学させていただき、時に山に赴き、時にショールームで、情熱ある木材経営者の方々のお話をお聞きし、どれほど己の血肉となったことか計り知れません。大阪大会も当然参加させていただくのですが、そんな感慨にふけっていると隣の席から恐いおっさんがこちらをジロリ!今年度の愛媛木青協の『どうぞのいす』担当の石井和典君(鶴居商店)が、「われ、なにしとんじゃい!」と威嚇するような目でこちらを睨み付けてきます。石井君は180cmを越える巨漢で、この風貌、そして何と言っても4人の子供の父親、しかもそのうちの3人は三つ子の女の子という『剛』の者です!こんだけ恐い顔をしていて物凄い子煩悩です。

 

4さて、会は進み長い長い真剣なレクチャー、報告などの後は歓迎会に入ります。今年の監事・日野猛仁君(日野相互木材)㊨の乾杯の音頭で宴が賑やかに始まります。日野君も私と同期で、再来年には木青卒業となります。先輩方がこういう会で挨拶される姿を遠くに眺めていたのは、つい最近の事のような気がしますが・・・。今年の愛媛木青協は、例年にも増して活動内容が盛りだくさんで、異業種との絡みも相当に増えそうな勢いです。南は八幡浜から、東は新居浜まで満遍なく会員が揃ったことで、例会の地方出張開催も予定にあるようです。いつも地元に居るとついついそれが当然のように思ってしまいますが、遠方から参加していただいている会員の皆さんは本当にご苦労な事だと思います。ですから、尚の事それに見合うだけの物を自分が得て帰らねばなりません。全国に出向するのも同じ気持ちです。

 

5さて早速、愛媛木青協活動の1つの目玉行事である『児童木工広場』を7月に控え、執行部は慌しく準備に追われています。二ヶ月先とはいえ、月に一度の役員会・例会ですから、油断しているとあっという間に次の行事が迫ってきます。以前は卒業2,3年前になった先輩方は、活動もスローダウンされていましたが、今は卒業ギリギリまでお仕事を与えていただけるので、働けるうちは働かせていただきます。老害とのバランスも取りながら・・・おっ、先程の石井君がお茶目にカメラに映りこんできました。どうやら先程は怒ってはいなかったようですね!

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ひと通り酒を注いだ後で、全員が自分の会社の仕事内容の説明。まずは新人さんから、右は『桧日本一のブランド』について熱弁を振るう桧の産地・八幡浜は下田製材下田智久君。こうして順番に語っていくのですが、まあ皆さん自分の言葉でよく喋られる。私がその年頃の頃、これほど自分の仕事を理解し、ここまで客観的には到底喋れませんでした。今年の新人は粒が揃っています!この調子でいくと、早い時期に実りの季節がやって来るような気が致します。




①15日の『さくらプロジェクト見学会』の後、夜は愛媛木材青年協議会(愛媛木青協)の5月例会でした。毎月1回の役員会と月例会が基本となっていますが、今月は親入会員が7名もあったことから、新入会員のためのレクチャー&歓迎会です。今から10数年前、私もこの会に入った当時はすべてがチンプンカンプン。当時は手取り足取り教えていただくような雰囲気ではなく、居並ぶ先輩方は相当迫力と威圧感がありましたので、恐る恐る末席に座っての参加でした。失礼ながら、今の私と同じ年代であったとは到底思えない貫禄がありました。20代の私には、実年齢40歳の先輩方が、(老けているという意味ではなく、あくまで落ち着いていて貫禄があるという意味で)物凄く年上に感じたものですが、見た目だけでなく中身の詰まり具合もあったのだなと実感する今日この頃です。

 

②歓迎会と併会とはいっても、レクチャーはたっぷり1時間アルコール、食事なしで行われます。ホテルの1室を借りて、20人近い参加がありました。今までは例会で「綱領唱和」のみ行ってきましたが、今年度からは例会でも「会歌斉唱」が行われるようになりました。会員が20名を越すと、ある程度の規範がないとダラダラになってしまいます。かつて私も会歌がある事を知らず、日本木青連に出向して初めて聞いた驚いた記憶がありますので、是非新入会員も周知しておいてもらいたいものです。まずは、井部健太郎会長からご挨拶。最近ますます親父さんに似てきたなあ~。

③今年度の総務は、井部君と同じ久万高原町の大野孝泰君(大孝木材)。昨年の人事で相当に抵抗をみせましたが、根が真面目ですから、こういう役も一度引き受けると徹底して頑張ります。会長の挨拶中も会の進行や段取りに書類に目を通す真剣な姿が、人柄を物語ります。私もかつて愛媛木青協の総務を3回も経験させていただきました。一向に段取りはうまくなりませんでしたが、それは個人の資質ですから致し方ないとしても、声を掛けてもらううちが花と思うか便利屋に使われていると思うかは本人次第。ありがたい貴重な経験、必ず仕事の糧となります。

