森のかけら | 大五木材


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20120212 1さて、昨日の講演会の続きです。80歳になられる中條さんは「スーパードライの生みの親」にして、キリンビール再生の立役者として、企業経営に関わる人間ならしらぬ人はいない有名人。士官学校を卒業された気骨ある言葉々は、多くの著書に著され今までにも拝読してきましたが、当時の若かった私には理解しがたい日本観でもありました。それが今回はすべての言葉がスッと心に入ってきました。講演でも仰っていましたが、戦後世代の教わった教育には、連綿と受け継がれてきた「日本史観」が欠落していました。

20120212 2その歴史のありようの継承は断ち切られ、先祖に申し訳ない、子孫に恥ずかしいと、法律が無くとも秩序を保つ事の出来た『恥の文化』は、誰もが責任を負わない「恥知らずの文化」に変容していったのでしょうか條さんの講演の中でとても分かり易く印象に残ったのは、今から00年前にタイムスリップみて下さいというくだり。およそ500年前の日本は、室町幕府8代将軍の足利義政が銀閣寺を創建しましたが、当時まだアメリカ大陸は発見されてなく、ヨーロッパにおいては喜望峰が発見。その後の500年は、白色人種による有色人種支配、つまり白色人種による植民地化がした時代であったと。そして第二次世界大戦までアジアで植民地化される事がなかったのは、日本とシャム(現タイ国)だけであったという事実。世界に誇れる日本人の礼節と節操は、海外諸国からも羨望の的となり、当時の世界のリーダー・イギリスをして日英同盟を締結させるに至ったと。

 

20120212 3そして世界の誰もが日本の敗戦を信じて疑わなかった日露戦争での勝利まで導いたと、世界視座から見た日本人観を大きなスケールでお話しいただきました。かつて歌手のさだまさしさんが「防人の詩」を唄えば『右翼』、「しあわせについて」を唄えば『左翼』と、節操の無いこの国の「メディア」と呼ばれる揚げ足取りの媒体によって、神話の世界立脚した日本人のイデオロギーは相当に歪みいびつなものになったかもしれませんが、それも今の政治同様、国民ひとちひとりがどこまで真摯に日本や日本人観を考えるかにかかっていると思います。

20120212 4中條さんの記念講演のあと、地元の中学校吹奏楽部の記念演奏がありました2校のうち、1校はわが娘も通う川中学校。全国大会まで行っただけのことはあります。「日本を勇気付ける名曲たちメドレー」など堂々たる演奏でした。そして最後の謝辞は、主催された実行委員会の副会長でもある媛銀行の中山紘治郎頭取。この国の未来を背負う若人らの演奏の前に帰られた議員さん対して、残念であると述べられた言葉に対しては心の中で拍手を贈させていただきました。

 

20120212 5議員本人は出席されていない(代理)にも関わらず、演奏前にこそこそ退席するという行為はあまりに見苦しい。それぞれに理由があるのかもしれませんが、前段の中條さんの「口先だけで行動の伴わない政治家は世界で相手にされない」を地で行く行動。まさに厚顔無恥、皆で読み上げた立派な大会決議分が泣いておりますぞ!「恥を知る事」から始めなければ、高邁な理念も絵に描いた餅。建国記念日に多くのことを学ばせていただきました。このブログで誰かを責めるつもりはありませんが、市民の代表として政を司る公人ですから、その行動に尾責任を持つべきだと思います。奇しくも日本人の誇りを取り戻そうという建国記念日が、現代の我々に誇れる日本人を強く意識させた映画ぶさの封切日でもありました。それは偶然ではなく秘められたメッセージでしょう・・・私も自戒の念も込めて、まずは神話の世界をもっと勉強しようと決意したのでもあります。




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