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毎年、梅雨の6月は住宅の動きも鈍いのですが、今年は消費税値上げ前の駆け込みやエコポイントの影響なのか、過去の経験則では計りきれないような忙しさでした。住宅資材、家具、木工クラフト各分野いずれも慌しく、空梅雨のような前半と打って変わって大雨が続いた6月後半は、雨と納品との格闘が続きました。いくらしっかり雨対策の養生をしたつもりでも、長時間大雨に晒される中、家具の納品は出来ません。天気と配達のバランスを取りながら綱渡りの日々・・・。
そう言いながらも夏の強過ぎる日差しも、木材には歓迎致しかねます。ブラック・チェリーなどは、日光に晒されると短時間でも紫外線の影響を強く受けて変色してしまいますので、夏にブラック・チェリーの完成品を運ぶときは要注意!中途半端な養生が跡になって残ってしまう事もありますので油断大敵です。さて、雨の合間を縫って収めさせていただいたのがこちらの『イエローバーチ』のダイニングテーブル。木目や色合いの派手さはありませんが落ち着いた雰囲気が魅力です。
名前は『イエローバーチ』ですが、決して原色の黄色を想像してはいけません。例えば『ハードメープル』に比べると全体的にやや黄身色を帯びているものの、俗に言う『赤身』部分が黄色いわけではありません。辺材とのコントラストは、メープルに比べるとはっきりしているものの、白身使い(木裏使い)をすれば、見た目にはメープルの木目を少しとぼかせたような印象です。指が滑るような肌触りのメープルに比べるとややザラリとした弾くような触感ですが、それも木の個性。
白系の木で家具を作りたいという要望の際には、メープル、ホワイトアッシュ、と並んでご提案させていただくイエローバーチですが、最終選考まではまでは残るものの、なかなか最後の1つにならないジレンマの時期が続いていました。同類の『カバノキ』にしてから、『カバザクラ』の名前で取引されてしまうぐらいですから、まだまだその名前と存在が知られていないのが原因です。こういう完成品の画像を通じて、その名前と存在が少しでも浸透してもらえるとありがたいのですが・・・。本来、OOの代用品などという方自体がその木に対して失礼な事だと思うのですが、一般の方ですと比較するものがないとイメージが湧きにくいと思い、ついメープルを比較対象としてしまうのですが、比べる相手が悪いのか、いつもそのメープルに競り負けてしまうのは何だか不憫。「イエローバーチでお願いします」なんてご使命を受けるとついニンマリとしてしまうのです!
| 昨日に続いてワンズ㈱さんのO様邸の無垢材のご紹介です。『ブラック・ウォールナット』が敷き詰められたリビングの中央の鎮座ましますのが、『パドック』で作らせていただいた少し小さめの可愛いセンターテーブルです。凹凸のある変形サイズではなく、ふたつのテーブルをずらして並べているだけです。長さが1200X幅が400X高さ400㎜で、お子さんがちょこんと座ってお絵かきや勉強も出来るサイズです。このまま隣の和室の床板敷きのコーナーにも丁度収まります。 | ![]() |
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今回は内装とのバランスを考えて、あまり杢目が激しくないものをとのご要望でしたので、ご提案させていただいたのがこのパドックでした。通常、パドックというと削ると鮮烈な紅色を放つもの㊧ですが、このパドックは非常に色合いが落ち着いています。鮮やかな紅色も経年変化でアサメラのように茶褐色に退色していくのですが、これは退色してこうなったという訳でもありません。ご縁があって天然乾燥で20年近く経過した材が手に入り、その一部を使いましたが、信じられないくらい色合いが落ち着いています。 |
| 人工乾燥機で強制的に急激に乾燥させたものではなく、知らず知らずうちに倉庫の奥で時を経たものなので、こういう風に色合いが経年変化したのかもしれませんが、まぎれもなくパドックです。柾目という事もあるのでしょうが、一般的なパドックとは随分印象が変わります。こちらが塗装前の状態ですが、更に色合いが淡白で、到底パドックとは思えません。この材料は、耳の無いストレートカットの挽き板です。パドックといえば辺材の白身と赤身のコントラストも面白さのひとつですが、こちらはこういう素直な柾目の取れる大径木ですから全身赤身で、耳付板のパドックとはひと味もふた味も違った雰囲気があります。今まで〔パドックで柾目〕、という概念がありませんでしたが、まだこの手の挽き材がかなりあるので、しばらくはシャープな柾目のパドッククをご提供できます。しかし、この在庫が切れたら、柾目のパドックなんてあり得ない贅沢でしょう。 | ![]() |
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今回製作してもらったのも、ウッドワークかずとよさん。いつもながら要望に完璧に応えていただきました。写真では写しきれなかったのですが、込み栓には、アクセントとして貴重な黒檀を!趣味で家具やクラフトをされる方は増えてきましたが、それを仕事・生業として無垢材を扱える本当の職人さんは多くありません。ウッドワークかずとよさんもその仕事ぶりから引く手あまたでかなりの仕事を抱えられているご様子。この世界でも「偏り」が顕著になってきています。 |
