森のかけら | 大五木材


当ブログに記載の商品の料金、デザインは掲載当時のものであり、
予告無く変更になる場合がございます。
現在の商品に関しまして、お電話、又はオンラインショップをご覧ください。

20100814 2010虫からのメッセージ①ブログを始めてから、カメラを持ち歩く習慣がついたのですが、コンパクトなリコーGRを手に入れてからは尚更、お出かけの際の必須アイテムとなりました。接写が出来る事から、今までなら見逃していたような小さな物に対して特に注意を払うようになりました。先月号の『適材適所』で、弊社の倉庫で大量発生する【ウスバカミキリムシ(薄翅髪切虫】について書かせてもらいましたが、そういう小さな虫の顔面アップを撮るのには最適のカメラです。アップで見ると今までとは別の感情が湧いてくるから不思議です。

20100814 2010虫からのメッセージ②この【ウスバカミキリ】は、腐ったり弱った木を好む虫で、健康な(?)木材に害を及ぼす虫ではないのですが、蜜柑の木が大好物で、【森のかけら】製作用に集材していた蜜柑の木の幹や枝から大量に発生していたのです。蜜柑に喰い足らず、他の木にまで引越しするようであれば、仕方なく退治させていただくのですが、彼らにしてみれば、〔俺達の棲家を勝手に切り倒しておいて、見つければ叩き殺す極悪非道な生き物〕に映っていることでしょう。『木は決して人間のためだけに生まれてきたのではない』という事を謳っておきながら随分身勝手だなと思うのです・・・。

20100814 2010虫からのメッセージ③しかしその旺盛で貪欲な食欲は、殺すのは可哀想という感情を押さえてあまりある激しさです。蜜柑林檎の木が無数の穿孔跡を残し無残な白骨化となっています。まあ、これらの材はちょっと被害にあった段階で商品化は諦めていて、どこまで喰われるものかみてやろうという好奇心もあったのですが、ここまで喰うとは【ウスバカミキリ】恐るべし!折角ならこの顎力を利用して何か作れないかと考えあたりするのです。例えば彼らの好物を意図したように塗っておいてそこを齧らせる。するとデザインのような穿孔跡が浮かび上がる!

20100814 2010虫からのメッセージ④ありえない話かどうか、一時真剣に考えた事があります。うまくいけば、そこを綺麗に磨いて仕上げアートにならないものか。最近テレビで絵を描く象のCMが流れていますが、虫と人の合作アートってどうでしょう。作者「虫と私」みたいな・・・。その可能性を感じさせるような凄い穿孔跡を持つ木が稀に現れたりするものですから。左の画像は『』の木ですが、ここまでくるともはや彼らからの虫語の明確な意思、メッセージのような気配すら感じずにはいられません。この虫語、誰か翻訳できる人いないものでしょうか?




オンラインショップ お問い合わせ

Archive

Calendar

2010年8月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  
Scroll Up