森のかけら | 大五木材


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おはぎの感触

20110414 おはぎの感触①昨年秋頃から自宅の隣に建設中だった介護付有料老人ホーム(混合型特定施設)が、このたび完成して、先月開所式があり隣家の家主として出席させていただきました。四階建ての立派な建物です。建築中からその容貌は気になっていましたが、その名前もユニーク。施設の名前は『おはぎ』です。併設している の名前は『おだんご』。建設中からその看板が上がっていたので、子ども達が通学の行き帰りにその看板を目にしていて、「お父さん、隣におだんご屋さんが出来るよ!」と楽しみにしていましたが、期待が外れて残念でした。自宅とは目と鼻の先にある事務所&倉庫の西側に、以前は総菜屋さんの工場があったのですが、2,3年前に倒産して売地になっていました。どうやらそこに買い手がついたようで先日立会があったのですが、そこにも同じような施設が建てられるとの事。

 

20110414 おはぎの感触②隣近所に、風紀の乱れるようないかがわしい施設が出来るよりよっぽどいいのですが、車で少し走っただけでもその手の施設があちこちでたくさん建てられています。私自身は既に両親を亡くしていますので、あまり実感が湧きませんが、この地方都市にしてもそれだけ需要があるという事なのでしょう。開所式の前に施設をご案内していただきましたが、屋上からの眺めは抜群でした。この地に住み始めてもう20年以上が経ちましたが、彼方のミカン山から見下ろした事はあっても、こんなに傍から見下ろす経験は初めてです。

20110414 おはぎの感触③自宅のすぐ東隣に建てられてるので、三階からは自宅も丸見え。上から見るとこうなのかと不思議な気分。我が家が完成した頃は周辺はすべて田んぼで、自宅の隣の田んぼとは1mぐらいの段差があり、周辺の水路にはメダカなどの小魚や亀もいました。夕時になるとたまにキジの鳴き声も聞こえたりしたものです。松山市内といっても、中心からかなり離れた北部に位置していて、夜になると本当に真っ暗闇で、工場から自宅までのわずかな距離でさえ足元がおぼつかない暗さだったのが懐かしく思われます。

20110414 おはぎの感触④施設内部を案内していただいたのですが、自分に差し迫って必要が無いモノなので、折角の説明も上の空で、何か「木のモノ」はないかとそんな所ばかり見回していました。木の質感や肌触りの温もりなどは、小さな頃から皮膚感覚に染み付いているお年寄りの皆さんが入居されるわけですから、そこに郷愁も癒しもあるようにも思うのですが、「それを使い住む人」と「手入れし管理する人」が別の場合は、無垢は必ずしもベストの材として選択されないようです。

 

20110414 おはぎの感触⑤よく違った意味合いで『メンテナンスフリー』とされる無垢材(メンテナンスの必要が無いという事ではなく、比較的自由にメンテナンスが出来るという意味)ですが、その良さだけを享受して、面倒はご免となるとなると、やはりその選択には相応の処理や覚悟が必要になります。何が快適で、何がそうでないのか、その感じ方は立場で変わってきます。そんな中でも堂々たる「木のモノ」を発見、『桧風呂』です!サイズが小ぶりでしたが、それでも凛とした気品に満ちていて、贔屓目でしょうが、ホッとして心が落ち着きを覚えるのでした。




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