| 板目と柾目という風に挽き方を変えるだけで、その木の持つ印象や雰囲気は随分変わってきます。家具などをデザインする際には、すっきりした柾目も使い方次第でとても効果的なのですが、柾目の材を取る為には相応の大きさが必要になります。当然同じサイズでも板目と柾目では価格的に随分な開きが生じます。例え価格的な問題をクリアしたとして注文をいただいたとしても、物理的な問題で柾目挽きは出来ない場合があります。いくらでも金は出すから、幻の魚とも言われる貴重な天然のイトウのルイベをすぐに食べさせろ!と言ったって、イトウが釣れなければ食する事は出来ません。どうしてもイトウが欲しければ、釣りキチ三平と谷地坊主を呼ぶしかないのですっ!突然のマニアックな例えかもしれませんが、自然相手の仕事の場合、お金さえ払えば何でも出来ると思ったら大間違い。人間の思惑通りになんかいかないものです。 | ![]() |
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そこから自然に対する畏敬や畏怖、感謝などが生まれたのですが、それを強引に人間の都合に合わせてお金の力で何でも解決し、欲望を満たしてきた結果が昨今の拝金主義でしょう。思い通りにならないからこそ、それを追い求めたり、それを追求する姿勢は大切だと思いますが、自然の摂理を捻じ曲げてまでそれを満たそうと思うのはどうかと思います。さて、かなり話が飛躍しましたが、そういう意味でも大変貴重なパドックですので、骨の髄までしっかり使いきらせていただこうと思います。右の埃まみれで薄汚れた板をひと削りするとこんない美しい肌が現われます。柾目挽きの方が、乾燥後の狂いも少ないのですが、その表情の妙味を楽しむ広葉樹の場合は、特別な指定がない限り板目挽きにされるのが普通です。そのため稀に柾目の広葉樹を見ると意外な発見や驚きがあったりするものです。今回のパドックはまさにその典型でした。 |
| 最近いろいろ行事がありましてアップするのが随分遅くなってしまったのですが、久し振りにゾクゾクっとする色気のあるテーブルに出会いました。その家具には、弊社のブラック・ウォールナットを使用していただきました。ブラック・ウオールナットの家具はこれまでにも結構作っていますが、これには唸りました。ブラック・ウォールナットと一口に言っても、産地によってその表情はさまざまです。色合いの濃い薄いはもとより、こげ茶系の黒味が強い物から、赤身の強い赤茶系のもの、木目の素直なものから節まみれのもの等々。あっさりと仕上げるには、少し淡い色合いで素直な木目のものがいいのですが、私は個人的には節があって周囲に縮み杢が現れ、黒白込みこみのダイナミックな表情のものが好きです。その激しい醍醐味こそがブラック・ウォールナットの魅力だと思うのです。 | ![]() |
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長さが3600㎜サイズのロングテーブルです。幅は当然剥ぎ合わせてありますが、長手方向は1枚。6枚で剥ぎ合わせていますが、なかなかこのサイズのテーブルにはお目にかかれません。このサイズのテーブルが入る住宅もそうはありませんから。このテーブルを製作したのは、お馴染みウッドワークかずとよの池内一豊君。製作するに際してまずは1/10模型を作って全体のイメージを確認。住宅の場合、模型を作るのはよくあるのですが、家具製作の際にここまで作るのは珍しいのではないでしょうか。 |
| 毎回毎回作っていたのでは大変なのですが、ここまで複雑な構造だと実際に模型でみないとイメージが掴みにくいということもあるのでしょう。この模型、贅沢にも本物のブラック・ウォールナットで出来ています。とにかくデザインが秀逸なので、模型でも格好良さが際立ちます。こういうシャープなデザインにはブラック・ウォールナットがはまります。分かってはいましたが改めてこういう物を見ると、その存在感の強さを思い知らされます。国産の木どころか、世界の木でもこの木に対抗出来る木はなかなか見当たりません。 | ![]() |
| 7月の末がご自身のお誕生日なので、それに間に合えば・・・というご要望の家具のご注文をいただいていたのですが、何とか無事に誕生日に間に合って納品させていただく事が出来ました。それがこのブラック・ウォールナットのダイニング・テーブルです。プロの仕事において、「納期を守る」というのは必要最低限のルールなのですが、多くの人間の手が関わり作られていく家造りや家具の場合、いろいろな大人の事情でどうしても納期が守れない事もあります。お約束したことをきちんと守りたいと思うのは、誰しも皆同じことでしょう。どうしても間に合わない旨のお断りを連絡するのは、とても心苦しく申し訳ないのですが、今回のように予定日よりも早く納品できるとこちらも嬉しく、先方にも喜んでいただき、プラスの連鎖が広がります。製作はいつものウッドワークかずとよの池内一豊君、毎回いい仕事をしてくれます! | ![]() |
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このブラック・ウォールナット、100数種の木をを取り扱う弊社においても、圧倒的人気を誇る木です。一見すると物凄く癖の強い木に見えるかもしれませんが、実際に見るとさにあらず。『個性』という言葉が決して逃げ口上にならないほど、1枚1枚の杢のキャラクターが立っています。取り扱い樹種が多いので、興味があるのかもしれませんが、一般の方からよく、一番好きな木は何ですか?という質問を受けます。正直、どの木もそれぞれに好きですし、日々気分によって好みも変わってはきますので絶対的王者は決めにくいのですが、和材で『山桜』、洋材で『ブラック・ウォールナット』というのは揺るがず上位にいます。この組み合わせに共感する方って、きっとたくさんいると思いますが、どちらの木もそれぞれに『木に力と存在感』があり、単独でそれだけで眩しい輝きを放ちます。 |
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