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新入会員には、それぞれに愛媛木青協の名刺日本木青連のバッチが会長より手渡されます。画像は少しにやけた表情で受け取る池川。若い頃はこういうイベントや式典が苦手でしたが、けじめや区切りという意味でもこういうセレモニーの大切さが今更ながら分かってきました。私が入会した時は、愛媛木青協のロゴの刺繍が入ったウエストポーチをいただいた覚えがあります。それは結構続いてきた新入会員への入会祝いの記念品だったのですが、多分私の世代が最後になったのでは?

 

④例会には、必ず2名の担当者がいて、例会の企画、予算組み、会場設営、当日の進行などを分担して行います。今回の担当は、岡慎治君(伊予足場と新入会の池川昭彦君(フォレスト・クルーのお二人。几帳面なコンビらしく、きちんと式次第にのっとり粛々と会を進行していきます。この岡君とは、松山商科大学(私達が松山商科大学としての最後の卒業生。翌年から松山大学に改名)の同級生で、もう20年以上の腐れ縁です。機械関係に驚くほど弱い私の大切な懐刀で、困ったことがあったらすぐに駆けつけてくれる大変ありがたい親友です。ちなみに私の古い携帯電話の5つしか入らないワンタッチにもしっかり彼の番号が入っています。レクチャーという事で、愛媛木青協の組織説明、日本木青連・中四国地区協議会の説明、児童木工広場、どうぞのいす活動について、先輩会員がそれぞれにお話させていただきました。続きは明日。

 




1さて、この『さくらプロジェクト』のもう一人の主役をご紹介。㈱もみじ建築乗松社長。カメラを執拗に拒むので、いまひとつ男前が伝わりませんが、実に腹の大きな(実際のお腹もポッコリと大きいですが)、誠実なお方です。当日は、この家の棟梁・窪田さん、松田さんとともにもみじ建築のスタッフで受付、駐車案内などの地味な仕事を誠実に黙々とこなされていました。結構年下なのですが、その真摯な経営方針と社員教育にはいつも頭が下がります。どんな仕事をしても人柄は出るものです。スタッフの方も若い方ばかりで実にフットワークが軽やか。

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肩に会社のロゴマーク(もみじ)の入ったお揃いの白いポロシャツに身を包み、受付に居並ぶその姿は、普通の背広の皆さんがズラリと並んだそれとは全く異質。職人さんの顔の見える見学会というのは結構珍しいと思うのですが、お客さんからするとかなり安心感が湧くのではないのでしょうか。大工はただ現場で仕事さえしとけばいい、という考え方とは一線を画す乗松さんの「職人気質」に、ポテンシャルの高さを感じます。『作る』ことと『伝える』ことの出来るスーパー職人集団を目指してください。あなたなら出来ます!

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さて、弊社の仕事に話を戻しますと、完成後に家具を収めさせていただきました。右のブラック・ウオールナットのダイニング・テーブルと椅子です。現在在庫にあるブラック・ウオールナットの挽き板が、かなりこげ茶系で深みのある色合いな物ですから、随分落ち着いた重厚な雰囲気に仕上がったと思います。展示会における家具は、家の引き立て約なので本来はあまり目立ってはいけないのですが、「家はなかなか買えないけれど、このテーブル欲しい~」などと、お世辞のようなお褒めの言葉もいくつか頂戴して、私としてはとても嬉しかったのですが(兵頭社長、申し訳ありません!)、それも家全体のバランスの良さが魅せる技でしょう。メープルとの相性も抜群で、メープルのラスティック調とウオールナットのダイナミックな木目がよく合っていました。たくさんの方に腰掛けていただき、無垢の家具を体感していただけたのもありがたかったです。

 

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やはり実際にこういう空間で体感しないと、本当の良さは理解できにくいものです。最近思うのですが、若い方ほど無垢への憧れが強く、またよく勉強もされています。節やカスリ、色ムラなどへの抵抗もほとんど聞きません。まあ、私の所やトモチャンの所に来る方は、その時点で無垢好きなのですが、それにしても若い施主さんの無垢材に対するモチベーションの高さは驚くほどです。時にこちらがたじろぐような質問をされる方もいらっしゃるので、少し焦ります。価格の事が最後になる話は非常に楽しく、盛り上がります。

