森のかけら | 大五木材


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20110623 南部鉄器とアカンバロの恐竜①先日テレビを観ていたら、東日本大震災の影響で東北の木工や陶器などの伝統工芸にも過酷な状況に見舞われているとの報道がありました。こういうものは大型設備工場で大量生産するものではありませんので、道具1つ取ってみても長年使い込んで手に馴染んだ道具で無いと息の合ったものが作れないとか、非常に繊細なものだと思います。ただ利益を追求する事のみを第一義とはせずに、連綿とつながってきた技は非常に深刻な事態を迎えています。そうでなくとも後継者問題もあって、現在の伝統工芸の灯火は安穏としていられる状況ではありません。それは全国的な知名度のある伝統工芸ばかりではなく、各地域に根ざした小規模な伝統工芸にも言えることです。今回の件で、こういう伝統工芸が如何に個々の職人さんの気概や矜持で成り立っていたのかという事を思い知らされたような気がします。

 

20110623 南部鉄器とアカンバロの恐竜②そこで思い出したのが、数年前に岩手に行った時にお土産に買って帰った『南部鉄器』のペーパーウェイト。立ち寄った街中のお土産屋さんで買ったので、その商品名や由来は定かではありませんが、ひと目見てその造型に惚れて即決で購入しました。掌に乗せれるぐらいのサイズで、多分ニワトリ(首の後ろの突起物がトサカだと思っているのですが、違っていたらスミマセン)がモデルだと思うのですが、何かニワトリに思い入れがあるという訳で買ったわけではありません。この形があるモノを連想させたからです。

 

20110623 南部鉄器とアカンバロの恐竜③それは、メキシコの『アカンバロ遺跡』から発掘されたかの恐竜土偶です!私こういう話、大好きなのです。ご存じない方に簡単にご説明しますと、1945年にメキシコのアカンバロという村で、突然恐竜の形をした土偶が大量に発見されたのですが、驚くべきはその数実に32000個!更にその土偶の破片を使って炭素14による年代測定してみると、なんとそれは紀元前1100万年から1600万年という検査結果が出たのです。これは、この恐竜土偶が本物であるという科学的なお墨付きを得たということです!

20110623 南部鉄器とアカンバロの恐竜④無数に現われた恐竜土偶のデティールは、どう考えても恐竜のそれとしか思えないほど酷似しているのです。これが何であるかと子どもに見せても恐竜と応えるであろうその造型は疑う余地すらありません。数千年前に化石の復元もなかった時代に、イマジネーションだけでこれだけ完璧な造型が造り出せるものでしょうか。当時は、ミケランジェロやモナリザ・クラスの天才的な芸術家の素養を持った人類が溢れていた時代であったのでしょうか。実際に生きている恐竜を見ながら描いたとしか考えられないのです。

20110623 南部鉄器とアカンバロの恐竜⑤また、熱ルミネッセンス法という別の年代測定でも、2500万年前のものであるという結果が出て、その信憑性は更に裏付けられたのです。つまり、この2つの結果から、少なくとも恐竜は2500万年前まで生きていて人間と共存していたという事になり、6500万年前に恐竜は絶滅したとされてきた定説が大きく覆されたのです! 初めてこの話を聞いた時、私の胸は高鳴り鳥肌が立ちました!恐竜と人類の共存、まさに映画「ジュラシックパーク」や「キングコング」さながらのファンタジー(!)が現実のものとして太古の昔にこの地球上で実在したのです。かつて、石ノ森章太郎先生の「原始少年リュウ」に夢中になった少年の心は熱く震えていました。 しかし、これだけ学術的証拠があるにも関わらず、人類と恐竜共存説が巷に浸透していないのか・・・一抹の不安はありました、私にも。いやいや、ガリレオやダーウィンがそうだったように、あまりに世間の定説を翻すような驚天動地な説はにわかに受け入れ難いものなんだと・・・・原始少年は信じていました。少年の夢は明日へと続く!




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