森のかけら | 大五木材


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Exif_JPEG_PICTUREそもそも材木屋が木を見て、「この木が俺を呼んでいる」なんて言い出したらもうアウト!それは仕事を離れた趣味の境地。私なんて、ついついその境地に陥ってしまいそうになる自分にいつも活を入れて正気に戻しています。それで気が付いたら、もう手元(倉庫)にその木があって・・・なんて白日夢のようなことが、本当に起こってしまう事が怖い・・・。胸に手を当てれば恐らくそんな経験が2度や3度ではないだろうというのが、今回の銘木ツアーの個性派揃いの面々。

 

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市場に行って買う時はほとんど独りなので、今回みたいに他県から(愛媛・大阪・石川)現地集合で集まって市場に行って買付するのは初めての経験。それぞれの狙いは別々で、共同で仕入れるとかいうわけではないのですが、こうして仲間と一緒にセリに参加して、あれが買えたこれが買えなかったとワイワイ話が出来るのは楽しいもの。セリを通じて知り合いになる人もいて、これこれこういった木がどこにあるとかないとか、熱気のある市は格好の情報交換の場でもあります。

 

Exif_JPEG_PICTURE例えばこちらのような巨大な材があった場合、4人も材木屋が揃うとこの1枚の板だけでおかわり3杯はいけるほどに盛り上ります。これより大きい板を見た、うちにはこれに負けないぐらいの板がある云々。そういう話を熱く話すいい歳をしたオッサンたちが私は大好きです!ちなみにこちらの木は、長さが6m超で、幅は大の大人(角永君)が両手広げたぐらいの巨大なもの!材の雰囲気からウエスタンレッドシーダーだと4人で結論。勿論私たちは買っていませんよ!

 

Exif_JPEG_PICTUREよく誤解されますが、木も大きければいくらでも大きい方がいいというわけではありません。もの(材)が売れるには売れるだけの需要があるわけで、1枚板のテーブルであればほぼ畳1枚分が一般的な適性サイズ。それを超えると、材としての価値はあったとしても需要が極端に下がるのです。しかし、適性サイズを王道とするならば、その王道から脇に逸れた「あぜ道」を行く私にとって、へんちくりんなサイズこそが私の「規格」!ならば私が買うしかないのか~!こんなの買っても置くところがない、と顔では笑っていたものの、実は誰かが手を挙げなければ、置ける置けない、売れる売れないなどは別次元で、思わず手を挙げてしまいそうになっていたのです!寸前のところで私の中の『リトル高橋』が正気に戻り、あやうく事無きを得たという壮絶な格闘が私の中であったという事を同行したメンバーは知るよしもない・・・。

 




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