ドラゴン残念ながら当日のご成約とはならなかったようですが、両日とも100人を越える方が足を運んでいただき賑やかな見学会となりました。相当気に入っていただき、「たまらん!」を連発していただいた木の大好きな若いご夫婦をはじめ、たくさんの方がイシムラワールドで迷子になられたご様子。家の場合、即決という訳にもいきませんが、徐々に『さくらハウスファン』が増えていけば、いずれ結果もついてくると思います。あら、そういえばドラゴン・ファミリーのお姿が!すっかり毎週お会いするのがお約束事となっております。

イシムラトモコ建築設計21日目の最後にはイシムラトモコ・ファミリーも集結。ブログには出さないで~と言われましたが、多分これは出してもいいよ、の天邪鬼的挑発と解釈して、使わせていただきましたが、逆襲も怖いので軽く触れておくにとどめておきます・・・。皆さん小柄な美人三姉妹(ちなみにトモチャンが一番お姐さん、いやお姉さん)。1日だけのお手伝いが長い報告になってしまいましたが、この日に撒かれた種はきっといつか大きなサクラの花を咲かせる幹になります。兵頭社長、どうぞこれからもチーム・イシムラトモコ宜しくお願い致します。

CA343237★ちなみに、次女ご夫婦(真ん中のお方)は、松山市湊町の『カフェ・クレマ』のオーナー。以前に、ワンズ㈱さんとのイベントの際に、コーヒー教室のコースターとしてオリジナルロゴ入りの【円い森を使っていただきました。こだわりぬいたコーヒーの味はもちろんの事、センス溢れるお店の内装も合わせて堪能できます。




★今日のかけら・#046 【フレンチチェリー】 French cherry  バラ科・広葉樹・フランス産 

 20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・①フレンチチェリー

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・②木材以外のディティールにつきましては、イシムラトモコ建築設計のブログ『はたらく石』をご覧になっていただくとして、私はあくまで木のお話のみに徹します。玄関の扉にも重厚な雰囲気のウエスタンレッドシーダーが使われておりました。皆さん、重たそう~と言われるので、実際はとても軽量な材なのですが、見た目の色合いがかなり重さの印象も左右するのでしょう。その扉を開けると、めくるめくイシムラトモコ・ゾーン!玄関の傍らに無垢のカウンター・・・の上に燦然と輝きを放つこの照明!凄いです、これを選んで、これがマッチして、皆さんから素敵と言われるこのセンス、あのちっこい体のどこから湧き出てくるのでしょうか。この極彩色の照明が照らす先にあるのが、例のフレンチチェリーの耳付カウンターです。派手な照明に比べてやや印象が薄いですが・・・。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・③さくら不動産さんの建てられる家という事で、話を伺った時からどこかに使わせていただこうと思っていました。それほど大きな材ではないのですが、フランス産のチェリー(サクラ)は、日本の【山桜によく似ていて力強さがあります。山桜独特の緑色の縞や条も現れるので、部分的に見ると見分けがつかないほどよく似ています。同じ異国のサクラでも、ちょっと上品でスマートな感じの【ブラック・チェリー】に比べると、個人的には野趣溢れるフランス産の方が好みです。ただ個性がある分、幅剥ぎなどのテーブルに使うと全体の色合いまとめるのが難しいかもしれませんから、まさに適材適所でしょう。このカウンターもただの耳付では到底納得してもらえないので、奥の壁際には直線の残った変形耳付をグラインダーで削って、木目が切れないように厳選したものを持参して、ご理解をいただきました。

 

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・④サクラの『木言葉』は「微笑」です。かつては、田舎で待つ両親に受験の合格を知らせる電報の定番といえば『サクラサク』でした。この家の新しいオーナー家族をいつも微笑みで迎えてくれますように、この分譲住宅にも早く合格(契約)の花が咲きますように、イシムラトモコ建築設計+もみじ建築+さくら不動産コラボプロジェクトがサクラの如き満開の花を咲かせますように、ともろもろの気持ちを込めてフレンチチェリーをセレクトさせていただきました。サクラの季節は少し過ぎましたが、こちらのサクラの見どころはこれからです。

20100516 花咲け5月のさくらプロジェクト・・・⑤そのカウンター越しに臨むのは、アカテツ科の【マコーレMakoreです。メープルとのコントラストを考えて、色目のくっきりした材を提案しました。マコーレはシリカを含んでいて、加工しにくい木でもあるのですが、色合いがはっきりしているのでワンポイントにときどき使っています。私は、マコーレとしてではなく【ドゥカDoukaとして、この木をインプットしていたので、後からマコーレと聞いても妙な違和感がありましたが、一般的にはマコーレでしょうね。ドゥカはアフリカのコンゴガボンあたりで使われる呼称のようです。ああ、でも私にはやっぱりドゥカの方が馴染む。




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