森のかけら | 大五木材


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20110603 我が家の山の木を伐るという事(1)①家を建てる時に、自分の山の木を使いたいという話は以前からよくご相談を受ける話なのですが、最近は家を建てるためという理由に関わらず、この類のご相談を受ける事が多くなりました。以前にもご紹介しましたが、弊社は大きな鋸を構えている製材工場ではないので、基本的には原木の仕入れはしていません。製材所が挽いてもらった製品、半製品を仕入れて販売しています。しかし、一般の方からすれば、きっと製材所も材木屋も同じ木を扱う「木のお店」という風に映るのでしょう。

 

20110603 我が家の山の木を伐るという事(1)②また、市内に数多くあった木材関係のお店もドンドン姿を消してしまい、そういう話を持ち込める場所が少なくなったという事もあると思います。たまたま弊社が交通量の多い国道の傍で商売しているので、駆け込み寺的にご相談に来られるのかもしれません。いずれにせよ、ネットも含めそういうご相談が随分増えてきました。地元の木で「森のかけら」を作るために、意図的に自ら「何か伐採予定の面白い木があれば・・・」という話は特定の方には持ちかけていますが、それとは別ルートからのご依頼ばかり。

 

20110603 我が家の山の木を伐るという事(1)③まず、自宅用に使いたいという要望ですが、多いのは親から山を相続したというパターンです。折角もらったものなので、眠らせておくのはもったいないので家の部材として使えないものか、という事なのですが、そういう場合の大半は、実際にその山がどこにあるのかも分からない、行った事もないというパターンが多いです。とりあえず相続はしたけれど、現物を知らないという事は、満足に手入れが出来ている山ではない、むしろ放置林というケースがほとんど。数ヵ月後には着工というような状態で、物理的にも伐採+搬出+製材+乾燥+製品という流れに乗せるには難しいものがあります。

20110603 我が家の山の木を伐るという事(1)④手入れの行く届いてない山から、設計士が望むようなサイズと品質の材が採れるとは到底考えがたいです。材質は問わないから、記念的な意味で1本でも使いたいという要望もありますが、そのためにかかる費用を提示すると大半の方は即断念されます。材そのもののコストよりも、(手入れされてなく搬出道があるかどうかも分からない)山から運び出し、製材し乾燥させて(工期が無いから当然人工乾燥)、製品に仕上げる(それで必ず望みのモノが取れるとは限らない)工程のコストの方が余程大きいのです。




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