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今日は節分ですが、我が家は三人の子供が時間差で次々とインフルエンザにかかり、「鬼は外、インフルエンザは内」状態です。節分といえば豆まきですが、木材にもマメ科があります。なぜか私の好きな木は、このマメ科に多いです。
思いつくままに挙げてみても、ゼブラウッド、パオロッサ、紫檀、パリサンダー、オバンコール、ココボロ、タガヤサン、ブビンガ、パドック、カリン、パープルハート・・・。いいです、実にいいです。唐木と呼ばれるものの多くはマメ科に集中していますね。そもそもマメ科は、550属で18000種を含む大家族ですから、多くの材が含まれるのは当然かもしれません。
そういえば、先々日にブログで取り上げたエンジュもマメ科です。日本、世界ともにマメ科の木は木目がはっきりしていて、表情が豊かです。通な人がはまりやすい木でもあります。とにかく奥の深い一族です!
以前に富山の井波に行った時に(富山ではいろいろ訪ねました。詳しくは今月の適材適所に書きました)、買ったキーホルダーですが、左からイチイ、エンジュ、クスノキです。1000円もしなかったと思います。思わず買ってしまいましたが、取れたり壊れるのがいやで使わずに机の中で眠っています(コレクターなので・・・)。イチイの茶&白のコントラスト、エンジュの色目、柔らかい印象のクスノキと、いい組み合わせです。使わなければ値打ちがないというのは充分分かっているのですが・・・。
鬼のインフルエンザが来た変わりに、福の神様も来られました。突然でしたが、以前紹介した『樹のぬくもり工房』の加藤さんが材料を買いに来ていただきました(下の画像左)。ニレやエンジュをお買い上げいただきました。是非【森のスプーン100】とかを作っていただきたいものです。まぁ100は無理にしても形を決めて、20から30種あると面白いし売れると思うのですが。その後30分ぐらいずてで『ユリイカ』さんが来られました(下の画像右)。詳しくは明日に続く・・・。
『樹のやすらぎ工房』加藤さん 『ユリイカ』さん
★今日のかけら番外篇・E004【ドラゴンツリー】Dragon tree リュウゼツラン科・和名/竜血樹(リュウケツジュ)
| 昨晩のテレビ番組「素敵な宇宙船地球号」を観ました。2008年の世界遺産登録され、 シンドバッドが立ち寄ったという伝説の島・ソコトラ島の不思議な木の話しでした。何の資源もないインド洋の小さな島が、なぜ世界遺産になったかというと、この島が大地変動に取り残され特異な進化を遂げた島で、貴重な植生物が生息しているからだそうです。「植物のガラパゴス」とも呼ばれるこの島にしか育たない奇妙な木、それが竜血樹です。もうこのネーミングからして惹きつけられます。観るのにも思わず力が入りました。 |
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でも全てが分かりすぎる事は、なんだか危険な気もします。やっぱり、クスノキやタブノキの巨木には神が棲んでいるし、竜血樹にもドラゴンが棲んでいるのではないでしょうか。でなければ、あんな姿になるはずがありません。そして竜血樹の血は、この地球の行く末を憂う竜の嘆きの血なのではないのでしょうか。そうであってはほしくないと願うばかりです。関連ブログ「竜血樹・ドラゴンツリー、ふたたび!」も是非ご覧下さい。 |
★今日のかけら・#005【槐/エンジュ】マメ科・広葉樹・愛媛産
最近、仕事をリタイアされて木工を始めた方とか、趣味で彫刻をやっている方が来店されることも多くなり、彫刻用とか木彫り用の木を所望されることがあります。木彫りの木材といえば、やはりクスノキ(樟)が有名です。クスノキの耳付きの板の在庫は結構あります。今月の『適材適所』でも【井波の彫刻】の事を書かせていただきましたので、クスノキの材料の事は今週改めてブログに書きます。話を戻します。弊社に来られる方は、そこまで本格的な方は少ないので、もう少し薄い板は?という事になり、エンジュ(槐)を勧める事もあります。
エンジュといえば、濃い茶褐色の心材と白色の辺材のはっきりしたコントラストが特徴です。その対比の面白さを利用した、フクロウの木彫りなどをよく見かけます。また表皮に凸凹した突起も出るので、それを利用した床柱や床框なども作られています。以前はそういう物もよく利用した物ですが、やはり和のテイストが強いので、最近の洋風化の傾向の中であまり使われなくなりました。こういう木は個性が強く自己主張するので、これだけが良くても、部屋や家全体のバランスを考えなければうまく収まりません。でもうまくはまると、腕組みをして唸るような「説得力」が生まれ、凄みさえ感じます。

エンジュの学名は、Sophora japonica(ソフォラ・ヤポニカ)といいます。種名のヤポニカとは、日本原産という事を意味するのですが、書物によっては古くに仏教とともに中国から伝わったという説もあります。そのため英名は、ジャパニーズ・パゴタ・ツリーとなっています。
名前の由来は、中国原産説が有力とされています。古代中国で「えす」と呼ばれていて、この古名が「えにす」になり、「えんじゅ」に転化したというものです。別名でコヤスノキとも呼ばれますが、これはその昔神功天皇がエンジュの木にすがって応神天皇を無事に産み落としたという伝説からきていて、安産のお守りとされています。
またエンジュは、「延寿」と表示されることもありますが、縁起のいい木でもあります。もとも中国の周の時代に、大師、太傅、太保の三公が、朝廷の庭に植えた三本のエンジュの前に座って執務にあたったという故事があり、それにならって大臣の位を「槐位」、朝廷を「槐庭」、大學の異名をを「槐市」などと称しました。
日本でもこのコントラストの強い気に何か神秘的なものを感じていたようで、飛騨地方などではこの木を家の玄関や門などに使うと、侵入しようとする鬼(災いごと)を防いだり、鬼を退治したり、封じ込めてくれるという言い伝えがあるそうです。
建築材としては、それほど大きくなる木ではないので、通常の構造材というよりは、前述した床柱や化粧の大黒柱という風にモニュメント的な意味合いで使っていただきたいと思います。数は少ないのですが、弊社にも大黒柱にも使えるサイズの柱が数本あります。
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