森のかけら | 大五木材


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20141215 14回生の学生から、卒業までにしておくべきことを問われ、「材木屋で木を担げばいい」と答えた材木屋。何をトンチンカンな事を・・・という空気感漂う中、材木屋は決して冗談などで言ったのではなかった。大人は誰でも学校の先生のように噛み砕いて分かりやすくものの真意を説明してくれると思ったら大間違い。キーワードのわずかな断片から本質を推理してこそ「おとな」のたしなみ

 

Exif_JPEG_PICTURE今どきの若者が木に触れるのはどういう場面だろうか?せいぜい技術の授業で版画や木工をする時ぐらいしかないのではないだろうか。森に行って立っている木を根元から見上げた人がどれぐらいいるのだろうか。ましてや原木に接することなど皆無ではなかろうか。先日、ネットである記事を見かけた。吉野杉の立派な原木をフツーの女子が1本購入し、杉に惚れたがあまり「おすぎ」という名前までつけて杉の原木に抱きついている画像がネットでアップされ話題となりました

 

Exif_JPEG_PICTURE記事の内容は、高価と思われていた「ゲンボク」が意外なほど安かったという事、家を建てたり家具を作るわけでもないのに、目先の利用目的を考えずに木を買った動機の怪、キワモノ的な側面で「女子の丸太買い」が報じられてしまったような印象を受けたが、恐らく彼女は政治的なイデオロギーや林業復興などという強いメッセージを持って原木を買ったというよりも、純粋に吉野杉の美しさに惚れこんで衝動的に買ってしまったのだと思いたい。木を愛する気持ちは万人共通

 

Exif_JPEG_PICTURE衝動でこの原木の数十倍もするブランドの服やバッグや宝飾品を買ってしまう事と吉野杉の原木を買ってしまう事が同等でないのだろうか。私にとっては、数十万もするそんなブランド品を買う事の方が余程事件だし、その神経が分からない。でもそれはその人にとってはきっとかけがえのないことなのだろうから百歩譲って理解しようと思う。だからこそ人は自分が好きなものを無性に手に入れたくなるものなのだ。例え周囲の人に理解されなくとも共感されなくとも・・・好きに理屈はないっ




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